読書メモ

・「Google Android入門 〜携帯電話開発の新技術
(嶋 是一:著、技術評論社 \2,280) : 2011.03.15

○印象的な言葉
・携帯電話は最も人間に近いところにあるネットへの入り口。利用者の行動や情報を一番収集しやすい位置にある。ターゲティング広告への活用。PCとの違い「属人機」
・ドライバなど各社が開発する資産は、一定の条件でソース公開せずに済む
・MEMS:部品の小型化や省電力化として注目される
・GPLライセンス:修正ソースの公開義務がある。公開方法までは規定されていない。要求があった場合にGPL部分のソースを送付する方法をとる企業もある
・Androidコンポーネントのライセンス:Apache ライセンスV2。ソース公開義務がない
・Googleにとってネット接続機器を増やすことは、Web広告やサービスを伸ばすこと
・Webサービスで、携帯電話のプリセットのアプリケーションが不要になる
・Andoroidの登場で、コンテンツプロバイダに新しいサービスの参入機会が与えられる。
・WebKit:HTMLレンダリングエンジン。Appleが開発。Safariにも使われている。フルブラウザ
・Androidエミュレータからもネット接続可能
・Dalvik VM:Android用にGoogleが独自開発したJava仮想マシン。レジスタ型(レジスタがあるCPUが前提。Sun Microsystems のJavaSE向けVMはスタック型)。 独自のVMとクラスライブラリを使うのは、Java Community Processの手順を経ると時間がかかり、開発速度にマッチしないため。ライセンス料のせいもある。Javaのしがらみから脱却。
・開発用のシミュレータでは回線速度のシミュレートも可能
・Intent:画面の遷移やアプリケーションへの遷移を行なうためのメッセージを伝えるボールのようなもの(オブジェクト)
・DroidDraw:XMLを記述することなく、GUIで画面のXMLが記述できるサービス(サイト)
・組込み用途のDB、SQLiteをサポート
・バッテリーに配慮したプログラム:通信を最小にする、液晶ライトを点灯させない、処理を軽くする
・携帯電話ではネットワークが不安定でエラーが当たり前。適切に完了させないと、リトライや接続しっぱなしが発生する。
・Androidのライブラリで実装されているメソッドはC++で高速

-目次-
第1章 Google AndroidとOHA(Androidとは
Androidの正体 ほか)
第2章 Google Androidを使ってみよう(Android SDKでできること
実行環境と開発環境 ほか)
第3章 Androidの開発環境構築(開発言語について
総合開発環境Eclipse ほか)
第4章 Androidの仕組み(Androidアプリケーション
Activity ほか)
第5章 アプリケーション開発手順(はじめてのアプリケーション(初級)
画面を作ろう!(中級) ほか)