読書メモ

・「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見
(ジム・ロジャーズ :著、林 康史、望月 衛:訳、日経ビジネス人文庫 \838) : 2011.05.22

○印象的な言葉
・日本は出生率がとても低く、政府の国内債務は悪化を続けている。10年以内に深刻な問題が起きる(←2005年時点のあとがき)
・天然資源の上昇相場は2014年から2022年の間のどこかまでは続く。過去の商品上昇相場は15年から23年は持続した。 原材料の上昇相場が1999年の初めに始まった。(←同上)
・世界の巨大油田はどれも35年以上前に発見されたもので、弱体化が進む。産油量が減少。(←同上)
・オーストラリアやカナダなど天然資源産出国は、今後10年はほとんどの国を上回るパフォーマンスを上げる(←同上)
・21世紀は中国の世紀。中国語は最も重要な言語になる(←同上)
・株にも債券にも投資していない。投資しているのは商品だけ(←同上)
・投資家にとって必要不可欠な性質は鋭く深い思索を重ねることができるか。徹底的な調査と思索。実地調査。地べたからの視座。
・9.11テロは米国の外交政策の失敗。敵を作りすぎた。世界的視野と歴史観がない
・新しいものや新しい人を呼び込み、新しい市場を開拓することで米国は発展してきた(EUはそれと同じことを行なっている)。そうした精神を失いつつある
・旅することは生きること(アンデルセン)

-目次-
黄色いベンツ
若いトルコ
中央アジアの迫りくる破局
中国に最高の資本主義を見た
新アジア危機―女が足りない
デジタル・モンゴル
結婚
アフリカ上陸
ガーナのブローカー
踊る修行僧
アラビアン・ナイト
六〇〇〇万人が罪を雪ぐ
マンダレイからの道
ラパスの探偵ごっこ
父の墓
家路、再び