読書メモ

・「ケンカの作法 ―批判しなければ、日本は滅ぶ
(辛 淑玉、佐高 信:著、角川oneテーマ21 \686) : 2011.03.16

○印象的な言葉
・弱い男ほど暴力を使う。形を変えていくと軍国主義。戦争とは口できちんと対応できない男たちのなれの果て
・力を持つ者は力を持たないものたちに泣くことは美しいなどと教え、怒りを忘れさせる。その手に乗ってはならない
・どんな相手も権力に擦り寄った瞬間からバッサリ斬る
・企業の暴走を防ぐための労組の健全化。権力の暴走を防ぐための反権力としてのジャーナリストの必要性。司法の健全化

-目次-
第1章 なぜ日本人はケンカをしないのか(批判なき「改革」は国民を殺す
自分で考え、批判せよ)
第2章 ケンカができない日本の野党(匿名の攻撃者たち
プアーホワイトの怨念 ほか)
第3章 階層化する会社と政治(気づかなければ、批判もできない
そして弱肉強食社会がはじまる)
第4章 尽きないケンカの相手(小泉政権がふやしたもの
「正義」とは何か ほか)
第5章 二世が日本を駄目にする(二世社会は階層社会
社会を硬直化させないために)