読書メモ
・「お金の教養 〜みんなが知らないお金の「仕組み」」
(泉 正人:著、大和書房 \1,200) : 2010.10.16
内容と感想:
お金に苦労しないための、お金の「教養」を身に付けるための本。
上手なお金の貯め方や使い方、稼ぎ方、増やし方について学べる。
使い方に関しては、人生で最も大きな買い物であるマイホームの買い方や、生命保険の入り方に触れている。
著者が実践してきた貯金のルールがある。
貯金するためにお金の使い道を次のように配分したそうだ。
収入の2割を貯金、6割を生活費、2割を自己投資に割り当てるというルール。
この仕組みを実践していけば、あなたももっと人生を楽しめるかも知れない。
○印象的な言葉
・生命保険より損害保険のほうが重要
・住宅の価格は家賃の200倍以内に
・欲しいものがあるとき、1週間待ってみる。1週間後も欲しい気持ちに変わりなければ必要なものと考える
・最も簡単、確実なコストカット策は固定費を減らすこと。変動費を減らすことを継続するのはなかなか難しい
・住宅ローンを組む際は自動的に団体信用生命保険に加入させられる。契約期間中に契約者が死亡した場合にローンが払えなくなる心配がない。家にも住み続けることができる。
会社員の夫が死亡した場合には遺族年金が支給される
・生命保険料を払うより、貯蓄したり資産運用で増やす。加入するなら必要最低限の保証でいい。
・30代で死亡するより比較にならないほど高い確率で起こる交通事故
・マイホーム選びの難しさ「住んでみないとわからない」、価値観・人生観によって変わる
・マイホームは他人が欲しがる人気エリアで選ぶことで長期的に住宅コストが軽減し、将来の資産を作ることにもなる
・純資産をもつなら、20代で年収と同じくらい、30代で2倍、40代で3倍、50代以上は5倍を維持したい
・資金を運用するスキルのない人がリスクであって、投資自体がリスクなのではない。投資をしないリスクもある
・商品先物取引は予測も難しく、値段の乱高下が激しい
・投資は小さく始めてみて、自分に向いている投資方法を探していくとよい
・ウォーレン・バフェットの37年間の運用成績は平均すると年間22%
・自分の得た知識や経験を人に教えてあげることもチャリティ
・お金とは人生を楽しむためのツール
-目次-
第1章 お金についての考え方
第2章 お金の貯め方
第3章 お金の使い方〈小さなお金〉編
第3章 お金の使い方〈大きなお金〉編
第4章 お金の稼ぎ方
第5章 お金の増やし方
第6章 お金の維持管理
第7章 お金を与えること
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