かえすがえすも乙姫語


第 1.0 版


1.出題する前にバラしてしまった。

りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし【竜宮の乙姫の元結の切外し】
〔植〕甘藻(アマモ)の異称。
》みんなでわあわあと、広辞苑 CD-ROM 版を見ていたら偶然出てきた。最長語狙いで出題したかったが、みんな知っているので出来なかった。
》その後の調査で「アメリカろうどうそうどうめいさんぎょうべつくみあいかいぎ【アメリカ労働総同盟産業別組合会議】」が発見された。

ちんちんかもかも
 男女の仲のきわめて睦まじいこと。「ちんちんかも」とも。
》実世間で使用すると張り手が飛んできそうな語である。

ちんちんもがもが
 子供の遊戯。片足を後方にあげて他の片方で飛び歩くもの。けんけん。
》「ちんちんかもかも」と同時に発見。



2.広辞苑の解説が長い。

きれじじゅうはちじ【切字十八字】
 発句に用いる主要な切字とされた「かな」「もがな」「し」「じ」「や」「らん」「か」「けり」「よ」「ぞ」「つ」「せ」「ず」「れ」「ぬ」「へ」「け」「いかに」の一八。このうち「せ」「れ」「へ」「け」は動詞の命令形語尾に当り、「し」は形容詞語尾を指す。
》想像するだに恐ろしい病状である。
》なお「あこうぎし」【赤穂義士】には四十七士全員の名前が載っている。

むくりこくり【蒙古高句麗】
 元寇の時、蒙古・高麗軍が日本を襲ったことを、「蒙古高句麗の鬼が来る」といって怖れたことから、転じて子供の泣くのをとめるのに、「むくりこくり、鬼が来る」とおどす風習となったという。おそろしいもののたとえ。こくりむくり。浄、職人鑑「―が以ての外せいが弱うなつて」
》元寇がこれほど恐れられていたとは、日本史の時間には習わなかった。

めぐみのけんか【め組の喧嘩】
 文化二年(一八○五)二月一七日、江戸芝神明境内で四ツ車大八・九竜山波右衛門らの力士と、め組の町火消人足との間に起り、負傷者九九人を出した喧嘩。また、この事件を講釈種から脚色した歌舞伎「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」の通称。
》歌舞伎は当時のワイドショーであったのだろうか。


3.その他

からておどり【カラテオドリ】
 ギリシアの数学者。ドイツ生れ。ミュンヘン大学教授。関数論を中心に、変分学と偏微分方程式、曲面論・微分幾何・等周問題など、業績はひろい分野にわたる。(1873〜1950)
》テレビのたほいやですでに出題されていたため、待ったがかかった。
》カラテオドリの拡張定理「有限加法族Α上の有限加法的測度が、Αの上で可算加法的かつσ有限であれば、Αで生成される可算加法族上の可算加法的測度として一意的に拡張できる。」

いんどき【インド黄】
 マンゴーの葉を食べさせた牛の尿から抽出した黄色色素。オイキサント酸のマグネシウム塩またはカルシウム塩。現在は合成され、油また水彩絵具に用いる。
》ストックを貯めすぎて出題するのを忘れてました。


はいじ【Heidiドイツ】
 スイスの女流児童文学者シュピーリ(Johanna Spyri 1827〜1901)の小説。一八八○〜八一年刊。スイスの山中に祖父と住む貧しい少女ハイジの物語。
》アニメ・シリーズで出題したかった。同音異義語に「拝辞」と「廃寺」があり、ローカル・ルールにより出題できなかった。





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