読書メモ

・「だから歌舞伎はおもしろい
(富澤 慶秀:著、祥伝社新書 \740) : 2011.04.26

○印象的な言葉
・戦後の哲学ブームで、西田幾太郎「善の研究」の出版に長蛇の列ができた
・知らないことは恥ではない。素人の目で見つめてみる。無知を振り回すには度胸がいる
・左利きが一人もいない。寿司屋の職人も同様
・人間が人間を差別することに平気になってはいけない
・死者を葬るとき、左前に着物を着せて棺おけに入れる
・隈取は浮き出た血管などを表現することが多い
・気楽に見ればいい。複雑な筋を追い、理屈で理解しようとするから眠くなり、つまらなくなる。美しい場面に酔い、演技を堪能すればいい
・それぞれの役者で違った演技を見比べる
・人生の忘れ物

-目次-
〈第一幕〉何でだろう??素人(しろうと)記者の素朴な疑問
〈第二幕〉四百年の知恵??ただならぬ奥行きの世界
〈第三幕〉古今独歩の歌舞伎空間
〈第四幕〉歌舞伎を支える女性と子供
〈第五幕〉喜びも哀しみも??血と肉の音色(ねいろ)
〈第六幕〉お楽しみ??観劇の合間に etc.