読書メモ ・「伽藍とバザール ―オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト」 ・伽藍方式(中央集権的な開発。伽藍のように組み立てる。大聖堂)とバザール方式(Linux界、分散型) ・早めのリリース、しょっちゅうリリース。任せる。オープン。コミュニティ。 ・ハッカー文化 ・贈与経済。生存に必須の財がたっぷりあるせいで、交換ゲームがおもしろくなくなったときに起きる ・評判ゲームモデル。名誉、名声を競う ・何を書けばよいか分かっているのが「よいプログラマ」。何を直せば(使い回せば)いいか分かっているのが「すごいプログラマ」 ・建設的な面倒くさがり、怠け者 ・再利用。共有 ・ユーザも共同開発者。デバッグに役立つ ・リーヌスの一番賢い、影響力のあるハッキングは「Linux開発モデルの発明」。ネットが可能にしたゆるい協力体制 ・バグや開発上の袋小路を避ける第六感。楽な道を見つけ出す直感 ・一員となることでエゴを満足させる。仕事が絶えず進歩しているのがご褒美 ・問題を直すより、見つけることのほうが難しい ・デルファイ効果:意見の平均は、ランダムに選んだ人の意見より予測精度が高い ・カテゴリーキラー:ニッチを見事に満たすソフト ・科学も工学もソフト開発も、ほとんどは独創的な天才の手によるものではない ・意識的に全世界を才能プールとして使う ・Linux関連文書の驚くべき多様性と品質と詳細さ ・オープンソースが成功した理由の一部は、プログラミング人口のトップ5%しか受け入れないこと。プログラマの生産性の違いを見せ付けられる ・伝統的なソフトプロジェクトの60〜75%は完成せずに終わるか、顧客に拒絶される。半分以上は達成不可能か間違った目標を目指して進んでいる ・創造的な遊び。喜びが資産。楽しみが能率を上げる ・グループ開発に火をつけるのは、いいアイデア一つ ・EGCS:gccの高速版。機能面でも、最適化・信頼性でも向上。主要Linuxディストリビューションも移行 ・創造的なチームワークは真のコミュニケーションに依存 ・ハッカー文化の純粋主義で狂信的な部分を軽く嘲笑する ・ハッカーコミュニティは厳格な能力主義。「とにかく動く」コード。 ・リーダーに求められる謙虚さと気高さ。あたりの柔らかさ。よい判断力 ・オープンソース開発の最後の処女地はアプリケーション。技術音痴のためのプログラム。 ・共同開発者たちの議決委員会。独裁権を巡回方式にする ・巨人の肩に立つ。先人の成果に積み重ねる ・開発コストをオープンソース化で下げることのメリット、ただ乗りの競合による損害 ・プロはソース非公開ソフトのセキュリティを信頼しない ・オープンソースのクライアントソフトをばらまき、サーバソフト(サービス)を売る★ ・ソフトをフリーにして、コンテンツを売る★ ・システムインテグレーションや品質保証、サービスに専念。周辺サービス、付加価値の提供で商売★ ・オープンソースは自由と平等を実現するためのツール。(⇒政治にも応用できる) ・オープンソースにしただけでは、みんながチェックしたり貢献したりしていくれるとは限らない。ハッカー資源は無限ではない ・使う人が増えればうれしい。最悪、自分ひとりでも構わない ・世界は解決されるべき面白い問題でいっぱい ・バザール方式での翻訳 <その他> ・オープンソースがベースでもカスタマイズサービスなら金を取れる★ ・高度なツールを使いこなし、価値を生み出すエンジニアを売る★ ・依然として巨大企業が独占し、ユーザに高コストを課しているサービスを、劇的に低コスト化する技術 -目次- 第1部 伽藍とバザール 第2部 ノウアスフィアの開墾 第3部 魔法のおなべ 第4部 エリック・S・レイモンド大いに語る 第5部 ノウアスフィアは、ぼくたちの開墾を待っている |