読書メモ ・「精神科医は腹の底で何を考えているか」 ・思いいれや同情が過ぎると、ろくなことがない ・淡々と事態を整理し、とりあえず出来ること・出来ないことを見極め、なすべきことの優先順位を定める。一方で共感と洞察といたわり ・薬とはそもそも毒物 ・思い込みか迷信か、名人芸だか分からない処方 ・自信に満ちた態度とステータスの作用 ・大いなる凡庸は、大いなる安心につながる ・あやふやな善意などはマイナスに作用しかねない ・熱血や情熱がいつでもベストではない ・動じることなく一貫した態度をとり続ける。相手の視野の外に存在している可能性を示唆する。もっと広く遠くが見えること ・雑多な要素が集積することで一人の人間が形作られている。パッチワークで出来上がっている。ツギハギだからほころんだり矛盾したり不連続 ・繊細な部分における苦悩や逡巡や努力を「成果主義」的な視点のみに立脚して踏みにじらないでほしい ・言葉にすることの難しい曖昧かつ含みのある事柄。分かりやすい正論や、シンプルな原則論だけではこぼれ落ちてしまう要素が多い -目次- 第1章 赤ひげ医師・熱血医師・愚かな医師 第2章 相性ということ 第3章 技術と人柄 第4章 優しさと支配 第5章 物語・心・世界 第6章 偽善と方便 第7章 幸福・平穏・家族 |