読書メモ

・「イノベーションの神話
(Scott Berkun:著、村上 雅章:訳、オライリー・ジャパン \1,800) : 2011.06.17

○印象的な言葉
・シュンペーター:「経済の本質は均衡を破壊すること」。均衡を崩す5つのファクター、 @新たな市場A新たな価値をもった製品や、既存製品への新たな価値の付加B新たな製造プロセスC新たな素材D新たな組織
・イノベーションとは「パフォーマンスの新たな次元を生み出す変化のこと」(ドラッカー)
・ひらめきはxx年に渡って研究を続け、その成果を一つのものとしてまとめ上げた結果だった
・とても素晴らしく見えるイノベーションは、小手先に走った技術に終わりがち
・知性に溺れすぎないイノベーションは可能性を秘めている
・進化とは現在の環境に適合していることを示しているだけで、「優れている」ことを意味しない
・イノベーションに至る確率を高めることができる道を判断する考え方:@自らを知るA集中的に、しかし一歩下がって確認するB規模を大きくしていくC幸運と先駆者の功績を認める
・イノベーションの普及速度は驚くほど遅い
・イノベーションの普及速度を決める5要素:@相対的なメリットA互換性B複雑さC試用可能性D観測可能性
・重要なことが起こっていることは、そこに笑いがあることで判断できる。とても楽しそうなことがあるように見える。笑いと驚きが同居
・投資家、供給者、従業員、小売店、顧客、競争相手を説得できた場合のみ、成功できる

-目次-
まえがき
1章 ひらめきの神話
2章 神話:私たちはイノベーションの歴史を理解している
3章 神話:イノベーションを生み出す方法が存在する
4章 神話:人は新しいアイデアを好む
5章 神話:たった一人の発案者
6章 神話:優れたアイデアは見つけづらい
7章 神話:上司はイノベーションについてあなたより詳しい
8章 神話:最も優れたアイデアが生き残る
9章 神話:解決策こそが重要である
10章 神話:イノベーションは常に良いものをもたらす