199802 ウラニッキ





2月28日

しかし大変だった。父は以前に病気をして以来、一応家で安静にしていなければならない体だったのだが、本人に自覚がないらしく随分と家族を心配させた。まあ、体がどうであれ本人の気持ちはものすごく元気だったりするので、それでも大事には至らないと思っていたのだが。7年前にひ臓を摘出してからは感染症に気をつけるようにと言われ、それ以来私は風邪をひかなくなった。昨年の暮れ辺りからどうも弱気な発言が多くなり、そしてあっという間に悪くなってしまったのだ。鼻っ柱が強くて口が悪い、その割には気の小さいところのある父に、私は随分と無神経な事を言ってしまったのではないかと思う。実家から自宅に帰る車を運転をしながら、よくそんな事を考えていた。頭の中が父のことでいっぱいになっていて、ふと気が着くとどこを走っているのかわからない。そんな事ばかり。亡くなって葬式が終わるまでは、何もしないくせに口ばかり出したがる親戚達に腹を立てたり、なにしろ父の事はあまり考えないようにしていた。そのまま今に至る。明日は初七日。早いなぁ。そろそろ色々な事を片づけなければいけないのだろうか。そういや、通夜の準備をしている時にちょっとした問題があり、私と母と弟の3人で話し合っていた。母がふと「お父さんに聞いてみよっか」と言った。私と弟が間髪入れずに「もう、死んでるよ!」とつっこみを入れた。実感がないのは私だけではないらしいな、どうも。



2月18日

今日は楽しい誕生日。(本当に楽しいのかどうかは不明)なんかいっぱいメールもらっちゃって嬉しかったす。みなさんどうもありがとう。ちゃんとお礼メールします。ところで今日からマックワールドエキスポだよ。さすが、私の誕生日に合わせてくれるなんて。って、行かれないけれどね、私は。もっと長い期間やってくれればいいのになぁ。



2月17日

ジャンプ団体の金メダル。期待されていただけに不安も大きかったから、余計に嬉しいのだ。いや、みんなよく飛んだよなぁ。あんなに吹雪いていたのに。ニュース番組に志村けんが出ているのかと見たら、泣いている原田選手だった。本当によく飛んだよ。リレハンメルでの失速があっただけに、うれしさも何倍にもなるね。



2月16日

久しぶりにお昼にケンタッキーに行ったんだけれど、チキンフィレサンドが小さくなっている様な気がした。これ、その場所にいた4人の意見が一致したのだけれど、気のせい?それとも私が大きくなったのだろうか。それはないな。今日はテレビでフィギュアスケートのペアをちょっと見ただけ。イタリアのチームがフェリー二の映画に出てくる曲を使っていた。フェリーニ、亡くなったよね。ジュリエッタ・マシーナも、マストロヤンニも亡くなってしまった。なんて考えてひとり黄昏る。頭の中では小沢健二が唄っている。幸せなときは不思議な力に守られてるとも気付かずに。そういえば、今日職場近くのソフマップで見たWinblows98ってソフトが面白そうだった。ウインブロー98。ドルマークが笑える。お金をあげるとすくすくとB氏が育つ「ビルゴッチ」だって。そのままじゃないか。



2月15日

昨日までの暖かさはどこへやら。天気予報によると、昨日と比べて12度も低いんだって。おかげでまた、オリンピックを一日中見てしまったではないか。船木、あんなに距離を伸ばしておいて飛型点が満点なのはすごすぎる。そりゃぁ金メダルでしょう。原田、ものすごく飛んでしまったね。着地をする前にアナウンサーが「立てーー」と叫んだのが笑えた。しかしよく転ばなかったよ。さすがだ。そのあとの会見では、まったくむかつく質問にも笑顔で答えていたりして、あの人柄は金メダル以上だな。銀のフィンランドの人も凄かった。
今日のヒットは2人乗りボブスレー。乗り込む前の気合いの入れ方がすごい。俺はやるぜ!って感じで。恐いよ、あれ。素足にスニーカーの選手もいたりして、本当にものすごい気迫だった。あのそりのデザインも良いよね。アイルランドのクローバーが可愛い。超シンプルなドイツのも良かった。しかし、牛の色を参考にしたというスイスは(単に黒と白なんだけれど)カタカナで"スイス"とか書かれていて面白かった。あれってやっぱり、重い方が有利なのかなぁ。そうすると、リュージュなんかも体格の良い人の方がより有利なのか。小錦とかがやったらどうだろう。ものすごいスピードだったりして。体格良すぎて、コースにひっかかっちゃうかもね。それよりなにより小錦がリュージュで滑ってきたら、ものすごく恐いぞ。おおいちょうに、まわし姿の小錦とリュージュ。そんな事を考えながら、テレビを見ていた。オリンピックって本当に楽しい。



2月14日

荻原健司、4着だった。しかしよく頑張ったよなぁ。荻原兄弟を実際に見たという人が、「そっくりだったよ!」と言っていた。当たり前だって、双子なんだから。そういえば次晴の方も6位入賞だよね。すごいよ、それ。そんな双子は滅多にいないぞ。今日も長野は雨が降っていた。そういえばここのところ、本当に暖かい日が続いているよ。あ、念願のカーリングを見ることが出来たよ。あれ、面白い。囲碁とビリヤードと漬け物石が混ざったような競技だ。手っ取り早く言うと、ゲートボールみたいなものか。テレビの前でひとりで盛り上がる。日本は5位決定。しかし面白かった。



2月13日

13日の金曜日、しかし大安だね。私の職場では、とりまとめて義理チョコを配るとかいう妙な習慣がないので、明日がバレンタイン当日ということすら忘れていた。私に関して言えば、バレンタイン=チョコレートをあげる という図式もとっくに崩壊しているのだけれど。そんなわけなので、「今時まだ、チョコを配る習慣なんてあるの?」なんて感じだったりしてね。まあ、みなさん幸せそうでなによりだ。
そんな事より、荻原健司、ジャンプは9位か。なかなか苦しいなぁ。弟は3位だったのね。明日のクロスカントリーが楽しみ。長野の小中学校は、オリンピック休暇があるんだってね。もともとは厳寒休暇なのだけれど、今回はオリンピックに合わせたと聞いた。平均9日間もあるんだって。いいなぁ。でも親は仕事だったりするので、家でテレビゲームでもやっていたりしてね。



2月12日

朝、電車から降りるときにやたら後ろのおやじが押してきて、ものすごく頭に来た。全く最近のおやじには困ったものだよ。キック一発。JR、無駄に料金ばかり取っていないで、おやじ車両を作って隔離しろ!!通勤電車って、精神衛生にものすごく悪いと思うのだけれど。もう少しだけ余裕が欲しいような気がするなぁ。あと、風邪ひきの方は電車に乗るときくらいマスクをしてほしいものだ。自分の為にもその方がいいと思うのだけれど。なんかみんな、平気でゲホゲホ咳しているけれど、自分じゃ気にならないのかなぁ。隣に立っているおじさんがものすごい咳なんてしていると「こいつの風邪だけはうつりたくない」とか思って息を止めてしまう。意味ないんだけれどね。それで、苦しい思いをするんだよな。会社に行くのも命がけだよ、全く。



2月11日

天気の良い祝日。空は青いし、全く気分がいいよ。原田が2度目のジャンプに失敗しても笑顔でいられるくらいだ。その瞬間に思ったんだけれど、必ず期待を裏切る人、それでも愛されてしまう人っているんだよなぁって。リレハンメルでの失敗の時も思わず笑っちゃったもん。だって練習中は95.5メーター飛んでいたんだよ!そんな所で、エネルギー消費するなよって感じだよな。マラソンの谷口とかもそうだけれどさ。あの眉毛のせいかもね。船木みたいにまっすぐに揃えなくちゃ駄目なんだよ、きっと。しかし船木の眉毛は気になる。なにがあっても、テレビに彼が映っている間は眉毛から視線がはずせない。おかげでどんな顔だったか、全体像がはっきりわからないくらいだ。金メダルはフィンランドの人。それもうれしかったな。モーグルの里谷さんはすごかったね。やたらタイムが早かった。アメリカ人選手の得点がいやに低かったのがちょっと気になったけれど、タイムの問題か。私の大好きな、スーパー大回転(しかしなんでこんな種目名なの?)がちゃんとテレビ中継されないのが悲しい。あれめっちゃ面白いじゃん!!カーリングも興味深いものあり。上手下手の違いを知りたい。
オリンピックが始まってからというもの、何しろテレビをつければそれに関連したものを探してしまう。自分が汗をかくのは嫌いなくせに、人がスポーツしているのを見ているのは大好きなんだよ。以前、夏期オリンピックでの競歩の中継を4時間しっかり見ていたことがある。よく飽きないよなぁと自分で感心したよ。



2月10日

うれしーな。スケートは清水が金メダル候補と言われていても、そこはオリンピックだからな、何が起きるかわかりませんぜなんて思っていたけれど、本当にとったのね。夜遅くに帰ってテレビを見ると、泣いているお母さんの姿が映っていた。おめでとう!!いや、一日の疲れも吹っ飛んだよ。清水選手の育ってきた環境って浪花節が好きな日本人がいかにも喜びそうなシチュエーションで、試合前にそんなことで騒がれるのもいやだろうなぁなんて思っていたのだけれど、そんなの関係ないわけね。やっぱり実力なんだな。思わずテレビの前で万歳をしてしまった。日の丸が一番高いところに上がるのがテレビに映る瞬間、日本国民がみんな国粋主義者になっちゃうわけだ。いつもは国は関係なく、かっこ良さの基準だけで選手を応援してしまう私までもが万歳なんてしちゃっているしなぁ。ま、それだからこそ楽しめるのだけれど。



2月8日

今日はテレビでオリンピック三昧だーー。なんて思っていたけれど、雪で中止になってしまう競技もあったりしてあんまり満喫出来なかった。しかしスノボは面白い。ローラースケートが苦手でスケボーは好きな私なのだけれど、あれって板(ローラーは板とは言わないけれどさ)の数ではなくて体の向きなんだな。スケボーだと横に進むじゃないか。私は縦に進むのが苦手だったんだ、と、妙に納得。しかしリュージュって危険な競技だよなぁ。そんなに危ないことをしていると、お母さんに怒られるよ!!と思わずテレビに向かって語ってしまったではないか。



2月7日

いや、オリンピック、始まったねぇ。開会式も何事もなく終わった様子でなにより。天気もまあまあだったし。あの子供のセーターが可愛かった。第9を唄っている間に明けていくアフリカの空は感動的だったよ。冬のオリンピックって、冬にしか出来ない競技が多い所が好きなんだよな。夏にやっているのって年間通していつでも出来るのに、なーんでわざわざ暑い夏に行われるのか、ちょっと謎。マラソンなんて暑い中本当に大変じゃないか。スポーツってそうゆう事じゃないと思うのだけれど、何か意味があるのかなぁ。ま、いいや。
聖火をつける伊藤みどりを見て、紅白での小林幸子を思い出した人は少なくないはず。あと、小沢せいじは良かった。ちょっと顔が恐かったけれど。
弟と、なんといっても格好良いのは、トレインスポッティングのユアン君でしょうということで話しが一致する。ブラピくらいならどこにでもいるでしょうと、レオナルド・ディカプリオのどこが可愛いんだよと言う意見は母も交えて一致した。親子の絆を実感(うそ)。ディカプリオは、10代の頃は可愛かったよ。ブラピも、テルマ&ルイーズの時が良かったな。またこれから良くなるかもね。



2月6日>

今日は金曜日。というわけで、前の席のラテン系の方のテンションは上がりまくっていた。朝から唄う、独り言を言う、そしてまた唄う。まさにひとりミュージカル状態。慣れない頃は気になったけれど、最近はなんとも思わない私なのだ。そしてその隣の席のMさんが、こっそりとやってくれるラテン系の方の物まねの上手いこと!!彼女は一見とっても普通のお嬢さんなのに、その発言がものすごく面白かったりするんだよな。
今朝の頭の中の曲は、何故かゲゲゲの鬼太郎だった。ねずみ男バージョンね。たまにめだまおやじが「おい、きたろう!」なんて言っていたりして、全く自分ながらわけわからない状態だったよ。



2月5日

朝、駅まで向かう車の中で聞いたんだけれど(ラジオね)、ニッカネンがヘルシンキのクラブでストリッパーになっているんだって。オリンピックで金メダルをとったのって、そんなに前じゃあなかったよね。うーん、人生谷あり谷あり。って、谷しかないじゃないか。それじゃあ谷は谷ではなくなる。それもかなり嫌だけれど。
頭の中の曲はにちようび。蜂になろうよ、このまま淡い記憶の花を探しながら。おーさむこさむって歌、あるよね。山から小僧が飛んできた。ヤマカラ小僧だと思っていた人がいるという事実が今日発覚。当人は真実を知り、動揺を隠せない様子であった。そして人生は続く。山から子象だったら面白いのに。その場合はやっぱりダンボなのだろうか。ところでダンボってなにゾウなんだろう。インド象?アフリカ象?あの耳からは判別不可。母親から探るしかないか。



2月4日

体調は良くなったものの、忙しさのせいかちょっと疲れているみたい。帰りに東京タワーの幻覚を見てしまった。別に変な薬はやっていません。風邪薬も飲んでいないし。あ、肝油ドロップを舐めたけれど。あれ、美味しいよね。幼稚園で毎日もらっていた、懐かしい味。私が舐めているのは、あの昔の子供の顔のやつではなくてビタミンCが入っているやつ。大人は一日4つまで。でも私は体が小さいから3つにしています。美味しいから沢山なめたくなってしまうのだが、そこは我慢しよう。しかし、車を運転していて突然前方に東京タワーが見えたときには笑った。大丈夫なのか、私は。
今日の頭の中の曲は、恋の暴走ローリー寺西バージョン。この曲で脳内麻薬が出まくっているのかもね。夕暮れにひとりで暴走。やたらタイプが早くなる。そういえばこのページを見た友人が、恐ろしく私らしいと言っていた。表紙からひろみモード炸裂、文体はまるで話し口調と一緒だしと、大笑いされていた。それが良いのか悪いのかはわからず、嬉しくも悲しくもない私であった。今晩は愛のオーラを聞いて寝ようっと。



2月3日

朝から頭の中で、小沢健二の曲がかかっている。この線路を降りたら虹を架けるような誰かが僕を待つのか。けんちゃんの曲が朝から頭に鳴り響いている時は、大抵調子が悪いのだ。あーあ、なんて思いながら口ずさんでいた。帰りにレンタルCD屋さんに寄る。スパイラルライフを借りようと思いつつ、何故かスガシカオを借りていた。まあいい。最近は許容範囲が広くなったなぁ。先日は弟にも感心されたよ。私も大人になったものだ。家に帰って食事を済ませて"鑑定団"と"うたばん"を交互に見ていたら、なんと小沢健二が出ていた。どうしちゃったの?その髪型は!という感じ。ま、いっか。ドゥワチャが終わっちゃってから、本当にオリーブを買うのをやめちゃったよ。カジ君は嫌いではないけれど、あのへたっぴいな歌と半ズボンはどうもいただけないぞ。あれじゃあまるで、10円ハゲのはなたれ小僧みたいじゃないか。



2月2日

夜はテレビ三昧だった。音無可憐さんは相変わらずスパークしていた。あの、ぐんじぃの友達役の髪の短い女の子がちょっと可愛い。あと草刈正雄のお父さんは良い。中谷美紀が出ているというだけで、あのつまらないドラマを見ているのだけれど、今日は一瞬だけ良いシーンがあった。ここぞって力を入れたなぁって感じ。中谷美紀って透明感があるよなぁ。あのわけ分からない髪型も許せるもん。金子賢は"キッズリターン"のときにものすごく良かった。相棒だった安藤君同様、テレビドラマだといまひとつなのは仕方ないか。そういえばシャズナの今の曲って(何ていう曲か忘れたけれど)おねぇ又は兄貴のキーワード満載じゃない?狙っているのかなぁ。三島とかワイルドとかコクトーとかを連想させる言葉が沢山出てくるんだけれど、考え過ぎか。考えすぎだよな。



2月1日>

荻原健司の調子が気になるのだ。ここのところずーっとジャンプが悪いと聞いているけれど、長野はどうなんだろう。本人が納得できるような結果になれば、メダルはどうでもいいんだけれど。なにしろノルディック複合なんていう、わけ分からない(私だけかもしれないけれど)競技がこれほど楽しく見られるようになったのは彼のおかげだからな。クロスカントリーって、本当に地味できつそうだよね。



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