読書メモ

・「悩む力
(姜尚中:著、集英社新書 \680) : 2011.04.11

○印象的な言葉
・確信するまで悩むしかない
・死は無意味、ゆえに生も無意味
・人の心は悩みの海
・生きる価値を見出す、生きる意味を問い続ける。
・苦悩する人間は役に立つ人間よりも高いところにいる(V.E.フランクル)
・やみくもに前進していく世の中をある距離感をもって見つめる
・文明が進むhど人の孤独感が増し、救われがたくなっていく
・西洋近代文明の根本原理を「合理化」に置き、それにより人間社会が解体され、個人がむき出しになり、価値観や知のあり方が分化していく(マックス・ウェーバー)
・時代を引き受ける。流れに乗る。ぎりぎり持ちこたえて、時代を見抜こうとする
・悩むことを経て、恐いものがなくなる。まじめに考え抜いた果てに横着になる。考え抜いて突き抜けろ。
・日本が鈍い鉛色に見えるのは眼が曇っているから

-目次-
序章 「いまを生きる」悩み
第1章 「私」とは何者か
第2章 世の中すべて「金」なのか
第3章 「知ってるつもり」じゃないか
第4章 「青春」は美しいか
第5章 「信じる者」は救われるか
第6章 何のために「働く」のか
第7章 「変わらぬ愛」はあるか
第8章 なぜ死んではいけないか
終章 老いて「最強」たれ