**elokuu 8**








20010831                    



関東地区は朝から雨。ま、今の私には、雨が降ろうが槍が降ろうが関係ないんだけど。夏休み最終日も重なったからか、いつもは子供の声が響き渡るマンション内も妙に静かである。

朝っぱらから書くべし!書くべし!とiMacさんに向かっていたが、午後からちょいと必要になった本を探しにLoftまで。最近Loftでは本かCDしか買っていない事に気がついた。インテリアや文房具などは、今一つ代わり映えしないしさ。といってパーティーグッズのフロアなんかに行っちゃった日にゃあ、うっかり一つ目小僧やからかさオバケのコスプレセットとか買っちゃいそうで怖いし。そろそろサンタの衣装とか売りだしそうだものね。危ない危ない。近寄らないようにしないと。

そういや、ここからちょっと行った所にワーナーの映画館が出来ていたよねぇと行ってみると、千と千尋がかかっていた。時間も合うし、せっかくだから観ることにする。

全席指定は気になるものの、館内はかなりいい感じである。日本産のアニメ映画を映画館で見るのは初めてだったが、期待を裏切らない出来栄え。というか、面白かったよ、やっぱ。いくつもの神話がちりばめられたストーリーは、老若男女を問わず楽しめるものだと思う。上映時間がちょっと長い?というのと、千尋の走り方。10歳の女の子が走るときに手をあんな感じに振るのだろうか?と少々気になるところもあったが。つーか、あの千尋の走り方と手の振り方、阪神タイガース時代の新庄が、充分間に合うスピードだと確信しつつホームインする時と似てるんだよねー。そんなわけで、千尋が走るたびに新庄選手を思い出してしまった私。いや、でも本当に面白かった。もう一度観たいくらい。

本編が始まる前に散々流れる映画の予告編を観て、つまらなくても観たいと思ったのがダン・エイクロイドが出ている(そこしか観てない)三ツ目のニコちゃんマークのやつと、ウォーターボーイズ。高校男子のシンクロナイズドスイミング・・・。それだけで笑えるんだけれど、聞くとそのモデルになった学校は弟の出身校である。うっそ、あんな所でそんな事が?とびっくり仰天。そりゃ興味も湧くってもんよ。

そんな事をしているから、仕事が全くはかどりません。当たり前だけど。明らかに自分が悪いんだけど。あー、気合い入れないと。






20010829                    



H2Aロケット、打ち上げ成功しましたな。
失敗した時の金額ばかりがクローズアップされてしまいがちなこのニュース。あんな物飛ばそうっていうのだから、そりゃ失敗くらいするでしょ。アメリカの宇宙開発には金ばかり出させられて、全く情報はもらえない日本である。ほんの数年前、H2ロケットを開発する時点の話。なにしろ軽量化を目指す理由で液体水素と液体酸素を使うことになったのはいいが、その危険性が全くわからない。それを超原始的な方法で実験する様を見て、目頭を熱くしたのをつい昨日のことのように思い出す私であった。だって、アメリカなんてとっくのとっくのとっくの昔に月に人が行ってるっつーのに、日本ではクレーンからドラム缶に入った液体酸素を落として実験してるんだよ。そら悲しくなるよ。よく戦争物のドラマで見る日本の光景。明日には原爆落とされるっていうのに、来るかもしれない敵に備えてナタの練習をしている子供達の様子をも思わせるその実験。その現実を目の当たりにしたときにゃあ、このお気楽指数100パーセントの私ですら日本の将来を憂いだものである。

結局H2は塗装もせずに、接続部分はボルトは使わずに溶接するという方法で軽量化に成功した。しかしその接続部分の僅かな凹凸から、圧をかけ続けることで亀裂が入るのが発覚。そこでやって来たのが職人さんである。手作業で溶接部分を丁寧にならして、真っ平らにするという職人技である。どんなに科学の技術が進歩しても、人間にしかできない事もあるのねーと思ったものだ。

そんなわけで、ロケット開発事業には寛容な私。成功例だけではなく、失敗も全て公表するという姿勢も良いんじゃないかと思います。そこいらの政治家達は、耳の穴かっぽじってよーく聞いとけよ!って感じです。失敗したときの損害額は大きいけれど、何に使われてるか全くわからないより、例え失敗してもロケット開発に使われたほうが全然良いんじゃないかと思うわけですな。






20010827                    



気楽に考えていたら、またしても仕事がやって来てしまった。ま、結構なことなんだけれど、この量・・・。今年の初め、1日22時間働いていた時と同じだけあるんですけど。大丈夫なのか?私は。

昨晩のニュースステーション、トップニュースは吾郎君の事件であった。おいおい、これがトップニュースぅぅ?と眉間にしわを寄せて脱力した私。大きくするなよ、話しを。そして今朝、たまたま見かけたワイドショーの冒頭はイスラエル対パレスチナの話である。お役立ち情報がある分、夜のニュース番組よりワイドショーの方がよっぽどためになりますな。ま、くだらない話が多いのも事実なんだけど。

吾郎君の一件をあんなに大きくしてしまうのは、結局は見せしめなんでしょうか。そしてしっかり見せしめられた私。実は今日、右折禁止に気づかずに右に曲がっちまい、ご用となってしまったのである。

まーーったく気がついていないので、警官に誘導されても私の頭の中は?マークの嵐。警官の口から「右折禁止なんだよ」と聞いて初めてその事実を知ったときにも、信じられなかったからね。というか、今でも信じられないんだけど。 信号のある交差点で、何でそこが右折禁止になっているのかがそもそも解らない。上り坂の頂点にある交差点の前の道は、いかにも「右折車はこちら」と言わんばかりに右に広がっている。右折禁止のマークは道を挟んだ側の信号の左手についているらしいのだが、手前の道から右に入ってしまうと対抗する直進車に注意がいくからか、全く気がつかなかった。

で、見ると私以外にもバイクが一台。警官は2人なので、捕まえられるのも2人が限度なんだろうけど。「あの道、ちょっと解りづらいですね」と言うと、警官は「そんなことないよ」の一言。「多分私が右折禁止を右折してしまったんだと思いますけど」と前置きをして、解りづらいからこそ、ほんの数分の間に私とバイクが右折しちゃってるんでしょ?今だってきっと、右折している車はいるんじゃないの?そりゃこの1年で、右折したのが私だけって言うのなら100パーセント私の不注意だと思いますけど、こんなに右折車が多いということ自体が解りづらいという事じゃないの。だからこそ、警官がこんな所で待機してるんでしょ?本当に危ないと思っているのなら、こんな所に隠れていないで右折禁止をもっとアピールしなければいけないんじゃないの?そもそも、あなた達の本当の仕事って何なの?と散々カバチタレる私。そこにもう1人の警官が、何故この道が右折禁止になったかという理由を言いにやって来た。あーあ、今の私に余計な事を言わないほうが絶対に絶対にいいのにね・・・と思いつつも一応聞き、その矛盾点を猛烈な早口で指摘し、警官の100倍もの言葉を喋りまくる。普段、意識しなくても私は相当な早口らしいが、早く喋ろうと意識すると自分でも驚くほど早い。喋りながら、壊れちゃったんじゃないの?って思っちゃうくらい早いのだ。

よく「警官とヤクザは似たようなもの」と聞くが、あぁ本当だなぁと実感。解りづらい標識を黙認し、いきなり因縁をつけてお金をとるんだものねー。すごい、こんなにその言葉を実感できるとは思わなかったな。ある意味感動したよ。勿論、お巡りさん個人の問題ではないという事は解っているけれど。





20010825                    



ひー。ちょっと大きめの仕事の納期が控えてはいるが、予定通りにこなせればなんとかなるでしょ。ということで、本日はちりっと買い物に。

昨日、八ヶ岳まで行きながらもジャムしか買えなかったので、本日は比較的いつものパターンに近くしてみた。と言いつつも、何故か神保町から渋谷・代官山・目黒経由で銀座コースである。なーんか行く順番間違ってない?効率悪くない?って、今更ながらに思うけれど、ま、いいか。

渋谷道玄坂の上の本屋さんに行きたかったけれど、路駐出来ない雰囲気。家に帰ってから新聞をよく読んだら、稲垣吾郎が路駐してたのが道玄坂だったのね。好きな店があるから行くけれど、はっきり言って渋谷自体は好きな街ではない。人にも車にも不親切すぎるんだよね。どうにかならんのか、全く!と、行くたびに思っているのだが、多分一生どうにもならないんだろうな。

そういや、千と千尋を見ていないし〜と、マリオンの駐車場に車を入れて映画館へ向かったはいいが、千と千尋を上映していなかった。普通最初に調べてから行くんじゃないか?と思いつつも、ジュラシックパーク3の次の上映時間に丁度間に合ったので観ることにした。

最初のジュラシックパークは3回も劇場に足を運んだ私である。深みも広がりもないストーリーに退屈する人もいたようだが、この映画の面白さは何といっても恐竜でしょう。くるぞくるぞくるぞ!と散々期待だけ持たせて全然ダメな映画が多い中で、これに関しては最初っから飛ばしまくりである。溜めがないのである。観た後は1週間の便秘も解消したような爽快感!(そんな便秘したことないけどよ。)もう、ネズミーランドのアトラクション感覚で楽しめますな。

何故かキハチづいている本日。
黒ゴマとはちみつのソフトクリームは、いきなりグレーの物体に驚きつつも、ものすごく美味しかった。写真はボケてるけど。アフタヌーンティー20周年の記念カレーもキハチによるもの。







20010824                    





昨日でひとつ仕事が終わってちょっと一安心。本日は八ヶ岳にまで行ってきました。

テレビや雑誌で度々特集を組まれたりして人気なのは知りつつも、あまり興味がなかったアウトレットモール。そんなわけで、友人に誘われるまで八ヶ岳にアウトレットが出来たのも知らなかった。本日の目的はそこである。

駐車場がたくさん用意されているのにも関わらず、道には車の行列。時間を外して夕方近くに行ったのにこの有り様である。しかし内容はいまひとつ。いった時期が悪かったのか、バラエティに乏しいのだ。似たようなショップばかりだし。ビームスとかLEGOショップとか、なんとなく食いつきが良さそうな店が入ってはいるんだけれどねー。自分たち以外の客を見ても手荷物が少ない。わざわざこんな場所まで、駐車場に入るのに行列を作ってまでやってくるのである。買う気は満々。お金使う気満々のはず。それなのに、帰りの駐車場に向かう人々の手荷物の小ささときたら。これだけ集客しているのに、勿体ないのう。ちょっとの工夫で売り上げは何倍にもなるぞー。そこら辺をサボっちゃうと、商売ってどうしようもないよね。ほんと、勿体ないの一言。

そういや先日新聞で読んで初めて知ったのだが、関西資本の家電ショップは関東資本の似たような店に比べると、販売価格を高く設定しているそうだ。もちろん、値切りに対応するため。最初から値切られる事を踏まえて、高めに販売価格を設定しているんだって。ということは、関東資本の店でも値切って買っちゃう私って、本当に安く買っているのかも。というか、普通は値切るよねぇ、家電ショップでは。

テレビ番組とかで、関西の方が何故値切るのか?という質問に「店員とのコミュニケーションを楽しむため」なんて答えているのを見ることがある。はっきり言って、私は安くしてもらいたいから値切るのだ。別にコミュニケーションなんて楽しみたくないんだけど、相手との会話の中で値段が決まるので、それは大切にしたいところ。私が家電の適正価格を知らないだけかもしれないが、何でも高く感じるんだよね。お金もないし。ちょっと話せば安くしてもらえるし。

今、周囲を見渡してみてもパソコン以外の電化製品で値切らなかったものって殆どないかも。CDラジカセも1万安くしてもらったし、プリンタやスキャナーも安くしてもらった。マッサージチェアなんて、一言「これってもう少し安くならないんですか?」と聞いただけで4万円も安くしてくれたんだよねー。4万は大きいぞー。黙っていたら、4万多く払っていたわけでしょ。やっぱ聞いてみるもんだよな。

特にコツとかはないけれど、「どうしても欲しいんだけれど、もうちょっと安くなると嬉しい」くらいの気持ちを持って店員の立場も考えて、お互いが不快にならないようにする事が大切ですな。なめられないようにする事も大事だけれど、客という立場を利用して上に出たり、一方的に「安くしろ!」なんて態度じゃ、安くなったとしてもお互いに気分悪いものね。






20010822                    



がーっ!! 忙しい!

ただでさえ「今月は早めに終わらせる!」と鼻息荒く仕事しているのに、関東地区は午後からカバチタレ!の再放送。今日なんて夜にはネズミーシーもといディズニーシーの特集までやってるし。そのうえ一日中大騒ぎだった台風速報見たさに、ずーっとテレビはつけっばなしである。ま、見なきゃいいんだけどさ。

仕事をするべくiMacさんが置いてある部屋にはテレビはなし。しかし台風速報が気になり、仕事部屋(なんて大それたものじゃないけど)からリビングまで、猫と一緒にうろうろうろうろしているのも面倒くさい。そうだ! そんな時こそ、キツネにつままれた様に宇宙人に操られていた様に、いつの間にやら買っていたiBookさんの出番じゃん!と、リビングのテーブルで働くワタクシ。やーっとノートパソコンの便利さがわかりましたよー。今日、その瞬間に初めて! イェス!リスペクト! ノートって便利だねぇ。

ところで、台風11号。関東地区はあれれ?って感じで通り過ぎて行ってしまった。つれないお方である。いや、いいんですよ。来なくて全然OKなんですよ。
しかしこれで水不足も一気に解消!どころか、溢れんばかりで水害の嵐。結局、保水力がないって事か。それって山に森林がなくなったのと関係がある?んだよね。森林伐採反対! 与作は木を切るな! 女房のはた織りはOK! そして台風などのニュースを見るたびに、人間なんて結局は自然の中で生きさせてもらっているんだよねーと謙虚な気持ちになる私であった。

話は強引に戻るけれど、ディズニーシーってすごくない?エンタテイメント精神に弱い私、あそこまで「楽しませましょう!」という気持ちに満ちあふれていると、素直にははーーっとひれ伏したい気分になってしまいます。「稼いだるでーー!」って気持ちが見え見えでもいいんです。素直に騙されましょう。思いっきり楽しんで私もハッピー、思いっきり稼ぎまくってネズミーもハッピー。みんなハッピーで万万歳!イェーイ(ちょっと高島忠夫風)!!
でも、あまりにも混んでいるのは嫌。年内は行かれないね。






20010820                    



ニュースでは盛んに「台風11号が・・・」なんて言っているが、関東地区は全く雨が降りません。予報じゃあ朝から雨になっているのに、全然っすよ。どうなっているのでしょう。雨、降ってくれーー。

台風がやってくると聞いた瞬間、ちょっと笑ってしまったのは、その前日に愛知だかどこかで行われた雨乞いのニュースを見ていたから。いやぁ、やってみるもんだね、雨乞い。それにしても、ちょっと雨が降らなければ水不足。降りすぎれば水害。自然のバランスって本当に微妙なのね。何にしてもそんな大それたものを人間がコントロールできるわけもないのだから、謙虚に生きていきたいものですな。妙な器具つけて海になんか潜るからサメに襲われるのよー。もともと海に住んでいたのはサメの方なのに、そんな事で悪者扱いされちゃあたまったもんじゃねぇだろう。サメさんも気の毒である。

先日発売された「雑貨カタログ」をめくっていたら、突然現れたmarimekko、マリメッコの文字。北欧ブームに乗ってやって来たフィンランドのテキスタイルメーカー、マリメッコのバッグが紹介されていた。

うーん。マリメッコねぇ。ほんの数年前にフィンランド土産として持ち帰った時には「イトーヨーカドーで1980円くらいで売ってそう」なんて言われたりしていたのに、今やこの扱い。ブームっていうのは、そんなものですな。ちなみに私の土産のマリメッコバッグ達は、じいさんばあさんのお散歩用バッグとして大活躍しているはず。自分用には買わなかったんだよね。

日本人の私から見ても、北欧諸国は物価が高い。特に食料品は高かった。当然の事だが原産物は日本で買うよりは安いので、アラビアの食器やムーミン本等を買いまくりました。大量のムーミン本をレジに持ち込んだ私を見て、おばさんの店員がニッコリと微笑んだ。間違いなく子供だと思われていたのだろう。今と比べてはるかにフィンランド語を覚えていた時期だったのにも関わらず、使った言葉の90パーセントはキートス(ありがとうとか、どうもという意味)である。貼られているポスターなどに書かれている文字は理解できても、自分の口から発することはできなかった。テープを聞きながらの勉強してはいたが、実際に会話をしたことがなかったからな。やっぱり日本でフィンランド語を勉強するということ自体に限界があるのだろうか。

そういや今日見たテレビ番組。「外国かぶれはそんなに悪いのか?」というテーマでディスカッションしていた。外国かぶれって聞くとまず最初に浮かぶのが、おフランスかぶれのイヤミとアメリカ帰りのバカボンのママの友達ざます。って赤塚マンガばかりだけどさ。番組では「海外挙式」やら「アメリカでの出産」なんてことが話し合われていた。外国=アメリカってことだったみたい。モザンピークやバングラディッシュの話題は出てこなかったな。

でもさぁ、いいじゃんね。海外挙式くらい。好きにさせてやれよ、もう。自分たちでお金払ってんだからさー。と、海外挙式大反対チームの発言を聞きながら思った私。クリスチャンでもないのにチャペルで結婚式を挙げるのは確かにおかしいけれど、それが日本人でしょ。日本の伝統がとか文化が・・・とか言っている奴の服装が既にアメリケンなのよねー。そこんとこどうなんでしょう。ま、臨月の身で「アメリカで出産したい」の一心でハワイまで行き、出産をして帰ってくるって奴の気は知れないけど。アメリカと日本の両方の国籍を持たせたい!だって。その前に子供の健康を願ってほしいよ。

北欧ブームでやたらとテキスタイルやファニチャーに注目が集まっているが、北欧と言ったら照明でしょう。長ーーくて暗ーーい冬を過ごしている国々だけに、当然のように照明に対する気遣いも日本の比ではないのである。だからさー、日本ももうギンギラギンの蛍光灯を乱用するの辞めようよ。だから目の悪い人が多いんだって!もっと部屋の照明器具について考えようよ。と、ひとり鼻息を荒くするフィンランドかぶれの私。でもさ、日本人の視力低下の大きな原因のひとつは蛍光灯だと思うよ。






20010816                     



早い! もう八月も後半ですな。関東地区はまたしても猛暑。汗をかくのが嫌いな私としては、かなり嫌な感じの本日である。

好き嫌いの問題以前に、今年は日焼け止め+汗で目の下の一部がかぶれちゃって面倒な事になっているのだ。涼しければなんともないのだが、暑くなるとかゆくなる。で、鏡をみるとうっすらと赤くなっているのである。ほとんどの時間を家で過ごしている現在、日焼け止めをつけているのもほんのわずかな時間なのにこの有り様。ほんと、夏って辛い季節だよ。

午前中、仕事が一段落したので、本屋&食材の買い物にでもいくかねと用意をしている時に母からの電話。実家の隣は母の弟が住んでいるのだが、その娘・つまり私の従姉妹が仕事を辞めたがっているとのこと。男ばかりの職場でいじめられているらしいのだ。もともと明るい彼女がいじめられている事自体が想像できないのだが、最近すっかり性格が暗ーーくなってしまったらしい。当然の事ながらそんな会社、辞めちゃえ!というのが彼女の両親を含む周囲の意見である。「会社でも"暗い"とか言われちゃって、あんなに明るい子だったのに」と母も心配そうであった。ほんと、とっとと辞めたほうがいいよ、そんなとこ。

そういや以前の職場でも、私とは違う部署ではあるが、男ばかりのところに1人だけいた女の子がいじめられていた。
といっても、いじめていたのは上司である。仕事中に呼び出されて勤務態度についてくどくどと文句を言われた挙げ句、「年の割に元気がない」なんて余計な説教までされている始末。大きなお世話。んなことハゲに言われたくねーっつーの! 自分の頭髪の方がよっぽど年の割に元気がないじゃねーか。人の事より、自分の頭の心配しろよ!と、帰り道に話しを聞きながらスパークした記憶がある。

実際のところ、彼女は「年の割に元気がない」わけではない。大体その"としのわりに"というのがそもそも謎だが。ただ、男性ばかりの職場で、もくもくとPC画面に向かっていなければならないので、大人しい印象はあったのかも。普段は全然そんな事ないのだけれど。ま、女の子に毎朝お茶を入れさせているような上司だったから、その辺りの感覚からすると「愛想のない子」くらいに思われていたのかも。
よく言われるけれど、男の嫉妬というかいじめって本当に陰湿でいやねー。バッカじゃねぇの、ほんと。だからハゲるんだよ、おやじ。だから臭いんだよ、おやじ。なーんてスパークするままに暴言吐きまくりの私を誰か止めてーーって感じだが、ほんとうに嫌。

そういや、田中真紀子さんもいじめられまくっていましたな。はぁ?何が問題なの?なんて事で党紀委員にまでかけられて。アホらしいったらありゃしない。そんな時間に私たちの税金を費やさないでほしいのね。あいつらって暇なの?暇なら海辺で空き缶拾いでもすりゃあいいのに。






20010814                     



この日記を読んでくださった方から、「話と話のつなぎ方がうまい」との感想をもらう事がある。
実際にはつなぎ方などを考えているわけもなく、当然のように暴走しているだけだったりする。多分私の脳幹の太さは相当のものなのだろう。昨日の日記*は一昨日の「映画好きへの100の質問」について書こうと思っていたのに、何故か高源夫妻の話題で終わっちゃってるし。でまた、一気に書いたら一気にアップ。当然のように読み直すこともなし。それって文法的にかーなり間違ってない?そんな日本語あり?なんていう文章があっても無視。我ながら恐るべし大雑把っぷりで、もともと"書こう!"と思っていた事すら、すっかり忘れている事が多いのだ。よく血液型分析などでも、「O型は比較的大雑把、細かいことにはあまりこだわらない人が多い」って言われたりするから、もうこれは仕方ないよねぇ。ま、私はA型なんだけど。

ここのところ、テレビドラマ「救命病棟24時」を軸に私の一週間が回っているわけです。かなりツッコミがいがあるドラマではあるが、よく出来ていると思うんだよね。実際の看護婦が「人の死に対して鈍感になりそうで怖い」なんて悩んでいたら相当イヤだけど。そうゆうジレンマって学生時代か、せいぜい研修時に解消してほしいよな。真剣に仕事をしていたら、鈍感になりようがないでしょう。しかしこのドラマの江口洋介は恰好良い。そして宮迫の医者役は妙にリアルで笑える。ほんと、よく出来ましたって感じ。






20010813                     





関東地区というか私の育った環境では、今日から先の日を順に明日・明後日、明明後日(しあさって)、やの明後日・・・と数えている。もう、当然のように。しかし地域によって数え方が違うという驚愕の事実を耳にしたのである。東京以外では、明日明後日から、明明後日と言わずにやの明後日と言うとか、関西では明日明後日明明後日の次は"ご明後日"と言うとか。うわーー。ほんと?とかなりびっくり。地球儀や世界地図ではちんまりと、ちびっちゃーーいミクロ島国日本でも、こんなちょっとした事が大きく違ったりするものなのねー。いやー、知らなかったよ。生きてるだけで面白いことって沢山あるんですねー。得した気分なり。

今月はちょっと早めに終わらせたいので、そろそろ仕事に入ります。世間は夏休みなのにさー。ま、1年中休みのようなものなんだけど、私なんて。

妙なテンションのまま終わってしまった世界陸上。結局男子リレーはどうだったのよ?と結果も知らない私であるが、女子マラソンだけはしっかりと見たのだ。非国民と石を投げられるかもしれないが、今回はシモン選手を応援していたのである。もうさ。なにしろプロに弱いのよ。シモン選手のプロ根性には目頭を熱くすることしばしば。なにがすごいって、故障をしないというところ。プロの証ですな。くだらない企画で日本のテレビ局の廊下とか走っちゃったりするしさ。その辺りの根性は世界最強でしょう。そしてそのシモン選手に勝った高橋尚子選手はやっぱすごいよねー。

はっ。高橋尚子といえば。全然違う人なのだが、高橋直子さんなのである。
そういや最近忘れていたけれど、高橋源一郎って競馬以外に何かやってるの?なんて思っていたら、以前に買った通販生活のカタログに登場していた。いや、気がついてはいたのだが、あまり気にしていなかったのだ。
で、その写真を見ると、傍らに佇む女性が。あれ?これ、直子さん(奥さん)じゃあないよねー。で、誰?とよく読むと「室井祐月さんと99年に入籍」との文字が。ええーーっ?入籍ーっ?するってぇと、直子さんと別れちゃってたのかーー?しかも99年って、一昨年の話じゃん! 全然知らなかったよ!とこれまたびっくり。慌ててネットで調べたら、なんとその室井さんとも既に離婚しちゃっているらしい。あんた、早すぎだよ!!

個人的にHPを作る。自分のHPで日記を公開する。なんなの?それ?と思っていた私が、こうして日記を書くきっかけになったのが、高橋源一郎の「追憶の1989年」とかいうタイトルの日記本なのである(古川ロッパの日記もきっかけになっている)。当時の奥さん(直子さん)と猫たちとの暮らしっぷりが面白く、他人の日記ってこんなに面白かったんだーと大笑いしながら読んだ記憶が。バブリーな時期も手伝ってか、毎年宝くじでも当たってるんじゃねぇのか?ってくらいの暮らしっぷりだったし、あの夫婦。時の流れには誰も逆らえないものやね。



私が一番好きな雑誌。暮らしの手帖の今年の料理本。なにしろシンプル。使う調味料を最小限におさえ、ちょっとした気遣いをプラスする。快適に料理を楽しむコツですな。よく作るインチキ揚げ出し豆腐が「オイル焼き」との立派な名前で登場していた。






20010809                     



立秋も過ぎ、すっかり日が短くなったなぁと感じる今日この頃。

夕暮れどきにひとり黄昏れ窓から外を眺めて過ごすしましま2号、オビの影響か、最近日が沈む時間に外を眺めて過ごすのが日課となりつつある。夕方に風呂から出ると、丁度暮れ始めているんだよね。で、涼みながらぼけーっとしちゃうのね。もともと電気の光、特に蛍光灯が好きじゃないので、部屋の明かりはすっかり暗くなってからじゃないとつけない。引っ越してもう2年半近くになるのに、照明器具だけが決められない。これは!と思うのもあったのだが、迷いつつも現在に至っているのだ。そんな理由もあってか、かーなり薄暗い状態でもそのままなのである。以前は蝋燭を使っていたのだが、猫と暮らすようになってからは滅多に使わなくなってしまった。だから視力が良いんでしょうか。大体の職場って、ギラギラの蛍光灯を一日中つけてるものね。通勤しているときには視力の衰えを感じつつもあったが、今なんて全然っすよ。もう、100メートル先の女子高生が持っているブランドバックが偽物かどうか見分けられるくらいの勢いっすよ。

そんな本日。じゃなくって昨日の話なんだけど。
ぷらーっと立ち寄った本屋で、話題のベストセラー「新しい歴史の教科書」をすっかり立読み。率直に感想を言うと、面白い本だった。今までの私の知るかぎりの(ってものすごく限られてるけど)の歴史の教科書と違い、歴史観がきちんと書かれていて、共感はできないもののこれもひとつの考え方だよなぁと納得させられた。ま、思いっきり右向いてるけどよ。

しかしそれを教育の場で使うというのは、どうなんでしょうね。一個人の思想に基づいた歴史観である。そら、今までの歴史教科書と比べればはるかに面白いし、そういった意味での良い本かも知れない。でもさ、それは好んで読むものであって、教えられるものじゃあないと思う。ましてや養護学校での使用って・・・。まった、抵抗の弱いものに対して、汚い手を使うよねー。びっくりっすよ。生徒ひとり辺りに使う税額が、当然ながら健常者よりかかる環境。あんたまた、よくもそんな所につけ込んじゃうものだよ。もう、裏で汚いことやっちゃってんじゃないのー?って思わざる得ないでしょう。分かり易すぎて怒りも笑いも出ないわい。情けないぞ、おい。

でもまあ、授業って教師次第なんだけどね。教科書なんて教える側にとっては、どうにでも使えるもんだろうし。

すっかり立読みをして、さて買えるかと歩きながらふと目に入る一冊のタイトル。
むさいお兄ちゃん達の肩越しに見えるその本。確か先々月に14ページ分ほど原稿を書かせてもらったような。しかし怪しい。「大人向け」の本とは聞いていたものの、極めて健全な出版社である。そして私が書いた文章も、ごく一般的なものである。しかしその「健全な出版社」つーのが足を引っ張るのか。表紙に水着のお姉ちゃんでもにっこり微笑ませるくらいすればいいのに、文字だけでアダルティーな雰囲気を醸しだそうとしてるのよ。おかげで怪しさ倍増である。内容なんて、全然大したことないはずなんだけどねー。

と思いつつも、さすがにお兄ちゃん、おっさん達をかき分けてその本を手にする勇気もない。そして当然のように担当もその本を送って来ないので、結局中身は分からずじまい。終わった仕事だし、どうでもいいんだけど。別に。



オビの最近のマブダチ、うさぎのあみぐるみ。新聞を広げると必ずやって来るうに様。おかげで新聞を読むのにやたらと時間がかかるんですよ。






20010806                     



過去の自分の発言にとわられる程、アホらしい事もないですな。
そんなわけで、どーでもいいと思いつつもやっぱり気になってしまう8月15日の小泉君の動向。有言実行って、自分の首しめちゃうんだよね。辛いところだな。

そら近隣諸国とは友好的に、うまくやってほしいわな。他国から見たところの「靖国神社」がどれだけ特別な物かっていうのは、今の日本人にはなかなか分からないものだし。実際、日本人の私から見ても、なーんでA級戦犯まで合祀しちゃったのかが全く分からないよ。
しかし小泉さんの「戦没者を追悼したい」って気持ちもねー。そらそうだよねー。ならいっそのこと、靖国神社だけにとどまらず8月15日の1日で全国行脚しちゃうってのはどうかね。思う存分追悼してもらおうじゃないの。両わきにナインティナインとかいると雰囲気でるかも。物理的に可能かどうかはわからないけどさ。

なーんて不謹慎な事も考えたくなるよな。だって「首相の靖国参拝の賛否」の統計で、賛成と反対がほぼ同率。今までだったら圧倒的に反対!!だったのに、同率っすよ。どう考えたって異常でしょーー?恐るべし小泉人気。炸裂しとるね、もう。それを国益に結びつけてくれりゃあ、ほんと文句の言いようもないんだけど。






20010804                     



どうも日記が滞りがち。日常、特に変わったことはなくとも、面白いことはあったりするのだが、タイミングを逃すと書く気が失せちゃうんだよね。そうだ。ケータイからもupできる日記にすればいいんだ。文字を打つのはちょっと面倒だけれど、いつでもどこからでも日記をupできるでしょう。と、さっそくフリーのCGIスクリプトを探してダウンロード。設定をしている時点で「あれ?今私って、ケータイ持ってないじゃん!」という事に気がつき、あまりにも意味のない行動に我ながら情けなくなる今日この頃。

まるっきりの暇つぶしに入ってみた古書店で、ちょっと変わった本を発見。1920年代後半から1930年代初期の建築・デザイン関係の洋雑誌が平台に積まれていた。およそ今から70年くらい前。ということは、昭和初期ですな。ちょうどデュシャンやマン・レイがアメリカに渡り、ダダだとかシュールレアリズムなどが建築デザインにも影響を与えだした頃なのか?ページデザインや広告ページの字体なんかもいい感じ。とにかく状態の割には安いし、面白そうなので全部買うことにした。重くて持って歩くと身体が地面に埋まりそうだったけど。

しかし一体なんなのだろう。切り刻んじゃったりしちゃあまずいのかなぁと、念のためネットでチェック。米国国立図書館のHPとか見てもよくわからない。国内の工大蔵書リストを見ると、何冊か見つけることができた。月刊誌なのだが、キレイに全巻揃っている大学はなし。マイクロフィルム化されているものもある。価値のあるものなのかなんなのか、全くわからない。でもさ、古書専門店であの値段でしょ?価値のある物とは思えないんだよねー。ま、分かりそうな人を探すことにしようっと。

夕方から友人と「A.I.」を観る。人間の働きや感情までもを押し付けられたロボット達と、本来の人間らしさを失っていく人類の対比をどちらに感情移入することもなく冷静に見つめるキューブリックのシニカルな視点と、「だって僕ってマザコンだし〜」ってな感じのスピルバーグの演出が上手に融合するわけもなく、どうもちぐはぐとした印象だった。ちびっこロボットのデイビット君。一緒にプールに落ちてしまい、人間の子供だけが助けられる水面の様子を水の中から見ている記憶や、愛するママに森の中に捨てられる記憶。リアルな人間だったら間違いなく虐待なのだが、そんな仕打ちをうけても憎むことはなくひたすらママに愛情を注ぎ続ける異常さは、そうプログラミングされたロボットならでこそ。人間の子になりたいと望むのはいいが、リアルな人間の子になったらその辺りの感情はどうなるわけ?なーんて疑問はお構いなしに、ひたすら甘く長ーい映画だった。だって「もう終わり?」って思ってから、30分以上もあったんだよ。ま、人気もあるし人も入っているみたいだから、面白いんだろうね、きっと。しかし「人間がロボットを愛することはできるのか」なんて、あんなリアルなロボットを作っちゃったって時点でその人の答えは出てるじゃんね。所詮は幻想、錯覚ってことか。ロボットだったら、むき出しの機械でも充分でしょ。






20010801                     



おーっと。油断しているうちに、8月になってしまった。
昨日午前中に、無事先月分の仕事を終え、すっかり脱力気分で過ごしておりますが。しかし働いた分だけ使ってしまうというのはどうゆうことなんでしょう。働けど働けどと(そんな働いてないんだけど)じっと手を見ると生命線だけが妙に長く、手のひらに向かって「おーい! 知能線!!」と呼びかけずにはいられない今日この頃。ところで知能線が片手に2本ずつあるのと、頭につむじが2つあるのって、何か繋がりがあるのだろうか。

そんな本日。車のバッテリーの調子が悪いのさ。車検は通してもらっちゃったけど、そろそろ交換しないとだよねぇ。と、近所のオートなんとかという車屋さんまで行くことに。それにしても高いぞ、バッテリー。もう何回か交換しているから大体の値段はわかっていたけれどさ、安いのだって沢山売ってるじゃん!と、そのバッテリーの必然性について詳しく説明を聞いてしまった私。自分で価値がわかるものならともかく、よくわからない物によくわからない状態でお金を払うのが嫌いなのである。まあ、いわゆるひとつのケチなんですけど。そんなわけで、役所とかでもやたらと質問をしてしまい、己の常識のなさを惜しみなく披露。よく"聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥"などというけれど、私の場合、聞いてばっかりいるのだから、結局一生の恥かきっぱなしじゃん! と、最近気がついたよ。

ここ数日、関東地区は猛暑再来。おかげで、しましま1号2号もすっかりぐったりしている。食欲も激減。人間だって暑くて辛いのだから、毛むくじゃらの猫族はさぞ大変だろうねぇ。肉球でしか汗かけないし。


ちっとは元気を出してもらおうと、マタタビ入りオモチャを製作。以前、キャットニップ入りで同じようなネズミ君を作ったら、ものすごい勢いで遊んでいたよなぁと思い出したのである。今回もマタタビを仕込んでいる時点でうにオビ大興奮でしたぜ。しかしマタタビってちょっと変わったお茶?って香りなのに、なんで猫族はあんなに反応するのだろう。謎だな。どーでもいいけどこのネズミ。「何か変」ってことは分かるのだが、何をどうしたら良いのかがわからなかった。ネズミってどんなんだっけ?



こちらはうちの羊族。グレーと白はイタリアン。黒はスオマライネン、フィンランドの羊なり。




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