読書メモ ・「戦うコンピュータ ―軍事分野で進行中のIT革命とRMA」 ・RMA(Revolution of Military Affairs):軍事分野の革命的変化。それを支える三本柱は「兵器のハイテク化」「コンピュータ化」「ネットワーク化」。 ・レーダー射撃管制システム ・同時に全周を見渡せるフェーズド・アレイ・レーダー。複数の素子が同時に発振すると合成波は直進、異なるタイミングで発振すると合成波は斜めに進む。 ・GPS誘導 ・センサーネットワークがステルス機の探知を可能にする ・ステルス技術のポイントは、レーダー電波を発信源に送り返さない点にある。レーダー電波を発信源とは異なる場所で受信すればステルス技術を打ち破れる。 ・兵站業務におけるIT革命 ・コンピュータが勝手に戦争を始める恐れ ・最前線の兵士にかかる責任と負担が増える ・アクティブ式暗視装置:赤外線サーチライトを備える。夜目が利く。 ・自動化防空システム(SAGE):1954年に構想された ・米イリジウム社は一旦は破産状態に追い込まれたが、軍隊を主要顧客とする方針へ転換 ・GIG(Global Information Grid):米軍全軍にまたがるエンタープライズネットワーク ・UAV:無人航空機。プレデター、グローバルホークなど ・弾道ミサイル防衛:センサーや迎撃手段がネットワークで連携して、多層防禦を実現 -目次- プロローグ ITの発達は、戦争のあり方を大きく変えた 1 機械と手作業で戦われた第二次世界大戦 2 機械よりコンピュータで効率をよくしよう 3 いわゆる“ハイテク兵器”の登場 4 ネットワーク化による情報革命の勃興 5 軍事作戦と通信と暗号 6 ネットワーク中心戦闘とRMA 7 民生品の軍事利用(COTS)は花盛り 8 情報通信技術の進歩とRMAがもたらす、新たな課題 |