読書メモ

・「「超具体化」コミュニケーション実践講座
(小宮一慶:著、プレジデント社 \1,500) : 2010.11.28

○印象的な言葉
・論理的思考力を高めると、コミュニケーション力も上がる
・経営にかかわるようになると、論理的に深いことを考えられるかどうかが成否を左右する
・コミュニケーションも具体的に、論理的に伝えなければ、相手から何のアクションも引き出せない。コミュニケーションは意識を共有しないと始まらない。 目的を達成するために「次の一歩」を明確に示す必要がある。すぐに行動に移せる内容に落とし込む必要がある、それが「超具体化」。
・コミュニケーションの第一は「心理バリア」を下げること。相手に自分を受け入れてもらう。聞く態勢をもってもらう。相手に興味を持つ。深く知りたいと思う。 相手の望んでいることを想像しながら話をすれば、「あなたは特別」というメッセージが相手に伝わる
・人を動かすには周りを巻き込め。人に納得して動いてもらうには、相手の心を動かす必要がある
・論理的思考とは「イメージの細分化」。例え話をする
・エニアグラム:人がどういうときに一番エネルギーが出るかを9つのタイプに分類するもの
・理解は偶然、誤解は当然
・課題は細分化し、他のものと比較できるレベルまで細分化する
・バカの壁:表面に見えることだけが全てだと思い込み、その先にあることが見えない
・頭に浮かんだイメージを絵を見るように文章にしてみる。それが適切に、かつ具体的に文章に落とし込めたかチェック
・アイデアは誰でも思いつく。そのアイデアが実行に値するものか、結果を残せるかどうかを仮説検証し、成功する確率を高めることが大事
・相手に伝わったかどうかを、相手に繰り返してもらうことで確認。話を要約してもらう
・初対面の人との最初のミーティングは「相手を知るセッション」と割り切る
・人の受け売りだと思われたら、相手の心に響かない
・相手に必要なことが何かを考え、これだけは知って欲しい、覚えて欲しいということを基準に話す
・会話に緩急をつける
・「魚の目」の視点:会社や業界、世の中全体の流れを見る目
・成功するために必要な資質は「素直さ」(松下幸之助)。素直さは謙虚さを生み、多くの人が協力してくれる

-目次-
はじめに
第1章 相手を「聞く気」にさせるのは心理学
第2章 「具体化」が理解につながる
第3章 「バリュー」と「インパクト」で行動を促す
第4章 なぜ「わかった」が行動につながらないのか
おわりに