BSCA賞金レース2000レポート


Sail No.794 My Little Katherine 3

しばらくキャサリンには乗ってなかったのですが、 8/27のBSCA賞金レースに出場しました。
今日は久しぶりのフルメンバーです。 朝、フリート小屋でキャサリンのユニホームを着たところ、その臭いこと。 元山屋の私でもこれがもう一度、鼻の前を通ると思うと脱ぐ勇気がでないほど。 でも、桜井氏からも批判がありましたので、なんとか着替えましたが朝から大騒ぎでした。

今回は賞金レースなので、オーナーの宮口氏に何位になりたいか聞いたところ、5位までは賞金があるとのこと。そこで5位を目標にレースをすることとしました。 北湖スタートですが、事前にキール、ラダーのチェック、スイミングラダー固定のチェックを行い、コースは右を中心と決めました。「スタートは本部船側5艇以内、少し遅れても良い。」といってたのですが、ヘルムスの桜井氏が本部船ぎりぎり(内側1艇)で私の感覚では2−3秒早いスタート、X旗があがったのでリコールかと思いましたが、うちが出てるならもっと出てる船があると判断、リコールの懸念を残しながらそのままスタート。

しばらく右で走ったのですが、風が左に振れつつあるようなので、左へ行きます。23feet艇で30feet艇にスターボーというのはなかなか気分が良いです。 同じリブレのミニマムは西の風を狙って左へ左へと行きます。風雲児は右へ左へと大きく水面を使っています。キャサリンは他艇との位置を見ながら、フレッシュウインドウが得られるところを狙って走らせます。 結果としてほぼ真ん中ですがフリートの左側というところを走ったようです。

観測塔へのタックは、他艇は早めにタックするのですが、真横に見えてから百数えてからタック、問題なくレイラインにのります。 バウダウン、スピンアップしてしばらくスターボーで走りますが、前のフリートが左へ行くのでジャイブし、フリートのやや右側でそのままフィニッシュラインを目指して走ります。今日の宮口氏のスピンはなかなかで、30feet艇を引き離します。

私は他の艇との位置関係を見るため双眼鏡で自分より小さな艇を探します。21feetの黄色い艇(FALCON)100−200m後方に見えます。同じリブレのハッカーが500mくらい後ろです。ミニマム、風雲児ははるか後ろなので、レーティングを考えるとほぼこの3艇の争いで、3位には入れるという感じです。(リコールしていなければ)

フィニッシュ直前に左から来るスターボ艇をかわしてより近いリミットマーク側にフィニッシュ。一応ホーンは鳴ったので、リコールではなかったのかもと一安心、ビールで乾杯しました。(でもBSCAの場合はリコールでも鳴るかもしれなのですが)

夜中にFAXが届き、優勝とわかってオーナーの宮口氏は今年2回目の優勝で舞い上がっていると思います。

今回の勝因を分析すると

1.単純なコースでスピンのトラブルがなかった。
2.キャサリン氏がスピンに慣れてきた。
3.コースを間違えなかった。

といったところですね。
しかし、本当にヨットは「いかにミスをしないか」というスポーツですね。これからも細心の注意をはらって「My Little Katherine3」の邪魔をしないようにしたいものです。


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