読書メモ

・「Twitter革命
(神田敏晶:著、ソフトバンク新書 \730) : 2010.01.02

○印象的な言葉
・ソーシャルフィルタリング
・センサー化するTwitter
・ライブツイート:セミナーや記者会見、などで発言を要約して実況中継。議事録になる。入力スピード、内容の分かりやすさが求められる。(→差別化になる職人技)
・企業ツイート
・Twitterでレジスタンスの集結を呼びかける
・役所が市民からの苦情受付、解決までのやりとりをTwitterで公開
・Twitterによる市民サービス:現場の様子、安否情報
・面白ければ十分
・「今日はxxの日」と知らせるボット。ボットに特別な感情を抱く
・「xxですね、わかります」と鸚鵡返しするだけのボット。(→カウンセラーの手法。単純でも効果的)
・熱いメッセージをくれるボット、テキトー発言をつぶやくボット、その人がいかにも言いそうなことをつぶやく有名人ボット
・当意即妙な切り返しのできるボット(→人工無脳)
・機械はどこまで人間に近づけるか
・「思いついったー」(辿りついったー、ひっついったー、くっついったー、がっついったー)
・買ったものと金額をツイートするだけで買い物記録してくれるサービス
・日本語字幕は1行あたり10文字で、2行
・絵葉書の文字数のほとんどは150文字以下
・Twitter小説:短文でわざとぼやかす、意味深な内容にする。想像力で読ませる
・日本語ハッシュタグ
・Twitterで誰もがメディアになれる時代、メディア化する消費者、自分メディア。個人化するメディア。小型分散化。
・短文に凝縮された思い
・Twitterは条件反射的な内容が多い。いい情報をお裾分け
・Twitterはネタ9割、自分の分析コメント1割
・Twitterでマスメディアを中抜き
・おかしな発言はRTされず自然淘汰される、浄化作用
・他のメディアで確認が取れるまではうかつにRTしない
・ブロードキャストからナローキャスト、パーソナルキャストへ
・安価にセルフサービスで広告が出せるサービス
・iTunes2Twitter:iTunesで現在聴いている曲を自動的にTwitterに書き込んでくれるアプリ
・予定調和のマスメディア
・ソーシャルテレビ:テレビ視聴とTwitterの連動
・ネオ茶の間:テレビを軸にネットで視聴者がつながりあう空間。(→目の前に相手がいなくてもいい。ネオ井戸端会議。)
・ScreenJelly:PCのデスクトップの動きなどを動画で保存したスクリーンキャストをTwitterへ投稿するアプリ
・Twitterでタクシー予約
・ユーザは対話を求めている。ブランド作りに参加しようとする消費者
・一日一なごみ(→今日あった幸せな出来事、ほっこりする出来事を発信。嫌なニュースばかりのマスコミに対抗。一日一善)
・「ありがとう」の気持ちをつづる。(→今日あったちょっといい話)
・いい意味でユーザの期待を常に裏切る
・Twitter限定割引クーポン
・Twitterに書き込まれた自社への不満の声を自ら見つけ出す
・ユーザサポートには人間らしい対応をしてほしいと願うユーザ(電話のコンピュータガイダンスや、答えの見つからないウェブのFAQ)。 Twitterによるサポート。公開されていれば同じ問題を抱える人のヒントになる。誠意ある対応が公開されることで高評価につながる
・Twitterの壁紙をオンラインで作成するサービス
・自己紹介欄に書き切れなかった情報を壁紙に書き込む
・HootSuite:複数のTwitterアカウントを一元管理
・企業はテレビCMという短時間で企業メッセージを伝えることの限界を感じている。テレビはアテンション(関心)を喚起する媒体と割り切る
・自治体Twitterで地域おこし
・選挙はマスコミ向け公共事業。印刷会社も稼ぎ時。インターネット選挙が進まない理由は利権がらみ
・OAuth:Twitterが公開するAPI。Twitterアカウントやパスワードをサードパーティのサービスやアプリが使える
・Twitterで評判を聞く

<感想>
・アイデア、議論をリアルタイムで支援してくれるサービス、プログラム。画面の片隅に連想する言葉、フレーズ、URLなどを表示。
・自動マインドマップ:ツリーを勝手に連想して広げていく
・ハッシュタグは重複して作られることはないのか?
・Twitterの情報の信頼性の確保、デマが流布する危険性。
・Twitterを続けることがブログ、SNS同様、苦痛になってはいけない
・表現の自由。批判も自由。それを気にしていたら生きていけない。「しょせんTwitter」。失うものは大きくない。何もやらないことのリスク
・ボケ、ツッコミができるボット(オバカで憎めない)

-目次-
第一章 革命はもう始まっている
第二章 ツイッターの何がすごいのか?
第三章 メディア革命
第四章 ビジネス革命
第五章 革命は終わらない
あとがき