読書メモ

・「オープンソースの成功 ―政治学者が分析するコミュニティの可能性
(スティーブン・ウェバー:著、山形 浩生、守岡 桜:訳、毎日コミュニケーションズ \2,800) : 2011.06.19

○印象的な言葉
・オープンソースコミュニティは扱いにくいが基本的によくある管理問題を面白いやり方で解決している
・オープンソースが政治や経済のプロセスを変えていく
・オープンソースは技術的美学と政治文化を打ち立てた
・自分の時間と労力と考えの一部をオープンソースプロセスに割くことを自発的に選ぶ人々
・オープンソースの理念:@面白くして、必ず実現させるAかゆいところに手が届くB一からやり直すのは最小限にC並行作業D大数の法則E文書化F早めのリリース、しょっちゅうリリースGたくさん話す
・オープンソースソフトウエアに貢献するLinux開発者の動機:芸術と美、天職としての仕事、共通の敵、エゴ拡張、評判、アイデンティティと信念体系
・スティーブン・レビー「ハッカー文化、信念」:コンピュータへのアクセスは無限であるべき、情報はフリーであるべき、権威を信じるな、分散化、人は作るモノの価値で判断し、 肩書きや身分証では判断しない
・ブルース・ペレンス「オープンソースコミュニティの原則」:自由、差別しない、現実主義、能力主義

-目次-
1 所有権とソフトウェアの問題
2 オープンソースの初期の歴史
3 オープンソースとその仕組み
4 成熟する生産モデル
5 オープンソースのミクロ基盤
6 オープンソースのマクロ組織
7 ビジネスモデルと法律
8 世界を変えたコード?