読書メモ
・「IT達人の仕事術」
(ITmedia Biz.ID :編、ブックマン社 \1,500) : 2010.08.12
内容と感想:
IT業界の最先端で働く14人の仕事術を公開。
情報収集、アウトプット、データ管理、データ検索、情報処理、時間管理、タスク管理など多岐に渡る。
彼らが今考えていること、仕事への思いなども知ることができる。
その他、彼らの七つ道具や、1日の基本的なタイムスケジュール、仕事環境なども紹介されている。
愛用しているツールやソフトなども紹介されていて参考になるだろう。
○印象的な言葉
・コミュニケーションによってアイデアが出て、コラボレーションや動機付けができる
・会った人、見たモノについて良いところを見つけて絶賛する
・事業の継続性が大事だから、誰でも記事を制作できるような組織作りをする
・当たり前を積み重ねれば特別になる
・メールの件名はメールを開かなくても想像がつくように書く。返信でも「了解しました Re:〜」
・ディレクトリ型管理には限界がある
・話が通じるコミュニティ内は居心地はよい。その外では謙虚な気持ちと想像力が重要
・期待に結果で応えるのが基本
・仕事が出来る人:強みがある、任せられる人、現場を知る、自分が出来ることと出来ないことが分かっている、工夫ができる。必要ないものを的確に見分け、捨てられる。
・エレベータ・トーク:30秒〜1分程度で要旨を伝え、理解してもらう
・適当な道具がなければ自作する
・メールは時代遅れ。届いたかどうか、読まれたかどうかが分からない。相手のアドレスを知らなければ送れない
・ICレコーダーへの不満:録音データの気になるところにマーキングできないこと
・本当に重要な情報は複数のメディアから自然と何度も引っかかってきて、記憶に残る
・重要なものをキーワードだけ頭の片隅にストックし、それをサポートするシステムがあればいい
・多忙なときの対処法:大量の仕事も時間を細かく区切り、各個撃破する。あとに回せるものは極限まであとに回す
・嫌がらせをする人の対処に時間を割いたら、その人たちの思い通りになる(→テロリストも同じ)
・ネガティブな話はメールではなく、対面か電話にする
・会議は一回だけ、一期一会。はっきりした成果を期待
・チャンクワーカー:休暇も取らずまとめて働いたあと、長期間休んで放浪したりする働き方
・自分で実行せず、ノウハウ、アイデアだけを売るコンサルタントも多い
・コンサルタントに短時間でアイデアを聴き、言う通りに動いてくれる人に安く頼むことで費用対効果の高いビジネス
・世の中は結構いい加減に動いている。偶然とか成り行きで決まっている部分も多い
-目次-
情報収集術1 「情報のわらしべ長者のススメ」―「データセクション」・橋本大也
情報収集術2 「情報収集の一番の障害は時間」―「GIGAZINE」・山崎恵人
情報収集術3 「RSSリーダーの意外な利用法」―「ネットレイティングス」代表取締役社長・萩原雅之
情報収集術4 「半クローズドの“SNS型”」―「ビーコミュニケーション」代表・加藤恭子
アウトプット術 「アウトプットはエレベータトークを目指せ!」―「ガ島通信」運営者・藤代裕之
データ管理術1 「すべての情報をデジタル化」―「日本経済新聞社」産業部編集委員兼論説委員・関口和一
データ管理術2 「すべての情報をサーバに」―「産業技術総合研究所」・増井俊之
データ検索術 「さっきどこで保存したっけ?」―「IT戦士」・岡田有花
情報処理術 「忘れてしまったことは、重要ではなかったと割り切る」―「フィードパス」・小川浩・西川敦子
時間管理術1 「明日できることは今日やるな」―「2ちゃんねる」管理人・西村博之
時間管理術2 「シリコンバレー発“日米をつなぐ”働き方」―「Blueshift Global Partners」社長・渡辺千賀
タスク管理術 「すべてをメールに一元化」―前「ライブドア」代表取締役・山崎徳之
ボーナストラック 「席にいなくたって仕事はできる!?」―「Biz.ID」編集長・斎藤健二
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