読書メモ ・「Twitter社会論 〜新たなリアルタイム・ウェブの潮流」 ・瞬間的情報伝播力、速報性 ・コミュニケーションは得てして他愛もないことから始まる ・ネットサービスのキャズムはユーザ数100万人が目安 ・パーソナリティを押し出す ・意味のないつぶやきが40.55%(2009年8月) ・真偽を検証する機能がない ・一期一会的な大らかさ ・マイペースで ・何となくつながる ・Twitterでは複雑な議論はできない。込み入った話には向いていない ・メモ代わり、提案、教訓、豆知識、感想、解説、冗談、告知、イベント中継 ・個人の思いつきの行動を一瞬で伝播させる。問題の認知度を高める ・Twitter中継(tsudaる)が収益化に結び付く可能性。議論の論点やフレームを理解する力が増す ・公演中の発言の一部を抜き出したものは著作物とは認められない ・パネルトークなどで流れが分かるものは著作物性が認められる可能性がある。発言内容を噛み砕いてつぶやくのはセーフ。 ・話者の発言の要約をつぶやくことに、報道の要素が含まれていれば著作権侵害とはならない ・無料のイベント、公的な審議会、シンポジウムなどのTwitter中継は報道扱いできる ・社会問題が複雑化する昨今、メディアに求められるのは問題を「伝える」だけでなく、そこに潜む様々な論点・争点をオープンにし、解きほぐすことで、 問題の解決策と、その解決策の評価も含めて提示していくこと。 ・アジェンダ・セッティング(議題設定):議論の方向性を決定する。社会問題の争点を公共化する ・メディアはしばしば恣意的なアジェンダ・セッティングをして世論を特定の方向に誘導する ・真偽の不確かな一次情報は0.5次情報。裏を取り、検証し、信頼性を担保して一次情報にする ・イランは言論統制が厳しい。TVは国営放送のみ。新聞・雑誌は検閲を受ける。電話も盗聴されている ・行政手続法により、パブリックコメントを国民に求める手続きが導入された。市民が直接、政策に関われる唯一の機会 ・ユーザが得意分野で監視作業を行い、おかしなことがあればTwitter上で騒いで、影響力のある人やメディアにコンタクトして、その問題を深堀してもらう ・Twitterではワンワード・ポリティクスが起きやすい。分かりやすい言葉、刺激的ま文句 ・Twitterは細かい政策論争には向かない ・ネット通販の大原則は「ユーザに考える時間を与えたら負け」 ・現場の人間にしか分からない裏話、エピソード ・行き場のない言葉や思いを供養するメディア <感想> ・フォロワーの多いユーザがハブとなる ・Twitterに人々は微妙な距離感を求めているらしい ・「tsudaる」をツールでサポートできないか?より効率的に書くために。 ・深く考えずに反射的なコメントばかりの世の中になるのが心配 ・あの人は今どこに?何してる?その商品の復活を!まだ売ってるの? -目次- はじめに 第1章 ツイッターとは何か? 1 ツイッターで今、何が起きているのか? 2 ツイッターとは何か? 第2章 筆者のツイッター活用術 1 筆者のツイッター個人史 2 「tsudaる」技術 第3章 社会に広がるツイッター・インパクト 1 ツイッターとジャーナリズム 2 ツイッターと政治 3 ツイッターとビジネス スペシャル対談 勝間和代×津田大介 つぶやく力 ――ツイッターの可能性を探る おわりに |