読書メモ

・「意思決定力 〜「決断」を仕組み化する55のルール
(本田直之:著、ダイヤモンド社 \1,429) : 2010.08.20

○印象的な言葉
・ライフスタイルの基本ルールを司るものが意思決定力
・誰かに意思決定してもらっていれば、周りが決めたことに振り回される
・会社や他社というカーナビに人生を任せていることで、意思決定力という人生の運転技術が衰える
・インデペンデント思考。責任をとるのは自分
・自信に必要なのは準備と根拠
・100%の解答を求めない。うまくいかないこともあるという前提で意思決定
・危機感をリアルに感じ取る
・即断即決が必要なのはトラブルと突発事項。反射神経が求められる。逃げずに対処。
・クレームによっては即断すると危険な場合も。影響、問題の本質を考える
・未来の決断については日ごろから情報収集やシミュレーションを行なっておく
・メディアがもつ権威に惑わされない
・本は自分だったらどうするか、考えながら読む
・人の意見には主張や性格など偏りがある
・セカンドオピニオンのように多角的な視点で情報収集する。収集そのものが目的化しないこと。時間をかけるべきは情報の取捨選択。
・Criteria:評価基準、判定条件
・ボトムラインを決める。絶対に譲れない、最低でも守りたい線。リスクなどの許容範囲。最策の場合も想定。
・パニックを起こすのは感情的な側面から見ているのが原因。一歩引いて見る。
・選択肢のパターン化ができていれば迷わない。成功率の高い選択肢を蓄積。
・Pro&Cons(プロコン):選択肢を挙げ、それぞれについてメリット、デメリットを挙げる。その選択肢を実行したらどうなるかシミュレーションし検証する。 デメリットを徹底して追及することで、取り返しのつかない過ちを犯すリスクを避ける。
・不測の事態、アクシデントに落ち着いて対応できる応用力こそ「実力」
・大胆な意思決定と緻密なリカバリー計画のセット
・Contingency Plan:最悪の事態に備えるための計画。パイロットの日ごろのトレーニングでは最悪の事態への対処に注力。
・失敗しながら実力をつける機会として利用する。本番中の練習。トラブルもスキルを磨く道具に。
・意見を聞ける人のチームを作る。優れた意見はある方向に集約されていく。無駄な選択肢が減り、意思決定の精度は高くなる。プロのアドバイスに従うことは選択肢を広げること。
・意思決定力を鍛えるためにアウェーに行く。異文化交流。苦手なこと、未知の分野に挑戦
・Off the beaten track:踏み固めた道を外れろ。道なき道を行け

-目次-
Stage 1 なぜ今こそ「意思決定力」が必要なのか?
Stage 2 大前提となる「基本ルール」を理解しているか?
Stage 3 「情報のインプット力」を鍛える
Stage 4 インプットした情報から、「選択肢」を抽出する
Stage 5 「シミュレーション力」を鍛え、意思決定する
Stage 6 意思決定で失敗しない、「リカバリー力」を蓄える
Stage 7 毎日のトレーニングで「意思決定力」を鍛える