読書メモ

・「カンブリア宮殿 村上龍×経済人1 〜挑戦だけがチャンスをつくる
(村上 龍:著、テレビ東京報道局:編、日経ビジネス人文庫 \762) : 2011.05.12

○印象的な言葉
・良い経営者は「明るい」。希望を他人に示すことができる
・経営者は短期の犠牲によって生まれる中長期の希望を示さなければならない
・根拠などなくてもいいから、とにかく明るくふるまう必要がある危機が必ずある
・優れた経営者は、常に危機感をもち、謙虚で、現場に足を運ぶことでコミュニケーションを大切にする
・すべての源泉は現場。現場が自由自在に動ければ次の戦略をつくれるようになる
・付加価値を与える動きが仕事で、それ以外はすべて無駄
・ホンダを変えることに自分たちの価値がある。ホンダのために働くと考えること自体、既にホンダウェイではない
・三勿三行:怒らず・恐れず・悲しまず。誠意・正直・愉快
・いつもホームランを狙うような感覚ではヒットは生まれない
・硫黄島の戦い。壮絶な戦いのおかげで、日本がアメリカから馬鹿にされずにいる
・アイデアを思いついたら、同時に百人くらいは同じようなことを思いついている。いかに早くものをつくって、世の中に出すかが大事
・大きくやることはかっこ悪い。親父が丹精込めて一生懸命やっている気持ちが伝わるからお客さんは買っていく
・幸せなのは自分の仕事で泣けること
・営業の仕事はお客さんを知ること
・無理を一週間続ければ無理じゃなくなる
・事業はギブから。xxのためになる。xxのお役に立つ。xxのお手伝いをする。それが事業になっていく
・やりぬく意志。本当に正しければ、いずれルールは変わる
・全部、天の責任にしておけばいい。ほとんどのことはうまくいかない。うまくいったらラッキー
・世の中の変化についていったら負ける。トレンドをつくらなければいけない
・横並びの競争になると、価格競争以外ありえない
・経営者が社員とお客様を大事にしようと思うと、ある程度の自己犠牲は免れない
・周囲の人が喜んでくれるのはもっと楽しい
・株主だから何をしてもいいというのは極論、自分勝手
・組織を全体として機能させるためには、哲学を共有することが大切。利他。
・メディアは精神論ではなく、具体的に、何をいつまでに、どうすればいいのかを明確に伝えるべき

-目次-
1 進化を止めないメジャー企業
2 能力・人格・経営
3 技術を支える頭脳と精神
4 陽気で真摯な挑戦者たち
5 異端から正統へ
6 自己と組織の変革