読書メモ

・「鬱のパワー 〜落ち込んだあとに3歩前進する方法
(門倉 真人:著、講談社+α新書 \838) : 2010.12.29

○印象的な言葉
・ちっぽけな悩み。自分は恵まれている
・ポジティブシンキングは疲れる。鬱のときには役に立たない。自己嫌悪を強めるだけ
・鬱は努力や根性がありすぎるからこそかかる
・鬱とうまく付き合い、成長のチャンスに変える。自分を深く知る
・複数の要因が絡み合って、個人的な文脈の中で発症
・「執着性格」が世の中を支えている。性格ゆえに自分を追い込む。周囲に尽くすため惜しみなくエネルギーを使う
・ストレスはアドレナリンを増やす。神経過敏になる。リラックスしたり気分転換しにくくなる。心の動脈硬化。キレやすい状態
・ストレス解消にもある程度のエネルギーが必要
・ポジティブシンキングは自分を誤魔化したり、自己正当化、逃げる口実、先延ばし、見ないふり、言い訳など便利に使えてしまう。目をそらせば問題解決への道は遠のく
・失敗する可能性も含めた冷静なビジョンをもつ。失敗したときの対策も検討。→リアル・シンキング
・根拠のないポジティブシンキングは無謀な挑戦、思い込み
・肩に力が入っている→無駄なエネルギー。頑張りが空回り。頑張りどころがズレている
・プチ鬱を治す映画:「I am Sam」、「ポネット」
・災難はいったん受け入れて、その後は努力を続けるしかない。問題にしても仕方がない
・プチ鬱をなんとかやり過ごす。そんな自分でやっていくしかない
・現実はそれほど悲観すべきでもない
・理解され、受け入れられていると思える相手には人は心を開こうとする
・どれだけ楽しみを見つけられたかで差がつく
・仕事の速さ・早さで多少の質の低さをカバー。すぐやる習慣←エネルギーが必要
・失敗を恐れてグズグズして行動に移せない→失敗して失うものは小さい
・様々な価値観を取捨選択し、自己評価の基準を確立し、自我を安定化させようとする
・気がついたら疲れきっていた
・大脳が興奮状態では十分な睡眠や休養を取りにくい
・疲労した脳や身体は休息を求め、テンションが下がる。自律神経は交感神経優位から副交感神経優位となる
・自分の弱さと向き合う。それを受け入れる勇気
・心の栄養、潤い
・自分とうまくやれない人が他人とトラブルを起こす。自分を大切に出来る人は他人も大切にできる
・自責的な人が他人に責められると、必要以上に傷つく
・周囲に迎合し自分を抑制すると自己主張できず葛藤が蓄積する
・人生を楽しむ、自分らしく生き生きとしている
・本当の味方は負けているとき、弱っているとき、ダメなときに応援してくれる
・自分で自分がわかっていなければ心が満たされることはない
・親友とは無条件に受け入れてくれる人
・プレッシャーにこだわっているうちはプレーに集中できていない。楽しめばいい
・悲しみを受容する

-目次-
第1章 一億二〇〇〇万人の「プチ鬱」現象
第2章 ポジティブシンキングの落とし穴
第3章 人生を豊かにする鬱の真実
第4章 鬱になったときの正しい過ごし方
第5章 鬱を人生の大チャンスに変える方法