読書メモ ・「「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か?」 ・お金に対して取ってしまう不合理な行動。皆が合理的になってしまっては社会がギクシャクする ・認知的不協和:自分が最良の選択をしたという自信が否定された場合、不都合で折り合いを付けられない。やることはやった末の結果なら受け入れやすい ・取引コストを差し引いた後、市場に勝てる投資家は15% ・多額の偶発的所得が発生したとき、その一部しか消費しない。少額の場合はその所得以上の消費を行なう(呼び水効果) ・行動ファイナンス理論:カネーマン、トヴェルスキー(ノーベル経済学賞)。プロスペクト理論 ・得しているときは、それを確保しようとしてリスクを冒さなくなる ・メーカー補償の1年間を除いた2年目から5年目までは最も故障が起こりにくく、保証が不要な時期 ・日本の硬貨は年銘のある方が裏 ・棚に多過ぎる商品を置くと物が売れなくなる。意思決定できずに買わない、買えない ・低金利下では長く多額を積み立てることが求められる ・行動感染:多くの人たちがとっている行動を正しい行動だと考える。防衛本能。情報量の少なさをカバーできる面もある。資産運用では役に立ちにくい ・肯定バイアス:都合のいい情報ばかりを偏って集めること。中立的な判断ができない ・4つの分散投資:銘柄、業種、資産、地域の分散。その他、規模、決算期、在外比率の分散も ・制御幻想:知っているから制御できるという誤った自信から生じるバイアス ・同じ価値でも近い将来の方が大きく感じ、遠い将来には小さく感じる(ケインズ) ・効率的で真っ当な意思決定 <感想> ・行動経済学、認知心理学の本 ・紙面の無駄ともいえる駄文が多い -目次- 第1章 「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か? 第2章 プロのファンドマネージャーでも市場平均に勝てないって本当か? 第3章 臨時収入は、なぜ酒代に消えてしまうのか? 第4章 新築時には、なぜ財布のヒモが緩むのか? 第5章 なぜ損するとわかっていながらも、下落する株を持ち続けてしまうのか? 第6章 買い物で貯まったポイントの正しい使い方とは? 第7章 試食コーナーのウインナーを食べる時の心がまえとは? 第8章 ルーレットで4回連続で「赤」が出た後に、また「赤」が出る確率は? 第9章 金利が高いとウサギが亀に買ってしまうのはどうしてか? 第10章 年収の20倍もするチューリップは、なぜ飛ぶように売れたのか? 第11章 どんなに騒がしくても、「あ! カネが落ちてる!」が聞こえてしまうのはなぜか? 第12章 「海外市場より日本市場の方が安心!」は本当か |