読書メモ

・「天才! 〜成功する人々の法則
(マルコム・グラッドウェル:著、勝間 和代:訳、講談社 \1,700) : 2011.06.06

○印象的な言葉
・たった一人で成功した者はいない
・ティッピングポイント:あるアイデアや流行が爆発的に広がる劇的瞬間。そのためには少数の目利きに浸透すること、記憶に粘ること、環境が後押しすることが要件
・天才を生むための「外部要因」。天才の成功を「社会や共同体」の視点から捉えなおす
・自力で成功した(と思う)人間ほど、自助努力、自己責任を強調し、他人を責める
・我が国では、(成功できるかは)どの年に生まれたかが重要な意味をもつ
・わずかなアドバンテージが将来を左右する
・天才になるのに必要な訓練期間は「一万時間」
・「長時間にわたってトレーニングを積める機会」こそが「並外れた好機」。日本の問題は、この好機を受けられるチャンスが、若年層になるほど失われていること
・知能は必ずしも成功の要因ではない
・既存の権益がない人間ほど、リスクをとることができる

-目次-
プロローグ ロゼトの謎
第一部好機

第一章 マタイ効果
第二章 一万時間の法則
第三章 天才の問題点 その一
第四章 天才の問題点 その二
第五章 ジョー・フロムの三つの教訓

第二部 「文化」という名の遺産

第六章 ケンタッキー州ハーラン
第七章 航空機事故の“民族的法則”
第八章 「水田」と「数学テスト」の関係
第九章 マリータの取引

エピローグ ジャマイカの物語