読書メモ

・「科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている
(丸山茂徳:著、宝島社新書 \648) : 2011.04.14

○印象的な言葉
・科学者共同体は巨額の税金の上に成り立った公的役割を担い、研究の最前線を社会に伝える責任を負っている。それを多くの科学者は忘れている
・知的遊民
・寒冷化対策のほうがはるかに深刻。寒冷化は国家を崩壊させ、世界を動乱の時代に導く原因になる
・CO2を60〜80%削減するとは、会社を60〜80%倒産させるということ
・気温が仮に一定であったとしても環境問題は加速度的に肥大し、食糧と資源の争奪は加速する
・宇宙線量と気温の相関。宇宙線が雲を発生させる
・太陽活動が落ち込むと地球は寒冷化する。宇宙線も増加する。地磁気が弱まると気温が下がる
・火山噴火による噴煙が寒冷化させる
・大気中のCO2よりも水蒸気の量の増加のほうが気温を上昇させる
・気温に影響を与える要素の、影響の大きい順:太陽の活動、地球磁場、火山噴火、ミランコビッチ・サイクル、温室効果ガス
・現在、我々は人類史上空前の物質的な豊かさの中にいる。石油の枯渇と共に、そのバブルの時代が終わる

-目次-
1章 「地球温暖化」CO2犯人説のウソと「寒冷化」の予兆(地球温暖化の犯人探し
なぜ二酸化炭素が主犯になったのか ほか)
2章 2020年『成長の限界』と人類の危機(『成長の限界』―急増する人口と石油埋蔵量が逆転する
人類を支えてきた石油が枯渇する ほか)
3章 人口減少時代の日本の政策(人口抑制策を打ち出せ
人口6000万人でも世界一の工業国になれる ほか)
終章 人類のバブルが崩壊する(なぜ洞爺湖サミットは失敗したのか?
世界同時スーパーインフレが始まった ほか)