読書メモ ・「政権交代の内幕 〜民主党は日本をどう変えるのか」 ・政治指導者とは「断じて挫けない人間」 ・私心がある政治家は官僚に付け込まれる。守らなければらならいものが多い者は付け込まれる。失うものがない人間、私心やこだわりのない人間には迫力がある。協力を得られる。 自らを滅しても戦おうとする人間の強さと迫力。 ・政権交代は自民党への嫌悪、愛想を尽かした、自滅 ・衆院で320議席を取れば「3分の2ルール」が使える ・選挙の基本:一人でも多くの有権者と触れ合う、演説よりも握手の効果。相手の悪口を言わない。TVに出る暇があれば選挙区を一軒でも多く回る。 後援会幹部と酒を飲む。戸別訪問と辻立ち、支持者への御礼参り。国会議員としての足腰を鍛える。選挙区のメンテナンス ・自身への悪評に言い訳も反論もしない小沢一郎。民主党も所詮、道具と考えている ・自民党政権下で日本の国際的な地位と信用が低下 ・官僚と自民党とマスコミが作っていた政治システム ・自民党には派閥の権力抗争を通じてリーダーを育てる仕組みがあった。派閥教育 ・自民党は政治力より国民に受ける政治家を選ぶようになった ・世襲議員:政治家を甘やかし、劣化させるシステム ・知っていることを知らないと言える肝っ玉。「知らないふり」が情報集めの秘訣 ・国民はよりマシな政治を行なう政権を期待しているだけ ・グローバル化の中、日本国土の発展しか頭になり官僚の発想は時代遅れ。日本経済の現状認識を欠いている ・政治不況、官製不況 ・官僚制の逆機能:訓練された無能力。官僚組織の維持そのものが目的となっている ・官僚から一目置かれる人物が内閣官房副長官になれば、霞ヶ関は内閣に協力する ・予算配分という行政の根本を変える。政治行政の基本は予算にある。予算の総組み替えができれば利権にぶら下がる官僚や族議員は一掃される ・選挙を前にすると政策や意見の違いなど簡単に乗り越えられてしまう ・鳩山一郎が成し遂げた日ソ共同宣言 ・予算と人事が官僚機構の肝 ・政権交代すれば官僚の抵抗にも限界がある。抵抗すれば人事で干せばいい ・第一党になれない少数政党に政権公約を語る資格があるのか ・マニフェストは実現可能性を問うものではなく、政策を示し、達成度合いをチェックするための指針。メディアがすべきは達成状況の検証 ・記者クラブでは事前に質問を提出する必要があり、厳しい質問を期待できない ・マスコミが官僚批判しないのは敵に回すと情報がリークされないから ・ザル法の政治資金規正法。解釈や運用によってどうにでもなる ・一枚岩ではない官僚組織。自己防衛本能を発揮して、忠誠を誓う相手を代えたり、誓うふりをして、他にも保険を掛けたりする ・政権交代可能と知った今、国民には選択の余地がある -目次- 第1章 ドキュメント総選挙 ―そして自民党は崩壊した 第2章 官僚内閣制の罪と罰 第3章 民主党は霞が関に勝てるか 第4章 宰相・鳩山由紀夫論 |