読書メモ

・「インターネットの法と慣習 〜かなり奇妙な法学入門
(白田 秀彰:著、ソフトバンク新書 \700) : 2011.04.18

○印象的な言葉
・知的財を最も適切な媒体を利用しつつ自由な形態で提供することで、利用者の便宜を図るべき
・あるプログラマーが作った画期的なソフトウエアが新しい世界のあり方を示し、そのユーザグループがその世界を広げようとするとき、その活動は政治運動である
・今、ネット上で直面している社会変化も、過去に起きた出来事と構造を同じくしており、その表面的な装いが異なっているだけ
・大きな社会変化の時代には、何事も相対化し、原理的にかつ合理的に考えることが大事

-目次-
第1章 法の根っこを考える(そろそろ真面目に「法」について考えよう
法と法則
大陸法と英米法の考え方
イングランド法についてちょっと補足)
第2章 権利をしっかり知っておく(自力救済と紛争解決
名誉と自力救済、そして法
知的財産権制度と封建制について
権威と典礼)
第3章 これからの法と社会を模索する(政治的であることについて
メンドウな事態とポリシー・ロンダリング)