読書メモ

・「インターネットフォレンジック ―ネット犯罪を解決する電子証拠の収集と分析
(Robert Jones:著、(株)エディックス :訳、オライリージャパン \2,200) : 2011.08.07

○ポイント
・フォレンジック:科学捜査のこと
・国際規模でスパム活動を行なうためのEメールリレーサーバをセットアップするウィルス
・Eメールのメッセージヘッダーの偽造
・Webサイトを訪問するたびに洩れる情報
・PDFやWord文書に隠されている情報
・DNSレコードの改ざん
・ブラウザの偽装:Konquerorブラウザは特定ブラウザを装うようにセットアップしたり、User-Agent文字列を送信しないようにセットアップできる
・ドキュメントの偽造
・dig:DNSルックアップ・ユーティリティ。nslookupが前身
・whoisの偽情報。レジストリに偽の連絡先が登録されている
・危険なサイトほど非常に短期間でなくなる
・類似ドメインネーム:フィッシングなどで元のドメインネームとそっくりに見えるドメインネームを使う。
・Privoxy:ローカルプロキシ。クッキー、ポップアップ、広告をブロックできる。オープンソース。サーバーではなく、自分のPCにインストールして使う。 localhostの8118ポートにSSLリクエストと全てのhttpを送信する。
・PCのIPアドレスを隠すには外部プロキシが必要。
・プロキシネットワーク:ネット上に分散しているサーバやノードのネットワークを使用して、onion routingネットワークを構築。ターゲットのWebサーバに最終的に送信されるまで、 複数の「Tor」ノードを通じてhttpリクエストをリダイレクトする。ノード間の通信は暗号化されている。

-目次-
1章 はじめに
2章 ネームと数値
3章 Eメール
4章 不明瞭
5章 Webサイト
6章 Webサーバー
7章 Webブラウザ
8章 ファイルコンテンツ
9章 人と場所
10章 活動パターン
11章 ケーススタディ
12章 対応策