円空作の千体仏を祀る観音さん
第十二番札所 浄海山 観音寺 (かんのんじ) 荒子観音寺
御詠歌
普陀落や よそにはあらじ 観音寺 汐のみちひき 見るにつけても
本尊 聖観世音菩薩
宗派 天台宗系
住所 名古屋市中川区荒子町宮窓
138
電話 052−361−1778
拝観料 無料
第十三番札所へは約13km
開基 泰澄大師
創建 天平元年(729)
交通 地下鉄東山線高畑駅下車、東
へ600m徒歩9分
車 JR金山駅の南の国道19号線新
尾頭信号を右折し、県道29号線
を西に進み荒子1の信号を左折
しすぐ
駐車場 20台
荒子観音本堂 荒子観音仁王門
荒子観音縁起
荒子観音は、浄海山円龍院観音寺と言い、天台宗系のお寺です。江戸時代の終わりに、時の住職が、お寺の由来を記した「浄海雑記」四巻によれば、古く奈良時代、聖武天皇の天平元年(729)に泰澄和尚によって開基された。
泰澄和尚は北陸の霊峰白山を開いた名僧で、北陸、近畿、東海を遊歴して、各地に寺院を建立しました。当観音寺もその一つで、御本尊の聖観世音菩薩像は泰澄和尚の作と言われる。
天平3年(741)に、法相宗の自性上人が七堂伽藍を建立され寺としての姿を整えました。その後、寺は戦乱にまきこれるなどして荒廃したようですが、中世にはこの地方きっての天台宗葉上流の学問道場であった春日井市密蔵院に属する大寺として、多数の僧徒を要し学問が盛んであったようです。
天文5年(1536)には観音寺の塔頭常住院の賢俊上人によって多宝塔が再建されました。
本堂は、天正4年(1576)に前田又左衛門利家が再建しました。利家は荒子城主前田利昌の四男に生まれ、織田信長に仕え、後、豊臣秀吉から加賀の国を与えられた戦国武将です。
前田利家の生誕地は、荒子観音より南西200mの天満天神宮境内に生誕の碑が建立されております。
修験、遊行僧であったという円空は、観音寺十世円盛と親しく、たびたび寺を訪れ仁王像を初め、約1240体の円空仏が残されています。
木像を彫り続けるのは、円空にとって「造仏作善」の行であり、円空が彫ったこれらの像は、仏の本質である「さとり」と「すくい」の両面を備えています。円空独自の造形美とノミさばきが見事で、心のわだかまりをきれいさっぱり削り取ってくれるような作品です。
国指定重要文化財
多宝塔
主な年間行事
旧1月18日 初観音 8月13日 お盆 2月3日 節分祭 9月 秋永代経 3月17日 春永代経 旧8月15日 ヘチマ加持祈祷 5月18日 観音御正当 12月16日 秋葉祭 7月13日 新盆 12月23日 弘法大師講 7月20日 盆施鬼会 12月31日 除夜の鐘 8月10日 九万九千日大祭 、 、
*年によって日程が変更する場合があります、恐れ入りますが確認のうえお出かけ下さい。
参拝 (平成12年2月11日、3月24日、13年11月7日、16年12月7日)
地下鉄東山線高畑駅下車し、改札口から5番出口まで長い地下道を歩かなければならない。歩いているのが自分一人だったから、なんだか気味が悪い、張り紙に「痴漢に注意」とあった。
広い境内には、本堂、仁王門、鐘楼、六角堂、護摩堂、庫裡等が建っている。本堂は平成9年11月に新築されたばかりで陽に映えて美しい。
鐘 楼
六角堂
荒子観音として、地元に親しまれ、尾張四観音(笠寺、甚目寺、龍泉寺、荒子)の一つである。
多宝塔の初の解体修理工事は、平成11月1日〜13年6月30日に行われ、10月27日(土)に一般公開されました。(平成13年11月7日)
晩秋の空に浮かぶ多宝塔は美しい
上層は唐様、下層は和洋で、室町末期の禅宗様式の特長をよく表わしています。
秋葉大権現 水子供養
メモ
円空は、寛永9年(1632)美濃国で生まれ64歳で亡くなる。円空の彫った像は、北は北海道、南は四国、九州におよび全国で4562体、が確認されている。
愛知3116体 北海道 44体
岐阜1103体 富山 30体
埼玉 113体 その他 156体
荒子観音には約1240体と、その多さが理解できよう。
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