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今この瞬間にいち押しなのは、杉浦さやかさんの"わたしの日曜日"。日常を頭の中から追いやれる、ささやかな瞬間。特別じゃないほんの小さな休日の風景を楽しめる。そんなこの本がお奨め。
仕事の合間にこの本に目を通しつつ、また頑張ろうと仕事に戻る。そんな事の繰り返し。ハンドメイド魂もくすぐられまくり。休日の過ごし方ひとつで他の日の充実感も違ってくるよね。
ずーっとお奨めな本は、イタロ・カルヴィーノの"マルコヴァルドさんの四季"。イタリアの下町に生きるマルコヴァルドさんの日常。貧しさの中でも明るく楽しく生きてゆける強さを分けてもらえる。カルヴィーノは多分私が一番好きな作家で、他には"木登り男爵"なんかもお奨め。
自分の日記のタイトルにもした、ボリス・ヴィアンの"日々の泡沫""うたかたの日々"。どちらも同じ小説だけれど、訳者が違うだけで作品の印象も変わる。ちなみに私は"うたかたの日々"が好き。
お気に入りのジャズと美しい女の子との恋愛。それだけが生きていく上で意味のあること。そんな彼の愛する人が肺に睡蓮が咲くという奇病にかかってしまう。猛スピードで崩れ落ちてゆく彼の世界が美しく哀しいお話。
五味太郎さんの"大人(は・が・の)問題"。大人だって面倒くさがらずに、自分の頭で考えて自分の言葉で話そうよ。大人が楽しめなかったら、子供だって楽しめないし。本当に自立した考えを持つことの提案。
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