![]() ![]() ![]() |
魅惑の「びたーなっつ」 |
台湾では、「檳榔」
の文字が入った看板の露店をとてもよく目にします。
これは、ビターナッツ( 檳榔:「ビンロン」または「ビンロー」と読むらしい
)を売る露店です。
これが 「びたーなっつ(檳榔)」だ!
|
檳榔とは、一種の噛み煙草のようなもので、元来、高地原住民の習慣だったものだそうです。
これを噛むと、眠気が覚めてすっきりするのだそうです。
檳榔自体は、ヤシの木の親戚みたいな木( 名前は聞き忘れました )から取れるものだそうです。(写真は後日と言うことで...)
通常、葉っぱにくるまれた状態で販売されていて、その葉っぱごと噛みます。噛んだカスと、唾液はそこいらへんに捨てます。
なお、これを噛むと、唾液が真っ赤になります。
この檳榔、とりあえず噛んでみました。
で、その味は....
そこらへんの雑草の茎を噛んでるみたいな味でした。
(はっきり言って、うまくない。別段、眠気も覚めなかった。)
私には、何故これが売れているのかイマイチよく分かりませんが、とにかく台湾では檳榔が至る所で売られています。
私がいる屏東市では、20-50m毎くらいの間隔で露店があるのではないかと思うくらいに、よく見かけます。
<- 檳榔の露店
また、現地スタッフの話では、屏東市周辺の多くの農家が現在、檳榔の栽培をしているそうです。
これは、換金性が良いからと、作るのが比較的簡単だからだそうです。
確かに事務所に行く道中でも、檳榔畑とサトウキビ畑以外はほとんど見かけまへん。
中華民国政府は、この檳榔をできるだけ噛まないようにと指導してます
( 噛みすぎるとガンになるそうです <- 煙草とおんなじ)
しかしながら、そんな事はおかまいなしに消費されています。
(中には、興奮剤のようなものを仕込んだものもあるらしい)
とりあえず、台湾に来たら一度ご賞味あれ。