汕頭大学は、自然環境の良い大学といえます。キャンパスも広く、正門から留学生寮までは、10分近くかかります。キャンパス一周2kmくらいはあると思います。新しい大学なので、施設は比較的きれいです。ただ、市街地からはやや離れていて、銀行、スーパーがある汕頭の中心からは、バスで20分から30分かかります。料金は2元です。タクシーだと、25元から30元かかります。
生活の場となる留学生寮は五階まであり、屋上もあります。門限は平日は午後11時、土曜日は12時です。門限を過ぎても、寮に入れないことはありませんが、管理人を起こしたりと面倒です。部屋には、エアコン、机、クローゼット、ベッド、電話などがついています。トイレとシャワーは、隣の部屋と共同で、二部屋に一つのトイレとシャワーがあります。留学当時は、電話はありましたが発信できず、留学生寮の内線のようでしたが、今では部屋からインターネットに繋ぐことも可能なようです。最近は、汕頭大学の留学生寮にいる友人とチャットをしたり、メールのやりとりをしています。部屋に備え付けの物が少ないので、必要な物は自分で買わなければなりません。私は、布団、テーブルライト、洗濯機などを買いました。洗濯機は友人と一緒に買いました。
留学生寮はその名の通り、留学生のための寮です。しかし、最近中国に返還されたマカオからの留学生が大半を占めています。寮内には、200人くらいの学生が生活していますが、八割がマカオからの学生です。マカオ人といっても、民族的には中国人で、普段は広東語を使います。もちろん、中国の標準語である普通語も話すことができます。彼らとのコミュニケーションは普通語を使いました。マカオ人とは、寮が同じということもあり、すぐに仲良くなれます。その他には、マレーシア人、タイ人、シンガポール人、インドネシア人などがいましたが、みな中国系の人々でした。
食事は、大学の食堂が寮のすぐ前にあり、そこで食べることができます。ここは、安いですがまずいです。私は、寮から5分ほどの個人経営の食堂によく行っていました。一般に“経済飯店”と呼ばれる食堂です。ここの食堂は美味しいです。値段は大学の食堂よりも高く、チャーハンが5元しました。
授業は、月曜日から金曜日の午前中だけです。生徒数にも寄りますが、4つのクラスに別れて授業を受けます。ひとクラス多くても10人ほどです。実際には、授業に出ない人もいるので、少人数で従業を受けることができます。ただ、先生と一対一という事態もありました。
汕頭大学は自分のペースに合わせて勉強ができる環境といえます。