読書メモ

・「千載一遇の大チャンス
(長谷川 慶太郎:著、講談社インターナショナル \1,600) : 2010.01.09

○印象的な言葉
・敗戦国ドイツは徴兵制、本格的な指揮官養成、装備の全面的な国産化と、日本を大きく上回る再軍備を進めた
・日本国民の「順法精神」の徹底振り
・世界で圧倒的シェアの日本の工作機械、世界一の耐久性の建設機械
・金融危機は本格的不況の序章に過ぎない
・CDSなどを売る海外の金融ブローカーが日本を敬遠したのは、日本の金融行政当局が日本の金融業者に対してリスクを大きくとる経営を厳しくチェックしていたから
・日本の研究開発投資はGDPの3.1%。世界最高
・日本の高層マンションは鉄骨を骨組みにせず、鉄筋だけで建設可能
・世界の原発建設こう叔父はすべて日本がコントロールするのが現状
・粗鋼トン当たりの石炭消費量は世界でも日本は少ない。製鉄所では廃熱を回収して電力に変え、余剰電力は電力会社にも供給
・GMを支えているのは日本製プレス機
・1914年に開通したパナマ運河は米国陸軍工兵隊が作った。運河はアメリカ政府の所有
・米国の中古住宅市場は新築の数倍の規模
・2005年に航空産業の自由化を行なったインドネシア。新規参入が進み企業数は2桁。その後、運賃は3分の1に下落し、乗客数は5倍に。中古機を駆使、いつ墜落するか分からない。 民間空港の建設ブームが始まっている。
・19世紀後半の長期デフレ
・少子化が進むタイ。労働力不足に

-目次-
・ どうして日本は「金融危機」を避けられたのか
・ 世界に先んじて「バブルの崩壊」を克服した日本
・ 日本の製造業の「技術力」はどこから来るのか
・ 世界最大の機械工業を持つ日本の底力
・ 「余裕資金」はなぜ生まれたか
・ 自由経済は必然的に「行き過ぎ」を生む
・ 21世紀も「米国主導の一極支配体制」は続く
・ 金融市場の「国際化」で被害が拡散した
・ 新興国への打撃は国をゆるがす
・ 経済活動全体が危機に陥っている
・ 国際機関の役割
・ 成長力はどこから来るか
・ 米ドルが支える世界の経済活動
・ 21世紀は人類に大変明るい時代