読書メモ ・「一流になる力 〜ビジネスで勝ち残るための教科書」 ・これからの時代を生き延びるために必要なのは「正しい考え方」。「いい仕事をしよう」「お客様のため」 ・運が悪いときは誰にもある。不運を逆転し、リカバリーしていく ・仕事の本質はオン・ザ・ジョブだけでは分からない。オン・ザ・ジョブだけでは「人並」にしかなれない ・一流とはプロのこと。他社でえも通用する、自分の名前で仕事ができる人。 ・今後、数十年間、日本の経済成長率は低い状態で推移する ・資本や設備を速いスピードで回転させ、富を生み出すことのできる人間には大きな価値が出てくる ・ある程度の年齢になった人に求められるのは経営能力。「多くの人を動かす力」か、その人にしかない特殊技能 ・高いパフォーマンスを出せれば年齢は関係ない ・知恵とは得た情報を人にとって意味のあることに変える能力のこと ・思い出や感動を与えるビジネスは不景気でも売上が落ちない ・ぶれない哲学 ・義は利の本なり(春秋左氏伝) ・米国での解雇のやり方:ブルーカラーの場合、年功が短い人から解雇される。若い人はよそで勤められる可能性が高いから。ホワイトカラーは能力の低い人から解雇される ・どうしても動かない部下がいる。それは上司のミスではなく、採用のミス ・上司に結果を責められた場合、言い訳するより「ここまではやりました」と言えることが大切。「やり方をコーチしてもらえませんか」と交渉する ・正しいプロセスで努力を続けていたら、パフォーマンスは上がるはず ・お客様に合わせて、会社も変わっていく。自社都合で組織をいろいろいじっているような会社はろくな会社ではない。会社はトップ次第 ・適切な人をバスに乗せる企業が成功する(「ビジョナリー・カンパニー2」)。熱意があり、かつ倫理観、職業観、価値観が会社の考え方と合う人。そういう人を採用する ・30代半ばまでにやっておくべきこと:正しい考え方の確立、生きていくための技を磨く ・ビジネスパーソンが身につけておくべき「技」:今の仕事に関係すること、(会計や会社法など)会社に関係すること、(マクロ経済など)世の中全体に関係すること。 これらは会社で偉くなっていくと、その順番で必要になる ・他の人よりほんの少しだけ上を行き、頭だけでも抜けていれば世の中から注目される ・意識して本質的な部分について学ぶ時間を作る ・マクロ経済の統計数字が読めると、世界の動きが見えてくる ・日常の仕事の周辺にあって、もう少し難しい内容を学ぶ ・税理士レベルの仕事なら商業高校でしっかり勉強した人であれば十分こなせる ・日本の貯蓄率が低下しているのは高齢化が原因。貯金を取り崩している高齢者が増えている ・プリペアード・マインド(準備された精神):パスツールの言葉。準備を怠らない。何かが起きたとき即座に対応できること ・管理は経営の本質ではない ・「今の仕事が嫌だから辞める」というのはキャリアダウンに至る道筋 ・人は頑張る人間にはチャンスをやろうと思うもの ・自分がコントロールしていると思っている間は、仕事が多くてもストレスは感じない ・好きな仕事でないと限界まで努力するのが難しくなる。知識を深めたいと思えない。スキルアップもしない ・天職:楽でない、たいへんなことを、楽しくやれること ・アメリカの場合、新規雇用が毎年180万人、毎月15万人生まれるかどうかが景気が良いかどうかの分かれ目 ・中国は一人っ子政策にもかかわらず、生産人口が毎年増え続けている。増える労働力を吸収するには年率8%程度の経済成長が必要 ・アメリカ経済の復活を占う指標は住宅着工件数。年間150万戸が必要。現在は住宅価格も下落し続けていて、金融機関が疲弊して住宅ローンが組まれていない。着工も激減している。 住宅市場が落ち着くまでは、これを担保とするローンも組めないため、自動車も売れない ・世界経済がブロック化する怖れがある ・冷戦が終わったからアメリカは日本に金融の自由化を迫った。日本の特別扱いをやめようとした ・グローバル化の波に呑み込まれた日本では金融機関や流通業が影響を受けた。その結果、金融危機が起きた。バブル崩壊後の不況が長引いたのは金融機関の弱体化による、 金融システムの機能不全によるところが大きかった。世界と同じ競争環境になった途端、日本は成長できなくなった -目次- プロローグ “二極化”時代をあなたは勝ち残れるか? 第1部 一流になる力1・環境を正しく読み解く(プロの時代) 第2部 一流になる力2・正しい考え方を持つ “仕事についての正しい考え方”「考え方」が誤っていると成功しない “会社についての正しい考え方”会社と自分を正しく見極める 第3部 一流になる力3・正しく行動する 「一流」をめざして勉強する 自立して生きる エピローグ 天職を見つけるために 特別付録 統計数値からマクロ経済とビジネス環境を「読み解く」 |