壁紙:坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」

4月30日(月)
 昼食は焼きそば。
 夕食はネギカルビ、ほうれん草とソーセージの炒め物など。
 義妹の亭主と飲む、飲む、飲む。「玉乃光」があらかた空いてしまい、さらにワインを一本飲む。
 仕上げに近所のちりめん亭に出かけて、とんこつラーメン470円を食べる。
 「コンサルティングの悪魔」読了。うーむ、オランダのフィリップスでは会社を挙げて洗脳セミナーが行われていたなんて。欧米の会社もろくなもんじゃねえな。

4月29日(日)
 昼食はモス・バーガー。
 夕食はお好み焼き。
 「コンサルティングの悪魔」を読み始める。企業コンサルタントが体験した業界話である。業界裏話は面白いけれども、益するところは少ない。同じく企業コンサルタントから出世した(しかし政治家になることには失敗した)大前研一の本と合わせて読むとなかなかに興味深い。
 僕はもういいやと思っているのだけれど、娘が気に入ってしまったので、テレビドラマ「Love Story」を見る。「〜とはどういう意味かと聞いている」などトヨエツの口調は特徴があって真似しやすい。

4月28日(土)
 午後、息子に頼まれたのでゲーム買いにつきあって新宿へ。「ドラクエ・モンスターズ」を買っておった。ついでに「十文字」で路麺。暑かったので「ざるそば」300円、息子は「冷やしたぬき」410円を注文。なかなかよいそば。冷やしたぬきも温泉玉子が載っかっていておいしそうであった。
 近所の文鳥堂に赴いて
●「鳥類学者のファンタジア」奥泉光
●「大江戸奇術考」泡坂妻夫
●「コンサルティングの悪魔」ピーノルト
●「サラリーマン・サバイバル」大前研一
購入。
 ついでに日本酒「玉乃光」購入。
 夕方、義妹一家が山形・新庄から来る。里帰りということで、しばらくうちに逗留することに。
 で、夕食は近所の「紅虎餃子房」にて家族で中華料理。カルミネのピザ屋に挑戦したのだが、満席で諦める。土曜日の6時過ぎなのになんで満席でしかも待っている客がいるのよ。ピザ、美味しいのに。美味しいから客が来るのである。わはは。
 「チョモランマ」という名の中国ワインがあった。飲まなかったけど。
 飲み足りないので、義妹のご亭主と共に赤坂「ですぺら」へ。山形ではなかなか飲めないと思われるベルギービールやアイラモルトウィスキーをご馳走する。
 大散財の一日であった(笑)。

4月27日(金)
 昼食はサンドウィッチと発泡酒。
 夕食はカレーうどん。
 夜「ですぺら」に電話したら、某Mくんがいた。東さんと津原泰水さんもいた。ちょっと話をしたり。
 夜中、テレビで「朝まで生テレビ」を見る。つまらないとわかっているのに、なぜ見てしまうのか>ジブン。ところで何にでも面白さを求めようとしてしまう性向のある僕が見つけたターゲットは、出演していたK産党の国会議員。このギイン、見かけはビジネスサラリーマンにありがちな短めの髪、長い顔をしていて、見た目フツーなのだけれど、話し始めると志位委員長(委員長になったんだっけ?それにしてもこの名前も不破と同じくペンネームなのかな、変わった名前というか理屈で作ったような名前である)のおっさんそっくりの語り口なのである。声音も真似ているような気がする。体を動かさずに手だけちょいちょい動かす仕草も同じである。おもろいなあ。K産党員はトップに心酔するあまり、まねっこごっこに心を砕いているのだろうか。会議では出席者が何人も同じ喋り方でギロンしているのだろうか。すっげえ気持ち悪いぞ。松尾貴史が物真似するといいんだけどな〜。K産党員麻雀大会とかさ>それはタモリで〜す。
 続いてテレビ東京で映画「カサノヴァ最後の恋」を見る。アラン・ドロンが老いさらばえて無惨な姿を晒したカサノヴァを好演していた。フランスでもはや忘れされられつつあるらしい、ドロンにぴったりの役柄である。老残のくせに20歳の若い女に言い寄って振られてしまう。それで女の恋人をペテンにかけて、無理矢理モノにする。非道い話なのであるが、体に刻印された色欲に逆らえない老残の哀れさが実によい。シュニッツラーの小説が原作らしい。種村の「ペテン師列伝」とか昔よく読んだな。それにしてもカサノヴァのようなペテン師・色事師って日本では誰に相当するのだろう。いるかな。ちょっと思いつかないんだけれど、思いついたら教えてください>読者。

4月26日(木)
 夕食はカレーライス、サラダ。休肝日。
 新任大臣の記者会見をテレビで見ていたら、朝日新聞の記者がバカの一つ覚えみたいに「首相の靖国神社公式参拝についてどう思うか」と質問していた。ホントに馬鹿である。政治が原因で壊れかけている経済とか質問すべきもっと重要な問題がたくさんあるだろうが。朝日新聞って巷間言われているとおり相当たちが悪いようである。
 朝日取るのやめようかな。

4月25日(水)
 夕食は塩味のそばめし。味が薄くてソースをかけて食べる。結局ワタシは大阪人なのであった(笑)。

4月24日(火)
 小泉が首相になるのか。政治が大混乱するかもしれないな。経済復興はたぶんずっと先になるだろうよ。もっとも誰が総理をやったって状況は変わらないと思うけど。ただ経済の腐った部分を除去するのは大変だし、たくさんの血が流れることは確実である。
 前に何かで読んだのだけれど、1400兆円といわれる日本の預貯金だが、実は15%程度の人間が全体の80%を所有しているという。つまり少数が大多数の富を占有しているわけである。日本は平等の国だと思われているけれども実は確固とした富裕層が形成されていたのである。この階層が固定化しつつある。教育に関する中公新書をこないだ読んだのだけれども、その本でも、日本の階層が固定化しつつあるという結論を導いていた。これが現実なのである。僕のような労働者階級には経済を変える力が実はないのである。経済を復活させるためには階層の流動化がたぶん必要だと思うけれども、チャレンジャーが巨万の富を得られるチャンスのあるアメリカと違って、日本では難しいだろうね。会社を潰しても破産しても復活できる制度をつくればいいんだけど。銀行が恣意的に融資するビジネス社会は随分と歪んでいる。
 昼食はうどん。
 夕食は焼いた真鯛(←上品な味で美味しかった)、ボローニャ・ソーセージ、いり豆腐。
 ユルスナールの「黒の過程」を本棚から引っぱり出してきて再読し始める。錬金術小説である。しかし翻訳小説はよみにくいなあ。

4月23日(月)
 昔、別冊宝島ででていた「ビジネスけものみち」を読み返す。このシリーズ、昔は面白かった。住専(←もう消滅してしまった)、危ない銀行(←こっちも随分潰れたり、統合したりした)、証券業界(←銀行と同じ)、大手スーパー(←これも潰れたり、倒産寸前ばかり)などと傍若無人で阿漕な振る舞いをしていた会社を特集したものだが、今となっては因果応報の理を免れなかった。読後、わびしさがさらにつのる。しかし日本のバブルって一体何だったのだろう。僕はほとんど恩恵を受けなかったから未だによくわからない。
 昼食にトースト、目玉焼きを食べる。トースト食べるのは久しぶり。
 夕食は煮豚、もやし、オニオンスライス、トマト、ほうれん草の味噌汁。休肝日。
 ですぺらは大混雑が予想されたので行かず。混雑は嫌いなのだ。

4月22日(日)
 またまた夜型生活に戻りつつある。寝坊して朝の政治番組見られんかった。どうでもいいといえばそうなんだけど。
 夕刻、頭が痛いといって配偶者が寝てしまったので、用意されていた食材を使って娘と夕食を作る羽目に。キャベツを刻み、豆腐の味噌汁を作って、じゃがいもを茹でる。じゃがいもを娘に渡してマッシュド・ポテトにするつもりが、茹で具合が足りなくて間に合わず。ラードをひいてサイコロステーキを焼いたところで、夕食の出来上がり。
 食後、いもを茹でなおしてポテトを作る。今度は成功。でも晩御飯終わっていたのであった。
 テレビをだらだらと見たが、ホントに暇つぶしであった。

4月21日(土)
 小説をやっと読めそうになった気がしたので、倉阪さんからいただいた「サイト」「四重奏」を立て続けに読む、読めた。B級テイスト(僕はB級は嫌いではない)に充ち満ちた小説であった。最近、倉阪さんは書くのに苦労しているみたい。
 昼食はお茶漬けチキンラーメン。
 夕食は鶏の味噌炒め、シューマイ、吸い物、きゅうり。

4月20日(金)
 娘は学校が休みだという。配偶者はバイト。娘は退屈したという。よく退屈する娘である。
 僕「で、どうする?」
 娘「新宿にでも出かけたい。」
 僕「いいよ。」
 ということで新宿まで散歩に出かける。
 大江戸線・新宿西口駅から地上に出ると大ガード下である。
 僕「何食べようか?路麺でそばでも食べる?」
 娘「路麺か〜。おいしいラーメン食べたい。航海屋へいこうよ〜。」
 僕「航海屋は遠いなあ。じゃ別なラーメン食べよう。」
 と向かったのは「麺屋武蔵」。久々である。しかし既に行列ができている。当然並ぶ。意外に行列ははやくさばけた。もっとも店外の行列は途絶えないけれども。
 着席して、娘はラーメン・あっさり、僕はラーメン・こってりを食べる。いずれも700円。こってりラーメンでは脂が層を作っている、かなり脂っこかったし、麺が太めでつるつるというわけにはいかないが、まあ美味しかった。あっさりラーメンでも娘には脂っこかったようで、珍しく少し残していた。魚出汁のラーメンはまだ苦手なようである。総合評価を言うと「青葉」の方が上かな。ちなみに娘は「青葉」は未食である。そのうち食わせてみよう。
 腹が膨れたので、東急ハンズまで歩いて、娘の買い物につきあう。土産に高島屋地下の食料品売場で買い物したりして帰宅。いい運動になった。
 夕食は、土産のローストビーフ・各種ハムの切り落とし(笑、安いのである)、余り物各種。

4月19日(木)
 近所の文鳥堂に赴いて雑誌「MACLIFE」を購入。どっかのページに写真付き本名ででていま〜す。
 そういえばすぐ近所に山口瞳が通ったという割烹があったことを思い出して、行ってみたら休憩中だった。店の名前は「旬の膳 弥生」。看板の字は山口瞳が書いたものだという。
 神楽坂に「うを徳」という有名な料亭がある。鏡花の「婦系図」に出てくる「めの惣」のモデルになった店だというから老舗の料亭である。ここの先代には3人の息子がいたらしい。長男は「うを徳」を継いだ。次男は新しい割烹を神楽坂に開いた。鏡花の小説を逆手にとって、「めの惣」と名付けた。粋な振る舞いである。ここも今では神楽坂屈指の割烹である。テレビ番組「料理の鉄人」に出演して、鉄人に勝ったというエピソードがあるらしい。三男は神楽坂の中心部からはちょっと離れているが、牛込中央通り(僕は勝手に「牛込グルメストリート」と呼んでいる)に店を開いた。その店が「旬の膳 弥生」である。山口瞳が随分贔屓にしていたらしい。歌舞伎役者にもファンがいるとものの本に書いてあった。
 山口瞳「いきつけの店」という本を昔読んだが(今は文庫でも出ているらしい)、「弥生」は採りあげられていない。店が開店する前に書かれたのかな。
 実は一度訪れたことがあるのだが印象が希薄である。ただ値段は随分高かったと記憶している。「うを徳」には紹介がないといけないようだし(芸者遊びをするには紹介が必要だったかな)、「めの惣」にも行ったことはない。会席料理を食べるには一人15000円はかかるらしいから、高くて行けないのである。もっとも話の種に一度くらい奮発してみるのもいいかもしれない。それと昼やってるかどうかも確かめてみるか。昼ならばそれほど値は張らないだろう。
 しかし神楽坂は近所ながら奥が深い。
 などと妄想に耽りながら、神楽坂にて路麺「追分けそば」でかき揚げ天そば330円。まあよし。
 夕食は、酢豚、トマト、豆腐の味噌汁など。休肝日。

4月18日(水)
 午後、学校から帰ってきた娘と共にディスカウントショップへでかける。遠足用のリュックサック購入なのである。大久保までバスで行って、店を物色していたら、聞いたことがあるうどん屋を見つける。「伊予路」。手打ちうどんの店である。
 僕「なに食べようかな〜、うどん定食(←たぬきうどんに御飯と煮魚のセット)を二人で分けて食べる?」
 娘「わたしは天ぷらうどんを食べたい(きっぱり)」おいおい、君は給食食べたんだろ。しかし実は給食でお代わりの取り合いに敗れて、腹が膨れていないらしい。
 僕「仕方ないな〜、じゃ、うどん定食と天ぷらうどんねっ。」
 うどんが来た。
 手打ち・手切りなので麺は不揃いであるがこしがあって美味い。つるつると入る。つゆは関西風で色が薄く鰹節の香りが漂っている。うれしいねえ。
 娘が注文した天ぷらうどんは豪壮で、丼は普通のより一回り大きく、車エビの天ぷら2尾・海苔天・野菜天が数種のっかっていた。野菜天をもらって僕の丼へ移動。流石に娘も全部は食べきれず。海老天2/3とうどんをもらう。天ぷらの揚げ具合が良くて脂が堪らない。腹はもうご機嫌である。油と天ぷらの衣が浮いてつゆに混ざり、これまた絶品なのである。満足して満腹。もっとも天ぷらうどん1300円、値段も結構。うどん定食は850円である。
 店を出て、早稲田理工学部近くのディスカウントショップへ。ぼろぼろであった有名ラーメン店「えぞ菊」が新築ビルの一階にちんまり納まっているのを発見。ところで、ここではデイパック販売しておらず。が〜ん。
 結局、早稲田と高田馬場近辺をうろついて、鞄屋で購入。疲れたね。
 夕食はたらこスパゲッティ。たくさん食えなかった。
 夜中、テレビで植木等「日本一のゴマすり男」を見る。面白い。この映画、筋はくだらないけど、パワーがある。

4月17日(火)
 近所の文鳥堂に赴いて、「続大阪学」新潮文庫500円を購入。読む。
 昼食は汁ビーフン。
 夕食はそぼろと卵御飯(食べず)、ほうれん草の味噌汁、湯豆腐。
 酒の肴が足りなくて腹が充ちなかったので、「ソーライス」を食べてみる。ソーライスとは御飯にソースをかけたものである。なかなかいける。
 70年ほど前、小林一三が大阪・梅田に阪急百貨店をオープンさせた時、デパート大食堂の目玉にしたのがカレーライスとソーライスであった。当時高級料理であったカレーライスを格安の値段に設定したので、大勢の客が押し寄せたという話はすこし前のNHK「そのとき歴史が動いた」でも採りあげられていた。番組では紹介されなかったが、カレーと同時にメニュー化されたソーライスも人気料理であったという。白米に福神漬を載せ、ソースを好きなだけかけて食べられたそうだ。大阪人がソースをじゃぶじゃぶかけて御飯を食べる様子が眼に浮かぶ。大阪人は喜んだろうね。という話を「大阪学」で読んだので、半大阪人として試してみたのである。ただ栄養的に言うと、糖分過多なのでおかずは必要だと思う。
 夜中BSで映画「卑弥呼」を見る。監督は篠田正浩、卑弥呼を演ずるのは岩下志麻。人外の者が追放される卑弥呼の弟にして愛人を連れていくシーンがもの凄くて絶品。思わず画面に釘付けになる。エンディングを見たら土方巽であった。なるほどなあ。脚本に富岡多恵子が参加していた。映像はよかった、史実には忠実でないとおもうけど。

4月16日(月)
 午、トーストを食べて紅茶を飲んだあと、神楽坂に散歩に出かける。
 津久土町から飯田橋へ抜けて、「高はし」で中華そば600円。この店大層繁盛しているのだが、僕には美味しさが理解できない。いつも行列ができているから一般的に言っておいしいんだろうけど。食べたことあって美味しいと思う人がいたら説明して欲しいものである。仕方ないので、胡椒をふりかけて食べる←美味しいときはかけない。
 九段下に抜ける道を散歩。アイラモルトウィスキーに目覚めさせてくれたバーFALが潰れて、別の名前のバーになっていた。悲しい。いいバーだったんだけど→夜中、ネットで調べたら銀座に移転していたことを知る。いい店は簡単にはつぶれない。よかった。
 辺りを歩いて、津久土町で見落としていた場所を今更ながら発見する。B級グルメ本に載っていたが、潰れてしまったとおもっていた天ぷら屋を発見。でも営業していないように見えるのだが。
 夕食はラザニア。
 たらこのスパゲッティになる予定が、なぜかラザニアになってしまう。
 夜中、NHKスペシャルを見る。町が破産するほどの借金を抱えてしまったというもの。町が背負ってしまった借金を払わないと決めれば、金融機関には強制執行する方法がないらしい。法律には穴があるものである。この国の経済がぼろぼろになるのも当然である。それにしても、国が狂ったように公共事業に金を使う今の姿は、太平洋戦争前に軍備に金をつぎ込む様に似ていると思うのは僕だけであろうか。軍が辺境=地方で暴走したように、地方自治体も暴走してしまったのではないか。とすれば、軍が惨めな敗戦=撤退を余儀なくされたように公共事業も惨めな撤退をするしかないだろうね。さて、今後どうなりますことやら。

4月15日(日)
 朝、サンデープロジェクトを見る。自民党総裁選の特集なのだが、司会の田原総一郎冴えず。橋本龍太郎が押し黙っている。仲悪いんだろうな。まあ、橋本が参院選で惨敗するきっかけを作ったのは、この番組での田原の激しいツッコミだったからなあ。番組終盤での候補者達の発言「えっ、来週も来るのかよ」というのには笑ってしまった。いやなんだろうね。
 午後、退屈している娘と共に近所のブックオフにでかけて
●B級グルメ本3冊
●「大阪学」新潮文庫
●「東京学」新潮文庫
●松尾貴史「オカルトでっかち」朝日文庫
購入。これで1,050円。安い。配偶者が探していた
●大島弓子の漫画
を買って帰る。娘は漫画。
 夕食はコロッケ、冷やしトマト、野菜サラダ、貰い物のポトフ(←食べず)。
 買ってきた本をざっと読む←6冊も買ったのに。「東京学」の出来が悪い。大阪・名古屋はそうでもないんだけど。東京って地方人の混ざり具合がよかったのか、いうほど特徴がないのかなあ。日本の方言がもっときつくて、互いに理解不能だったなら、米国のように、大阪人町、名古屋人町ができていたかも。大阪人町に行くと、やたらうどん屋・お好み焼き屋・たこ焼き屋が多くなって皆「ちゃうちゃう」と話している。名古屋人町に行くと、きしめん・味噌カツを食べながら皆「みゃあみゃあ」言っている。そうだったら、東京もずいぶん楽しいだろうに。
 B級グルメ本は賞味期限が切れて歴史的価値を帯び始めている点が興味深い。ところで親子丼について。大阪学では大阪発祥とされている。B級グルメ本では人形町「玉ひで」が元祖となっている。どっちが正しいんだろ。
 放送日が変わったアニメ「ワン・ピース」、「北条時宗」(相変わらずくどくどと暗い展開になっている)、ドラマ「Love Story」を見る。豊川某が演ずる2年も書けない偏屈作家って、いまどきこんな作家いないよな。ま、ドラマだからいいのか。作家先生に綺麗な女性編集者を送り込んで、生け贄にして原稿を書いてもらうって、実際あるような気がする。しかし見ていて恥ずかしくなるようなたるい展開であった。脚本は北川悦吏子かあ。
 中山美穂が偏屈作家に手みやげを渡すシーンを見ていた配偶者が言う「紀の善の抹茶バヴァロアだって、美味しいんだよ。」
 「紀ノ善」は神楽坂にある有名甘味処なのであった。もっとも僕は甘味には興味ない。

4月14日(土)
 「お茶漬けチキンラーメン」を食べてみる。変わった味ではあるが、それほど美味いわけではなかった。当たり前である。
 午後、娘を連れて、神楽坂散歩。面白そうな文庫本を6冊ほど見つけたのだけれど、買わず。
 夕食は筍御飯(←食べず)、蟹とキュウリのサラダ、シメジの吸い物。

4月13日(金)
 午、神楽坂に散歩に出かける。料亭でランチをやっていたので食べてみる。天麩羅定食1200円を注文。天麩羅は素材、料理人の腕前がでるのである。結果はおおはずれ。天麩羅の衣がからっと揚がっていない。味噌汁の味が薄い。もやしに豆腐にわかめにカボチャが具とは昨日の残り物ではないのか。部屋をよく見ると、テーブルはだいぶ傷んでいるし、襖は手垢で黒ずんでいる。嫌な予感は的中してしまった。
 隣の席では出版関係とおぼしき男性三人がトンカツを食っていた。文芸部門を立ち上げるのどうのとかいっておった。
 食後、気持ちが悪くなったのでそうそうに帰宅。
 夕食は魚など。

4月12日(木)
 雨が降るという天気予報だったので外出せず。結果的には天気予報ははずれであった。最近よく外れる。
 惰眠を貪りながら、音楽を聴いたりする。竹内まりやのQuiet Lifeを聴いて、管理人事務所のタイトルを変更してみる。
 「名古屋学」を読む。
 昼食は玉子入り塩ラーメン。
 夕食は海老天、かき揚げ天、など各種天麩羅を用いた天ぷらうどん。娘が最近、海老天に目覚めたようで食わせろとうるさかったのである。

4月11日(水)
 目覚めてテレビ「ぽっかぽか」再放送を見る。
 倉阪鬼一郎「サイト」徳間書店が届く。ご恵贈ありがとうございます。先週は「四重奏」講談社もいただいていたのであった。こちらもありがとうございます。
 ところで「サイト」は引き続き、イラストは久枝アリアさんである。アリアさん、頑張ってるね。
 午後、パートから帰ってきた配偶者と共に近所のレストラン「カルミネ」へ。イタリアンである。通常のランチもあるのだが、ラピッド・ランチという新メニューがあったので注文してみた。確かにラピッド、一皿の上に3種類の料理がのっかっている。殺風景な気もするけど、さすがに味は有名イタリアン・レストラン、悪くない。ただ男性には食べたりないかな。配偶者は当然デザートを追加注文+200円して、二人でアメリカン・コーヒーを飲む。ずいぶん濃いアメリカンであった。
 帰宅して、暫くして、またまた神楽坂へ散歩に出かける。赤城神社近辺を散策。この辺を歩くのは久々である。漫画中心の古書店ができていた。中華料理やらバーなどが新たにオープンしていた。
 赤城神社近所の路麺「追分そば」でおやつにもりそば210円。たしか「小諸そば」グループだったかな、路麺をここのところ集中的に食べているが、ここのはコストパフォーマンス抜群の路麺である。路麺としては麺がつるつるでいい。この辺りは、印刷屋が密集している場所なのでやっていけるのだろう。安くてそこそこ美味いそばであった。
 例のアイラ・モルトが充実しているスーパーでオリバー「どろソース」「そばめしソース」を発見するが買わず。こんど買ってみよう。「博多とんこつドレッシング」なるものを探しに行ったのであったが、こっちの方は見つからず。ネットで探した方が早いかもしれない←あとでネットでみつけた。
 本屋で●「名古屋学」新潮文庫500円ぐらいを購入。
 路地で変わった喫茶店を見つける。といってもインターネットでさきに見つけてあったのだけれど。フツーの木造一軒家を利用した喫茶店である。しかも住宅街の中にある。これでは目立たないし、客が来ないと思うんだけど。客を選んでいるつもりなんだろうけど。ホントに変わっている。コーヒーも紅茶もメニューになくて、中国茶と日本茶がメインである。ジュース、ワインはある。料理もある。さて僕は逡巡して金木犀入り烏龍茶650円を注文する。2階の部屋に行ったんだけど、部屋にiMacが置いてあった。マルクスの本、毛沢東の本、手塚治虫、松本太洋の本などが置いてある。一般的にはお勧めしないが隠れ家好きの物好きな人にはいいかもね。
 暗くなってきたので、帰宅。
 夕食は焼き魚、ソーセージとほうれん草の炒め物、らっきょう、ザーサイ、味噌汁など。久々にウィスキーを飲む。
 夜中、深夜番組で伊集院光がマイクロソフトのビル・ゲイツに会うというシーンをやっていた。「世界一の大富豪にあったんですよ」という伊集院。単に金持ちに会いたかっただけかい。悪評はあるけれども、パーソナル・コンピュータで世界を変えた男なんだぞ、ゲイツ3世は。そいえば確か伊集院はマックユーザだったはずなんだけど、宗旨替えしたのか。伊集院はゲイツからX-boxもらう約束してもらっていた。オレも欲しいぞ。

4月10日(火)
 早朝、といっても寝る前なのだが「B級グルメ」の本を引っぱり出してきて読む。1989年の文春ビジュアル文庫である。神楽坂の特集があったので買ったのであった。
 午前、即席ラーメン「サッポロ一番塩ラーメン」を食べる。「B級グルメ」本で料理人の賄い料理を紹介していて、「中華の鉄人」陳健一のオヤジ、陳健民がインスタントラーメンの美味しい食べ方と称して、料理法を披露していたので、レシピ通り作ってみた。
 ●麺を茹でる
 ●スープの材料は、醤油・胡麻油・胡椒・ねぎを新しい湯で 
 とあった。なるほど〜。で、出来上がりは。
 スープにコクがないな〜。当たり前である。豚も鶏もないんだから。じゃあということで鶏ベース中華スープの素を少々入れる。ちょっとよくなったかな。しかし深みが足りない。だいぶんまずいラーメンになってしまった。昔のラーメンが不味かったということか。食えるんだけどね。
 午後、再び神楽坂・飯田橋に散歩に出かける。久々に飯田橋の方の本屋・文鳥堂に行ってみる。あまり行かないんだけど、この本屋は中規模の書店なのである。「B級グルメ」シリーズが収録されていた文春ビジュアル文庫を探してみた。結果は壊滅。ほとんど撤退状態なのね。諦めて新刊を漁る。
●野瀬泰申「食品サンプル観察学序説」三五館1200円
●津原泰水「ペニス」2000円。
を購入。
 「ペニス」は平積みであった。売れるといいね、津原さん。応援してます。じっくりよもっと。
 それから神楽坂をぶらぶら散歩。日頃行かない路地に入ってみたりする。 なかなか面白い。神楽坂の路地は奥が深い。
 くたびれたところで、こないだ食べてみた路麺「梅田」でかき揚げ天そば420円。自家製麺だそうだし、麺を茹でた後水洗いして麺を温めるという丁寧な仕事ぶりである。つゆは調味料無添加だそうだ。ただ期待したほどの出来ではなかった。残念。
 食後それでもまだ神楽坂をうろうろする。スーパーで日清「お茶漬けチキンラーメン」5袋パック198円を見つけて、面白いので買って帰る。
 帰宅して「食品サンプル観察学序説」を読む。この本、意外と拾い物である。
 天麩羅にはソースをかけるか、醤油をかけるか、塩をつけるか、天つゆにつけるか、おでんつゆにつけるか。関西では約半数の人がソースをかけるらしい。関西にいた昔どうしていたか思い出せない。ソースをかけていたような気がする。
 夕食は鰻丼、トマトサラダなど。休肝日。

4月9日(月)
 天気はいいし、暖かいし、屈託もしたということで、午後、飯田橋まで散歩に出かける。まずは腹ごしらえに「青葉」で中華そば600円。あいかわらず美味い。この店最近混んできたけれど、長々とした行列にならないところがいい。以前からいた中国人女性バイトにくわえて、さらにもうひとり女性バイトが増えていた。観察してみたらやっぱり中国人だった。中国人おおいあるね。しかし調理するのは店主で相変わらず一生懸命ラーメンを作っていた。えらい。ラーメン屋はこうあらねば。
 食べ終わって外を歩いていたら、近所に沖縄料理の店があったことを思い出した。久々にうまい沖縄そばを食べたくなる。今度、たべよっと。
 去年、オフ会で入った居酒屋が「にゃがにゃが亭」というラーメン屋になっていた。流行ってなさそうな居酒屋だったが、潰れちゃったのか。
 本屋でながながと拾い読み。収穫なし。
 暖かいのでアイスモナカを歩き食いしながら帰宅する。
 夕食は中華風春雨、おから、らっきょうなど。
 テレビで「犬夜叉」を見る。
 テレビ東京のニュース番組WBSを最近気に入ってみている。今日のニュースによると、吉野家の牛丼セールは大盛況であるらしい。うちが食いに行くくらいだもんな。良くも悪くも我が家は標準的なのかもしれない→配偶者の弁。
 ところで「トレたま」を担当している塩田アナウンサーがとても可愛らしい。ネットで調べてみたら、須賀敦子の本が好きだという。知的でいいねっ。2ちゃんねるでもスレッドが立っていた。酔狂にもテレビ東京のサイトで塩田アナのパソコン用壁紙をダウンロードしてみたんだけど、ちょっと恥ずかしくて使えないなあ(笑)。

4月8日(日)
 朝からテレビで政治番組やら経済番組を見る。不毛である。
 フジテレビの「ザ・ノンフィクション」を見る。暗い。しかし不自由な生き方も悪くないのかもしれない。
 昼飯に残っていた即席ラーメンを2袋食べたら、気持ちが悪くなってしまった。失敗である。よって夕食に何を食べたか覚えていない。すまん、配偶者。
 マックライフ・インタビューの校正がメールで来る。PDFファイルで来た。アクロバットを持っていないのでファイル修正ができない。仕方ないので、テキストで校正して返送する。でも感熱紙ファックス校正よりは見やすくていいかも。ところで、話した内容をそのままテキストにすると文章になってないな〜。僕の話し方がよくないのだろうけど。大したこと喋ってないけど、写真付きの小さなコラムになるみたいである

4月7日(土)
 子供達を連れて飯田橋の吉野家へ牛丼を食べに行く。期間限定で250円なのである。最近、デフレ生活を満喫しているような気がする。実は子供達は外で牛丼を初めて食べたのであった。僕は滅多に食べないしね。感想を聞いてみたら「おいしかったけど、熱かった」とのことである。
 新宿にはなんと200円の牛丼屋があるらしい。そんなに安くして利益が出るのかな〜。
 夕食はハムともやしと大根のサラダ、らっきょう、(鶏の炊き込み御飯→僕は食べず)、ワカメの吸い物。9時頃寝てしまう。夜中目覚めて、夜食に即席味噌煮込みうどんをまたまた食べる。味が薄いのは変わらない。

4月6日(金)
 遅めに起きてうだうだ。本屋に行ったりするが、気に入らない。
 昼食は残り物消化のマーボ丼・天丼ミックスになぜかなってしまう。カレーうどんを食べようと思ったのだが、カレーうどん食われてなくなっちゃったのであった(悲)。
 夕刻、久々にBSで「三国志」を見る。
 夕食はマグロ・あまえびの刺身、かにサラダ、味噌汁など。発泡酒を1L飲んだら不覚にも宵寝してしまう。
 そのせいか夜眠れなくて、テレビを見ていたら、子猫のリリーがなぜか妙に興奮していて、餌をあげたり遊んだり。テレビ朝日の深夜番組は心底つまらなかったぞ。
 夜食は、味噌煮込みうどん玉子入り。配偶者が生協で注文していたのである(笑)。最近うどんネタが多いかも。出来はいささか味薄。水の量が多かったかなあ。

4月5日(木)
 昼食はカレーうどん。最近わりあい気に入っているのだ。
 夕食は昨日の残り物の天麩羅を卵とじにした料理、マーボー豆腐。御飯に載せて食べた。休肝日。
 テレビで宅八郎を久々に見る。今となってはくたびれた感のある細川ふみえが取材していた。昔と変わらず不気味な男であった。でも面白かったな。

4月4日(水)
 昼飯に神楽坂の「伊多八」にラーメンを食べに行く。子供らもついてくる。なんでも開店15周年でラーメン300円なのである。昼時なので行列ができていた。待つことしばし、やっと店内に入れた。それにしても相変わらずぼろい店である。
 子供らは醤油ラーメン、僕は伊多八ラーメン(辛めの味噌ラーメン)を食べる。いずれも300円である。安い!味はいつもの通りである。この店、時々メディアに採りあげられるのだが、個人的にはなにか今ひとつ物足りなく思う。それで近所なんだけどあまり行かないのである。調理しているのが外国人であるということもある。
 夕食は野菜中心の天麩羅。ふきのとうって苦いねえ。季節が去りつつあるが、湯豆腐も食べる。
 屈託したので、近所の文鳥堂に赴いて雑誌「SPA!」「月刊アスキー」を買ってきて読む。どうも小説を読もうという気が全然起きない。軽いけど洒落ているエッセーを読みたいところなのだが、気に入りそうな本が見つからない。困ったものだ。

4月3日(火)
 義父がうちの子供達、すなわち孫である、にご馳走してくれるというので相伴にあずかる。ありがたや。
 市ヶ谷で待ち合わせをしたのだが、30分遅刻してくる義父。マイペースな人である。羨ましかったりする。
 市ヶ谷の「中国飯店」へ行く。混雑していて客待ちができている。仕方ないので待つ。さすがにウィークデイなのでビジネス客が中心で、ランチメニューを食べている人が多い。しかし、うちは断固としてコース・メニューを注文。息子が食べたいというので「フカヒレ麺」2人前も注文する。前菜・エビチリ・黒酢の酢豚・ホタテとカシューナッツ炒め・野菜炒め・焼きそば・金木犀入りタピオカを食べる。うまかったっす。娘の希望で「五目炒飯」をテイクアウトしてもらっていた。よく食うよなあ。
 夕食は、伊香保土産に買ってきた水沢うどん。細心の注意を払って茹でて、きちんと水洗いした。冷たくして食べた。うまかった。店で食べたときよりも美味かったような気がするのはなぜだろう。
 一日、高級な食い物を食べたので胃袋が悦んでいた。

4月2日(月)
 家族で堀端へ花見に出かける。飯田橋で各人の好きな食べ物を買って(うちの人間はそれぞれ食べたい物がちがうのだ、ホントはいい加減にして欲しいところだ)、歩いてみる。昼飯時ということもあって混雑していた。座るところがない。ビニールシート持ってくればよかったな。結局、市ヶ谷まで歩いてそこらに座って昼食。僕はにぎり寿司を食べた。食い足りないので、さらに近所の路麺「うちの」で野菜かき揚げそば350円を食べる。お洒落な路麺店である。味もまあまあ。やっと腹が膨れる。
 櫻は満開を過ぎてしまったが、満足して眺める。
 帰宅後昼寝。
 テレビで「名探偵コナン」「貧乏脱出大作戦」を見る。大阪の元ヤンキー・自衛隊上がりのたこ焼き屋はこわい。

4月1日(日)
 朝、昨日の残り物の味噌汁を飲む。
 久々に日曜朝恒例の政治番組を見るが、思った通りつまらない。
 昼食はネギを大量に入れたカレーうどん、生卵いり。カレ玉うどんですな。卵を入れたのでカレーの辛さが緩和されてしまい、ちょっと物足りなかった。
 夕食は焼きそば。