読書メモ ・「逆境を生き抜く名経営者、先哲の箴言」 ・運のよさ、よい縁 ・よき人であり、徳がある。生き方、考え方の根本がしっかりしている。共鳴して人が集まる ・不況のときは普通のことをやっていてもだめ ・本業にしっかりと軸足を置き、景気変動に右往左往しない ・お客様に新たな見せ方をする ・衆議独裁:議論はするが、最終的には独りで決裁する ・人真似ほどリスクは大きい。独創だからこそ競争相手がいない ・人間である以上、情のために理を超えることはあるべき ・ネアカ、のびのび、へこたれず ・P.ドラッカーは日本では熱心なファンがいるが、米国の経営学コースでは主流ではない ・文化大革命当時、中国共産党は孔子を排斥した。儒教の封建主義が共産主義とは相容れなかった。現在は中国国民の精神的支柱を取り戻そうとしている。文化的遺産。 中国の指導者たちは革命を遂行するためには共産主義を超えた普遍的な思想が必要だと感じている ・菜根譚:自然と閑居の楽しみを説く。淡々とあるべき ・孫子:書物の名称であり、人名ではない ・原油の決済通貨としてのドルに疑問がもたれたら、ドルはもたない。信用を毀損しているのは米国の双子の赤字。財政赤字1兆ドル超えは数年は続く ・大きな広告主である輸出関連の大企業の意向に沿った情報しか流さないメディア ・良いときも悪いときも自分のスタンスを変えず、原理原則を貫いていく ・思考の三原則:本質を見る、長期で見る、多角的に見る ・知識をベースに自分で考えることで、見識にまで高めていく。行動に移していくと、胆識となる ・模範とする師、書がなければ、指針とするものがなく、方向性を見失う -目次- 1章 逆境を生き抜いてきた名経営者の知恵と胆力 松下幸之助(松下電器産業(現パナソニック)創業者) 伊藤雅俊(イトーヨーカ堂創業者) 鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長、最高経営責任者) ほか 2章 歴史と先人の哲学が教える、危機への対処法 ヘーゲル(一八‐一九世紀、ドイツの哲学者) 曾国藩(一九世紀、中国・清朝末期の軍人、政治家) 孔子(紀元前六世紀‐五世紀、中国・春秋時代の思想家。儒教の創始者) ほか 3章 資本主義の危機に、一個人としてどう備えるか 今回の金融危機の原因と、「一〇〇年に一度の不況」は本当か 現代の資本主義が抱える問題 日本の抱える問題、及び世界の覇権の行方 ほか |