読書メモ

・「図解雑学 三国志
(渡邉義浩・著、 \1,300、ナツメ社) : 2001.12.04

内容と感想:
 
「絵と文章でわかりやすい!」と謳うナツメ社の図解雑学シリーズの一冊。
 歴史としての”三国志”を絵や図を駆使して分かりやすく解説した本。
 私の三国志との出会いは子供の頃の、NHKの人形劇だったと思う。毎週楽しみにして見ていたような記憶がある。その後、吉川栄治の小説”三国志”を食い入るように読み、更なる感動を得た(読後、同氏による”水滸伝”も読んだが、確か氏の死により断筆中断になったと記憶している)。最近ではTVゲームやPCでコーエー社(旧・光栄)の三国志ゲームを楽しんでいる。
 1,700年以上も前の中国の歴史上の一時期を記した三国志が日本でも今なお人気があるのはなぜだろう?

第1章 「三国志」とその時代 理解のしおり
第2章 くずれゆく後漢 天下動乱
第3章 曹操 三国志の主役
第4章 孫権 キャスティングボードを握る者
第5章 劉備 漢を継ぐ者
第6章 三国の終焉 西晋の中国統一
第7章 三国志の魅力 歴史として

 1、2章では三国志時代の時代背景を解説。3章から5章では魏・呉・蜀、三国の主役3人の立場から見た三国志。6章では魏を継いだ、司馬氏による中国統一までをまとめている。
 人間関係や地理、各勢力の動きなどがイラストで示され、分かりやすい。多くの登場人物、広い中国の国土を理解するには図解が有効である。本書の狙いはうまくいっていると思う。
 吉川”三国志”では劉備を中心としたドラマ性を楽しんでいただけで、どちらかというと史実は二の次であった。本書のおかげで少しは三国志の時代背景や人間関係が分かった気がする。

更新日: 01/12/05