読書メモ ・「自分をデフレ化しない方法」 ・日常の仕事が自己研鑽につながる会社選び ・経済は放っておいても2%成長する。2%分程度は生産性が改善される ・デフレ下ではお金だけでなく、社会に流通する希望や感謝の量までが減ってしまう ・デフレ脱却には通貨量を増やすのが一番簡単。50〜70兆円の国債を日銀に買い取らせる。将来の投資と考える。政治のリーダーシップと国民の後押しがあれば可能。 ・若年雇用の改善、日本の元気の回復、子孫の幸せ ・生活上の苦境、人生の悩みの8割はデフレが原因 ・ユニクロは企業努力によってデフレに適応したに過ぎない ・モノよりお金を大切にしてお金を使わないから、モノの値段が下がる ・円高で世界一高くなった日本人の人件費 ・2006年の一部上場企業の従業員は1996年の21%、人件費は14%減った ・家に限らず借りてすむものは借りたほうがいい。なるべく身軽にしたほうがリスクが少ない ・四谷大塚、Z会といった有名塾が作っている優れた教材は書店や通販で買える ・学生アルバイトを促成で講師にしている塾も少なくない。塾の料金は1時間6千円。親の自給がそれより高ければ塾に通わせるのはよい ・BMI:体重÷身長÷身長。22前後が標準。上回ると生活習慣病リスク、下回ると感染症リスクが増す ・会社を船に見立てて、自分が代わって船長になるくらいの気持ちで修行するか、機関長としてついてゆくか、見捨てたほうがいいか考える ・自社の財務状態の見極め:損益分岐点、資産・負債を同業他社と比較 ・営業の仕事は社員がどんどん辞めるから必ず求人がある。いつも人手不足の企業はキツくてすぐに辞めてしまう。そんな企業ならすぐに中間管理職になれる ・イギリスなどではリフレ政策、インフレターゲットが成果を上げている ・日銀にはバブル期に土地が値上がりしすぎたことを、日銀のせいにされたことをトラウマに感じている ・リーマンショック後、英米はお金の供給量を2、3倍に増やした。日銀は5%しか増やさなかった ・日本の景気はサブプライム危機の前から既に悪化していた ・量的緩和はお金の供給量を増やすことでインフレが起きると期待させ物価上昇率の予想をプラスにすることで、実質金利をマイナスにする政策 ・名目成長率が実質成長率を下回る状態が1995年から続いている。順調に経済が拡大するのに合わせて、適切に通貨発行を行なえば名目は実質を上回る。 ・政府が財政政策で赤字国債を発行すると長期金利が上昇、円高になる。輸出減少・輸入増加を招き、財政出動の効果は海外に流出する(マンデル・フレミング理論)。 ただし、同時に金融政策で円高を金融緩和により円安で相殺すればいい。 ・日銀や財務省には経済の分からない某国立大学・法学部出身者が多い。大手マスコミも法学部、文学部出身者が多い。 ・政府と日銀が共通の目標を設定し、責任を明確化。その達成きげんを公式に政策合意として発表。国民に約束。 ・戦前、昭和恐慌の傷跡をひきずっていた大衆は、やけっぱちな気持ちから軍部へ期待を寄せた ・現在、需給ギャップが35兆円ある。この分のお金を流通させればマイルドなインフレになる。国債発行で調達。資金は環境や教育の整備など社会資本や貧困層への所得再配分に回す。 モノではなく人への投資をすべき。国民一人当たり25万円。 ・日本政府は巨大な資産を保有。500兆円。半分は天下り団体がもつ。不要な資産は売却して借金を減らし、本当の借金はいくらか明らかにすべき ・使い道を教育に限定した回数券(教育バウチャー)なら、確実に教育にお金が遣われる ・ワーキングプアには補助金を与え、働きながら生活できるようにすべき。生活保護と自立を併用する ・介護は公的な性格が強い。主体は民間でもかなりの額の補助金を出すべき ・地方のバス路線がどんどん廃止されている。道路を作るよりバス路線維持にお金を使うほうが地域の人には歓迎されるはず -目次- 第1章 デフレだから希望がない デフレはなぜ怖いか デフレだからクビになる ほか 第2章 デフレ時代のサバイバル術16カ条 まずは収入の2割を貯める 蓄財は投資信託を活用する ほか 第3章 経済知識ゼロでもわかるデフレ デフレとは何か デフレとデフレスパイラルの違い ほか 第4章 こうやってデフレを退治しよう インフレは悪なのか インフレターゲットはどうやる ほか 第5章 もっとお金を配ろう 再分配がなぜ必要か 教育バウチャーの配布 ほか |