読書メモ

・「それは、うつ病ではありません!
(林公一:著、宝島社新書 \686) : 2010.12.22

○印象的な言葉
・パワハラには当たらない、上司として当然の注意
・うつ病は脳の病気。神経伝達物質の変調
・カルシウムはイライラには効かない
・擬態うつ病の増加
・人はいろいろな義務を専門家に丸投げするようになった。自ら考え動くことを放棄している
・薬に頼り続けることによって人間として成長する機会を失う。自分の力で解決すべき問題から逃避しない
・死別による気分の落ち込みは人間として自然な反応
・ウソの説明でも本人のためになるなら正しい治療
・気分障害:うつ病に似ているが、うつ病でないものすべて
・うつ病かそうでないかよりも、適切な対応や治療の提供のほうが大切

<その他>
・無能な政治家ばかりになる→それが政治家というものだと皆が思うようになる→問題が軽視され、正しく対応されなくなる

-目次-
序章 この人、ホントにうつ病なの?
1章 うつ病は治ります
2章 うつ病・カオスの時代
3章 擬態される、うつ病
4章 うつ病・カオスの時代・医学界篇
終章 こころの風邪は、うつ病ではない