読書メモ

・「「知の衰退」からいかに脱出するか? 〜そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!!
(大前研一:著、光文社 \1,600) : 2011.06.27

○印象的な言葉
・自分自身は判断基準を持たず、自分以外の大衆の選択に乗る。日本人の非常に危険な国民性
・単純なメッセージが好まれる傾向。情緒的な感動、涙への臆面もない傾倒
・竹島問題:日本が「とことんやるぞ」という姿勢を見せたら、韓国も考え直すだろう
・知識獲得のために使っていた時間を思考に使えばいい
・危機なのに危機感が持てないほど知が衰退してしまった
・メシを食っていく手段の”三種の神器”:英語、ファイナンス、IT(それを駆使した論理思考、問題解決法を含む)
・我々ほとんど全員が何らかのカラオケ資本主義に染まっていて、その技術の後ろ盾で歌い踊っているに過ぎない。重要なのは、カラオケ構造を創造する人間
・21世紀のリーダーに必要な資質・能力:@方向を示すA程度と方法を示すB具体的にやってみせるCできる人間を連れてくる

-目次-
第1章 「低IQ社会」の出現
第2章 官製不況の根は「知の衰退」
第3章 1億総「経済音痴」
第4章 政局と「集団知」
第5章 ネット社会と脳
第6章 無欲な若者と学力低下
第7章 「集団IQ」を高める教育改革
第8章 「低IQ社会」で得をしているのは誰か
第9章 勝ち組から学べ
第10章 21世紀の教養