読書メモ ・「脳力(のうりき)のレッスンII 〜脱9.11への視座」 ・「自分はいかなる時代に生きているのか」という時代認識。立ち位置を確認。時間軸と空間軸の中で位置づける ・冷静になれば「結局、お釈迦様の手の中でもがいていたに過ぎない」ことに気付く ・「物事の本質を考える力」たる脳力 ・大空から世界を見渡す鳥の眼と、しっかりと地面を見つめる虫の眼 ・21世紀型先進国家としてのシンガポール。イスラム圏としてのアジア ・最大の債権国・日本が債務国・米国を支える構造 ・イラク戦争という不条理への加担 ・国際人としての空海。中国に渡った西暦804年、日本の人口は500万人。唐時代の中国は超先進国。長安は人口100万。国際交流の基点だった。 外国かぶれにもならず、偏狭な外国嫌いにもならない。 ・空海の世界観を貫く「全体知」。世界総体を体系的に、調和的に捉え、人間に潜在する仏性を信じて絶対平等の世界を訴える。時代と正面から向き合う壮大な「統合された知性」 ・お遍路さん。「同行二人」、空海とともに歩きぬく。 ・東洋的考え方(鈴木大拙):「主客未分化の全体知」を生きる。専門化という流れの中で分断された知性。全体観を見失った -目次- 1 脱九・一一の世界への視界―時代の空気に向き合う 2 現代資本主義の死角 3 ユーラシアの新潮流 4 迷走するアメリカ 5 小泉・安倍時代の日本との並走 6 歴史に胆力を学ぶ |