読書メモ

・「ネットがあれば履歴書はいらない 〜ウェブ時代のセルフブランディング術
(佐々木俊尚 :著、宝島社新書 \648) : 2010.03.15

○印象的な言葉
・ギルド社会の復活。全員が職人の職人社会。一職人として堅実かつ楽しく生き抜くために専門性を高める
・趣味で鍛え上げた情報を仕事に。得意領域
・ネットは自らをプロデュースする空間。埋もれた才能に日の光を当てる。自分らしさを表現
・BPO:Business Process Outsourcing。社外の専門家に委託することで固定費だったものを変動費化。結果、残るのは経営戦略を行なう社員のみ
・情報を医師同士で共有したほうが医学は進歩する。患者本人の承諾があればいい
・電子カルテの普及率:病院で17.8%、クリニック、診察所で13%に留まる。(2009年8月)
・ネット接続の体重計。測定値をサーバに自動的に送る
・近代以前の日本ではプライバシーという概念そのものが存在しなかった(→昔の日本家屋が示している。部屋ごとに鍵などなかった)
・とりあえずアウトプットして判断を第三者に任せる
・タイトルで内容を想像させ、冒頭である程度説明する
・通名(ハンドルネーム、ペンネーム)でも発言を蓄積していけば信頼感は広がる。責任感も生じる。信頼を築く。アイデンティティが確立していればいい。実名にこだわらない。 匿名やペンネームのメリットは何か起きたときに実名の自分に関係のある家族や友人、会社などに迷惑をかけないこと
・「無視されてもいいや」的に気軽にツイッターに質問を投げかける
・情報がプラスになるようなスタイル
・個人が特定できないような情報にはアイデンティティは存在しない
・相手にとって有益な情報さえ出していれば名前はどうでもよい

<感想>
・ブログやツイッターを駆使して履歴書替わりにしてしまおう、という本。 匿名でもハンドルネームでも「有益な情報さえ発信していれば名前はどうでもいい」に同感ーん!
・子供に名前を付けるときにはネット検索するべし
・評判を気にしすぎてネガティブな発言や自由な発言をしにくくなると、本音が出てこなくなる
・エゴサーチ:悪意ある者によってなりすまされて虚偽の情報がばらまかれないか

-目次-
はじめに
第一章 「会社の名前で仕事をする」時代は終わった
第二章 ウェブ上でセルフブランディングする
第三章 ソーシャルメディアで人脈を拡げる
第四章 ツイッター活用術
第五章 ウェブサービスの利用法
第六章 情報はどの程度までさらすべきか
あとがき