第13回ダイエーDLLカップ大会 選手権クラス 男子


 選手権クラス 男子 
順位  氏  名   所   属  得点
 1  田村 岳斗   東北学院大学  78.6
 2  竹内 洋輔   法政大学  75.4
 3  田中 総司   泉DLLアカデミー  73.1
 4  岩本 英嗣   修徳高校  69.4
 5  渡辺 大介   日本大学  66.1
 6  阿部 一弘   泉DLLアカデミー  65.5
 7  中川 尊城   山口SC  64.2
 8  関 徳武   勝山FSC  63.8
 9  門脇 正通   岩手県立前沢高校  63.5
10  中庭 健介   香椎FSC  61.8


全日本クラスの選手によるハイレベルの戦いになりました。
シーズン初めで、今年のプログラムの初披露となる試合とあって、どんな内容のプログラムなのかとても期待して見ました。
プログラム自体の完成度はまだ高くありませんが、予想通り、上位の選手は全員トリプルアクセルを入れてきており、今後の展開が楽し みな内容でした。
1位の田村君は4回転トゥループを最初に入れ、課題とされているトリプルアクセルにも挑戦しました。どちらも惜しくも転倒でしたが その他のジャンプは難なく決めていました。ジャンプの高さ、表現力の素晴らしさはさすがで、五輪出場が良い経験になったのでしょう か、とても落ち着いていて、貫禄さえ感じられました。以前までのちょっとひ弱にも見える線の細さがなくなり、逞しさが出てきたよう に思えました。ただ、曲が全体にスローでテンポに変化が無いので、演技が平板に流れ無いかと気になりました。
2位の竹内君はトリプルアクセルは転倒しましたがその他は無難にまとめました。本当はここでアクセル・トゥループの3×3のコンビ ネーションを飛ぶはずだったのですが、惜しかったです。練習では良く決まっていたのですが・・・
トリプルルッツ・トリプルトゥループのコンビネーションが決まらなかったのも残念です。こういうところは確実に決めてほしいです。
3位の田中君はただ一人トリプルアクセルをおりましたが、コンビネーションのはずがソロジャンプになってしまいました。表現力その 他で上位2人に及びませんでしたが、今後のますますの成長が楽しみな選手です。
4位の岩本君、5位の渡辺君もトリプルアクセルはチャレンジしたけど失敗でした。また、上位3人に比べてほかのジャンプに確実性が 無く差をつけられてしまいました。しかし、岩本君には田村君を思わせるような豊かな表現力があるので楽しみです。
渡辺君は本番でこそトリプルアクセルを失敗しましたが、練習ではかなり高い確率で降りていますので、試合でいかに実力を発揮するか が課題でしょう。また、ジャンプの後にふっと気が抜けたようになるのも気になります。
阿部君が1年でずいぶん大きくなって見違えてしまいました。演技も力強さが出てきたようです。
その他ではプロポーションも良く、良く踊れる関君とか、女子選手に人気の門脇君とか、最年少ながらがんばった中庭君とか、楽しみな 選手がいっぱいでした。

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