@パック旅行はいやだ!

トイレのついていないバスの長時間移動が出来ない私にとって、初めてのアメリカパック旅行はプレッシャー、プレッシャーでした。行かなきゃいいのに何故行くの?会社のインセンティブ旅行だからね。行かないわけには行きません。
当然ですが、私は旅行社の人にそれとなく、「アメリカのバスってトイレありますかねー、、」と事前に聞いた。旅行者の人曰く「ええ、ついています。バス自体も大きいですから。」とうれしいお返事。
初めてのアメリカ!行くぞ!!

ロスアンジェルス着、早速バスへ、トイレはちゃんとついている。安心安心。
そこへ、添乗員の注意事項が色々と始まった。「手荷物注意、1人では行動しない、、、、バスにはトイレがついていますが、一応匂いとかありますので大はご遠慮ください」と!
今来た飛行機で日本に帰ろう!1人で帰ろう!たった数十分のアメリカだったけど、いいや、頭の中はパニック状態。
そこで私は考えた。「いいんだ、今の話聞いてなかった事にすれば、トイレなんだから、大だろうが小だろうが自由だ」早速トイレに行って確認。
確認事項はただ一つ「大が出来る環境のトイレかどうか、男性用小専用便器だったらどうしよう」
思えばそんなわけはない、バスに乗るのは男も女も、個室は一つしかない、当然のことながら大OKトイレ。
うれしい事に強烈な消臭剤の匂い付き。
さー楽しもうアメリカ旅行!
旅行中の気づき:私たちのバスの運転手は白人のあまり愛想の良くないでかい男(190-200CM)、プロレスラーを想像してほしい。太い腕には刺青。当時はバス内でもタバコが吸えた。吸殻は床に捨てろという事で(灰皿があったかは覚えていない)皆、靴でもみ消して床に捨てた。
集合時間の少し早めにバスに戻った時、運転手がせっせと床の吸殻をほうきで集めている。白人の大男が刺青の腕を出しながらほうきで掃除している姿を想像してほしい。多分彼は仕事内容が事細かに決められているのではないかと思った。つまりは、マニュアル。やるべき仕事がキチンと決まっているんだと感心した。
最後に一言、、トイレが使えるとなると平気な私は、旅行中バスのトイレを大で使う事はなかった。

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