読書メモ

・「「エコタウン」が地域ブランドになる時代
(関 満博:編、新評論 \2,500) : 2011.02.01

○印象的な言葉
・ものごとは辺境から起こる
・粉砕した間伐材とセメントを混合。透水性、保水性に優れ、強度はそのまま、軽量
・地域内の木材循環。地域内で安くエネルギーを供給。木質ペレットも県外に運ぶと流通コストがかさむ
・酪農・畜産の糞尿を高温メタン発酵で液肥として利用。厳寒地でも問題ない。大腸菌に対する殺菌作用、雑草種子の発芽を抑制。糞尿による土壌・水質汚染、悪臭を防ぐ
・リサイクルの原材料としての廃棄物の確保が問題。その輸送コストの問題、排気ガスの発生

-目次-
循環型社会に向かう地域
第1部 条件不利地域の「自立的」な取り組み
 岩手県葛巻町/ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち
 岡山県真庭市/バイオマスを核に広がる重層的ネットワーク
 香川県直島町/瀬戸内海のエコアイランドの展開
第2部 「エコタウン事業」の展開
 福岡県北九州市/産業から地域へと広がる戦略的環境活動
 神奈川県川崎市/公害のまちから国際環境都市へ
 岐阜県/循環型社会の形成に向けた取り組み
第3部 循環型の「まちづくり」に向かう
 北海道帯広市/廃てんぷら油で路線バスが走る
 山形県長井市/レインボープランの現状と課題
 長野県飯田市/まち全体がエコタウン ほか