読書メモ ・「ホンモノの思考力 〜口ぐせで鍛える論理の技術」 ・メモの型:メモをとるべき内容を型として頭にインプット。3WHAT「それは何か(定義)」、「何が起きているか(現象)」、「その結果、何が起きるか(結果)」 ・論述の型:型に沿って話す順番や言い回しを決めておく。主張表明(私はこう考える)⇒意見提示(確かにxx。しかしxx)⇒根拠(なぜなら)⇒結論(このようなわけで) ・主張表明で暴言を吐く⇒意見提示は「決まり文句」で⇒根拠で深く切り込む ・反論の型:反対意見表明⇒意見提示⇒根拠⇒結論 ・背伸び思考:相手に自分を大きく見せようとする精神 ・全ての学問はそれ以前の常識に対してノーと宣言するもの ・バカに見える会話:道徳的説教ばかり。何かというと精神論にしてしまう。具体性のない理想論。実現するためにどうすべきかという具体的なことがない。 少ない情報で決めるつける。証拠がない。他人の考えを鵜呑み。疑うことを知らない。すぐに感動し感心する。思考停止。 ・思考するためには対象との距離をある程度とる必要がある ・反論のテクニック:定義(その言葉の使い方はおかしい)、現象(現状認識が間違っている)、結果(もしxxなったら、どうなるのか)、理由・根拠(それには別の理由がある)、 歴史的状況(かつてこんなことがあった)、地理的状況(他のxxでは同じことがあった)、対策(xxしようとするともっと大きな問題に突き当たる) ・自分のほうが事情通であることを分からせる ・相手の考えが甘いことを分からせる ・個性重視、自主性重視のせいで混乱が深まった。叱り飛ばすことも強制することも、集団行動を押し付けることもできなくなり、教師は生徒をコントロールできなくなった ・ほとんどの生徒は自ら学ぼうとしない。学びたくなるのを待っていたら教育は成り立たない。まずは押し付ける必要がある。訓練が必要 ・答えは一つではないという口実のもとに、「単純な二分法」を嫌う。様々なものを灰色にし、ぼやけさせる ・個性を大事にするという名目のもと、型どおりに考えることを否定。テクニックも論理も教えない ・政治家や識者の意見を鵜呑みにして情緒的に意見を変えない ・主張を裏付けるために知識を増やす。関心も自ら学ぼうとする意欲も生まれる。様々な考え方、様々な答えがあることを知る。洞察力、総合力がついてくる -目次- 第1章 二項対立思考と型思考と背伸び思考 第2章 二項対立で考えを練る 第3章 「型」を用いて知的に話す 第4章 「型」を用いて他者の意見を知的に理解する 第5章 「型」を用いて知的に反論する 第6章 背伸びをして知識を自分のものにする |