読書メモ

・「不正アクセスの予防とリスク管理
(キャシー・クロンカイト、ジャック・マックロウ :著、武藤 健志:監修、夏目 大:訳、ソシム \2,800) : 2011.08.21

○ポイント ・公開鍵暗号方式は処理速度が遅い。秘密鍵暗号のスピードを活かし、公開鍵暗号の安全性を鍵の受け渡しに活かすハイブリッド暗号システム
・メッセージ認証コード(MAC):認証とメッセージ(データ)の整合性の確認の両方に使用。ハッシュ関すと秘密鍵を組み合わせる
・デジタル署名:認証、メッセージの整合性の確保、否認防止に利用。秘密鍵暗号でなく、公開鍵暗号技術の一種
・デジタル証明書:認証機関(CA)が特定の人物や団体が身元を詐称していないことを証明する
・S/MIME:電子メールの暗号化方式の標準。メールの暗号化だけでなく、デジタル署名により身元の詐称も防止。基礎になっているのはRSAの公開鍵暗号。
・PGP:メールの暗号化、デジタル署名を利用できる。RSAアルゴリズムを基礎とする

-目次-
第1章 ハッカーの生態
第2章 不正プログラムとデマメール
第3章 電子メールを安全に利用する
第4章 Webサイトとeコマース
第5章 暗号化技術とその応用
第6章 消失/改ざん/窃盗などからデータを守る
第7章 ネットワークのセキュリティ
第8章 物理的なセキュリティ
第9章 リモートコンピューティング/無線通信に伴うリスク
第10章 ハッカーの攻撃への対処
第11章 セキュリティ対策の実際