キャプサイズ(沈)について


キャプサイズ

ヨットにキャプサイズ(沈)はつきものです。
ヨットがひっくり返っても、センターボードに乗って体重をかければヨットは起き上がります。
うまい人は水中に落ちずに、沈起しをします。

起こす方向は、風を背に受けて起こすのが基本です。反対に起こすとセイルに風を受け、反対方向に再度沈します。
上級者になるとセンターボードに足をかけたまま水中を移動し、反対方向に再度沈したときにまたセンターボード上に立っているという離れ業(サンフランシスコ・ロールという)ができるそうです。

ヨットがどうしても起せない場合は、そのままヨットにつかまって救助を待ちます。救助を待つ際には完全にひっくり返った状態(完沈)で、センターボードにつかまっておとなしくしているのが一番です。
完沈状態の方がセイルの抵抗があり、ヨットが風で流されにくいので、レスキューが来るまでに流される距離が少なくなります。

レスキューからは、ヨットは見えますが、泳いでいる人間は見えません。
泳ぎに自信があって、岸が近くても絶対にヨットから離れてはいけません。


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