読書メモ

・「「勝負強さ」を鍛える本 〜勝ちぐせをつけろ!
(ジョン・C.マクスウェル:著、齋藤孝:訳、三笠書房 \1,400) : 2010.08.06

○印象的な言葉
・成功できる人とできない人の差は「逆境にあって動じない力」、「失敗を勝ちぐせに変える力」にある
・勝ちパターンは「得意技を結集して錐のように突き刺す」イメージ。得意技は3つくらいあるのが理想。逆境においても技に立ち返ればよい
・マーケットの隠れた需要、人々の意識の薄いところに深く穴をあけていく。お客さんの望みは何だろう?
・日本文化は柔軟性を重視。身体を決まった型にはめることで、心は解き放たれる。気にしなくていいことは気にしない。
・機会を自ら求め、実力を積み上げていく。実力を確認し、経験を積む
・大局を見れば忍耐力が生まれる
・成功とは目的地ではなくプロセス
・やるべきことをやっている限り、成功者と呼ばれようと失敗者と呼ばれようと、どうでもいい
・人を激励したり指導したりする時のアプローチ:価値を認める、努力を褒める、成果に報いる
・最悪の危機は疑いと恐れのために無気力状態に陥ること。自信を失い、希望を放棄してしまうこと
・行動するにはリスクもコストもかかる。何もしないことにかかる長期的リスクとコストに比べればわずかなもの(ジョン・F.ケネディ)
・失敗を恐れる人は苦痛から逃げている間に目的意識を失ってしまう。注意力が散漫になり焦点を見失う。エネルギーを浪費するだけで、どこへも行き着かない
・逃げるから苦しくなるのだ
・行動に感情がついてくる
・人生の大部分は過ちを犯すことに費やされるのだと開き直る
・自分の望みが分からないのは認識の問題、望みを追及できないのはやる気の問題、望みを達成できないのは忍耐力の問題
・自分のことより周りの人のことを第一に考える心構えを作る
・挫折を思い出し、それによって得られた恩恵をリストアップしてみる
・その目標はリスクを冒すだけの価値があるか
・何にも挑戦しないよりはリスクを負ってでも偉大なことに挑戦する
・風がないなら自分で漕げ
・完成しない仕事にいつまでもかじりついているほど消耗することはない
・ひらめいたら24時間以内に行動を開始すべき
・本当に失敗したのか?非現実的な期待をかけていなかったか?
・辛い体験をして変わらざるをえなくなった時、人は変化する
・この世で果たすべき仕事がまだ終わっておらず、使命を全うするために神が命を助けてくださったのだ
・性に合わない職業や組織で悶々としているほどストレスのたまることはない
・起業家となるべき人が、進歩の理念が後退しているとしか思えない組織で働いていないか?
・勝利は最も根気のある者にもたらされる(ナポレオン・ボナパルト)
・気分でなく、基準に従って行動する
・失敗に直面したときにも耐久力と回復力を発揮し、高いモチベーションを維持するための4つのアプローチ:目的意識、自己弁護をやめる、褒美を準備する、挑戦し続けることを決断する。

-目次-
1章 成功者と凡人を分ける「挑戦力」―頭を使いながら“リスクを取って動く人”
2章 逆境にあって動じない「忍耐力」―賢人は「目的」を追い、凡人は「願望」を抱いて終わる
3章 “勝つ直感”を呼び覚ます「行動力」―これが“ガス欠しない馬力”の源泉!
4章 人の心を牽引する「責任力」―どこまで“真剣勝負に生きる姿勢”を保てるか
5章 岐路に立って迷わない「決断力」―これが必ず“未来への突破口”になる
6章 一段上の仕事に目覚める「使命力」―もっと「大きな世界」で自分の力を試すために
7章 成功体質を強化する「持続力」―“不敗神話”を守るより、はるかに大切なこと!
8章 リスクに挑む「冒険力」―“現状維持”ほど脆いものはない!
9章 失敗から“教訓”を引き出す「学習力」―あなたに「害」を与えるものは「何か」を教えている
10章 自分の視界を広げる「複眼力」―どんな変化にもうまく適応できる“万能の柔軟性”