marraskuu : 11
*ウラニッキ*

 

 11/22, sunnuntai

いつかのウラニッキに書いた、オフコースと和解しつつ遠離ってしまった私の友人からそのアルバムを借りた。って言っても、別に私が聞きたいから貸してくれって頼んだわけでもなく、無理矢理貸してくれたって感じなんだけれど。そんなわけで、一応聞いてみる。かなり笑えるものもあるが、思ったのは区クイーンに似ているって事。そのアルバムって年代順になっているのだが、一時期は本当に良く似ていた。ギターなんかもう、ブライアン・メイ?って感じ。しかし詩が臭い。この時代って、こんな感じだったのかなぁ。ようわからん。小学校入学時にあがた森魚の赤色エレジーをピアノで弾きながら歌っていた私には、オフコースの世界はよくわからないわ、実際。なんて話を友人にしたら、あがた森魚の方がわからないよと言われたけれど。今日、久しぶりに赤色エレジーを聞いて、ついつい思い出してしまった。ところであがた森魚は今、何をされているのだろうか。そういや、メトロファルスっていたなぁ。ヨタローさんは何をしているのだろう。

 11/21, lauantai

目覚まし時計のアラームをセットする。これ、他にどうゆう言い方があるのかな。私の友人は「起きる時間に仕掛けておく」という。なんかその"仕掛けておく"っていう言い方は間違いではないとは思うけれど、何かおかしいよな。仕掛けるっていうと、まるで時限爆弾かなにかみたい。あ、時限爆弾も時計だよね。やっぱり仕掛けるのか、あれは。
スーパーでケチャップとかマヨネーズを買う。使う時にはあのガサガサとしたビニールの外袋から出して、その外袋は捨ててしまう。大抵の人はそうするものかと思っている。しかしその"仕掛ける"友人は違うんだな。外袋にいれたまま使っている。で、そのまま冷蔵庫にしまっている。主婦歴三年のその友人だが、その習性は変わらず。しかしある日、旦那に「袋に入ったままだとガサガサしてうるさい」と言われたんだそうな。仕方がないので、食卓に出す時には外袋から出し、冷蔵庫にしまう時にまた、外袋に入れているんだって。なんでそんなにあのビニール袋にこだわるのかなぁ。なんかいろんな人がいて、本当に面白いよ。

 11/20, perjantai

そういや、昨日、筑紫さんの番組にクリントン大統領が出ていたよね。最近、忙しさの余りニュースもろくに見ていないからさぁ、来日するという話は知っていたけれど、いつ来るのかは知らなかったのよ。一瞬オマリーかと思ったんだけれど、やっぱりクリントンだよな、あれ。しかし、筑紫ちゃん、情けないのう。ガツンと言ってやれよ、ガツンと。どっかの主婦みたくさぁ。例の不倫問題についてどこかの主婦が尋ねたら、いきなり話題をかえやがって。まったく面白くもなんともないぞ、筑紫。媚びてどうするんだよ。一般の人の質問も、あまり面白くなかった。政治的な事なんて、質問した時点でどうゆう答えが返ってくるかわかりきっているじゃん。どうせだったら身長とか体重とか好きな食べ物とかを聞いてみたら?って思うくらい。私だったらとりあえず、年令を聞くよ。クリントンが何歳だか知らないもん。

 11/19, torstai

猫の背中には何かが仕込まれているらしい。uniの首の根元からシッポの付け根までを一気に撫で下ろす。すると必ずまん中よりちょっと下を撫でたところでシッポがにょろっと上を向くのだ。何度やっても、尻尾が上を向く。面白がってついつい何回も同じ事をしてしまうアホな飼い主の私であった。ちなみにいい加減uniは嫌がっている。そんなuniだが、最近は天袋を超えてカーテンレールの上にまで登るようになった。えっちらおっちらとカーテンをよじ登り、カーテンレールに前足をかけて登る。そんなところに登って何が楽しいのかはわからない。登りきったところで体勢を整え、満足そうな顔をしてこちらを見る。で、しばらくすると、降りられなくておろおろしているし。それだったら登らなきゃいいのにね。そういや隣のチロさんも、しょっちゅう隣の家の屋根に登っては"降りられないー"とニャーニャー鳴いているっけ。猫の性ってやつなのか、あれ。

 11/18, keskiviikko

残念ながら流星雨は見られなかったね。なんかスペインでは一時間に一万個の流れ星が見られたとか。想像もできないよ、それ。ま、流れ星は見る事が出来たのでよしとしようか。
いつだったか、ニュースステーションで広島カープのキャンプ風景を特集していた。その時初めて知ったんだけれど。っていうか、正確にはちょっと小耳にははさんでいたものの気のせいだと思っていたんだけれど、カープの今の監督って達川なのね。うっそだろーっていうのが、正直な気持ち。で、その達川監督がどんな練習をさせているのかというとだ。これがコテコテコテの根性野球なんだよ。もう、見てるいるのがつらいぜ。って、別に血と汗と涙で目が開けられないっていうんじゃなくて、あまりに根性入りすぎちゃってキツイのよ。いや、いいんだけれどね。これで強いカープになってくれれば。別にファンでもなんでもないけれど。しかしさぁ、広島が達川監督ならやっぱりタイガースには川島監督が欲しかったよな。川島こそがタイガースって気がするんだけれど。

 11/16, maanantai

明日の夜から明後日の早朝にかけて、"獅子座流星群"というものが見られるらしいよ。流れ星なら何回も見た事があるけれど、なにしろ今回のは"群"だからね。33年周期で見る事が出来る獅子座流星群の西洋画を見た事がある。その絵によると、空には無数の流れ星が流れて落ちていた。雨が降っているような感じ。その様子を実際に見た人が、「世界が火事だ」と叫んだという話も聞いた事がある。実際にそんなものがこの目でみられたら、かなりすごいよな。18日の午前4時台が一番見易いとテレビで言っていた。楽しみなり。流星雨、降ってくれよ。

 11/15, sunnuntai

今日はエリザベス女王杯じゃあありませんこと?なにをかくそう私はG1レースで一番好きなのがこの"エリザベス女王杯"なのだ。ああ、有馬記念も好きだけれどね。そういや先週の菊花賞では、逃げ馬がそのまま逃げ切っちまったんだっけ。あれは本当にすごいことだよ。距離を考えたら、逃げ切るなんてとうていムリだもの。いやぁ、たいしたもんだね。あまりのすごさに感激して、言葉を失ったもの、私。
そんなわけだが、今日のエアグルーヴは残念だったね。武君が乗れなかった時点で、なんか危ないって気がしたもの。別に武なら勝てるとかそうゆう事ではなくって、そうゆうアクシデントってやっぱり影響ありそうだものね。全くさぁ、斜行してるんじゃないよ、武って感じだよな。
あ、そういや、本日の女子マラソン。浅利、優勝したねぇ。嬉しいのなんのって、私はずーっと浅利選手を応援していたのよ。いつか絶対に優勝してもらいたいと思っていたのだ。良かったのう。

 11/14, lauantai

ドリカムが解散するってほんと?っていうか、もう、その存在すら忘れていたけれど。なにかのラジオ番組でそれを聞いたとき、ちょっと気になった事。ドリカムの事を「日本一有名な三人組」と言っていた。おいおいおい、三人組と言ったらどう考えたって一番先に思い出すのはレッツゴー三匹だろう。じゅんでーす。ちょーさくでーす。って、もう一人の名前が浮かんでこないけれどさ。ああ、てんぷくトリオっていうのもいたぞ。三人のうちの二人は死んじゃっているけれどね。チャンバラトリオは実は四人組でトリオじゃなかったりするし。なんて考えつつ新聞を見ると、ぴんからトリオの一人が亡くなったそうだ。ぴんからトリオって、あまり記憶にないんだよな。ぴんから兄弟の歌を歌っていた人の顔ならわかるけれど。と思いつつ、頭の中に浮かんだのは殿様キングスの人の顔だった。しかし"殿様キングス"ってすごい名前じゃない?お前、一体誰なんだよ?って感じだよな。

 11/13, perjantai

残念な事に、昨日淀川長治さんが亡くなられた。このページを見てくださっている淀川さんを知る人からのメールに、"最近は小さくなってしまってお身体が心配です"と書かれていたので、それなりに覚悟はしていた。おそらく私より先に亡くなるのだろうと、いつかはこの日が来るとは思っていたのだけれど。かなり前、中学生くらいの頃に文庫本何冊かなる淀川さんの自伝を読んで以来、淀川さんマニアなんじゃあないだろうかというくらい、淀川さんが関わる本などを読みつづけている。毎週、映画評を書かれてているアンアン(おそらくアンアンの編集長が淀川さんの姪にあたるという縁からだと思うけれど)も以前は毎週買っていた。やたらと広告が多く重くて仕方が無いのと処分するのに困ってしまうという理由により、ここのところは購入は控えて立ち読みで済ます事にしていたが。自伝の次に面白いと思ったのが、淀川さんと蓮見さんと山田さんの対談による"映画千夜一夜"という電話帳くらいの厚さの本。本音炸裂。これらの本を読んで淀川さんを知ると、その評論や解説の言葉の意味をより深く知る事が出来て面白い。言葉では褒めてはいるけれど本当は嫌いなんていう見えない言葉が見えてきて、読んでいるこちらが笑ってしまう。映画千夜一夜の中で最近思い出すのは"グッドモーニング バビロン"についての話。タヴィアーニ兄弟によるこの映画、私から見ると駄作なのである。で、蓮見大先生も「いけません」みたいな事を言っている。しかし淀川さんはこの映画をかっている。グリフィスのイントレランスという映画に出てくる"象"。あれにまつわる話なのだが、今、そのテーマで映画を作ったという事が淀川さんを引き付ける大きな要因となっているらしい。私もその時は"ふーん、なるほどね"と思っただけだったのだ。しかし最近、ブルースブラザース2000を見て、その言葉を思い出した。これ、ブルースブラザースを知らない人が見るとなんでもない映画だが、それを愛している人が見ると宝のような存在になる。ダン・エイクロイドの踊る姿を見ながらぼんやりと考えていた。ちなみに淀川さんもブルースブラザース2000はお気に入りだったそうだ。

 11/12, torstai

なんか11月は"快適通勤推進月間"なんだってさ。そんなの初めて聞いたよ。なんなのよその"快適通勤推進月間"って。そんなの、全然推進されていないじゃん。と、そうは言いつつも、通勤ラッシュなどは一時期と比べてかなりの勢いで緩和されているようだ。一時期は乗車率250%なんてこともあったらしいが、現在は186%くらいになっているとのこと。これはえらい違いじゃないか。本当かなぁ。毎朝、なんで?ってくらい混んでいる電車に乗っていると、どうもその数字はピンとこないんだけれど。
一時は、朝のラッシュ時に電車からはみだしそうな人たちの背中を押して電車に詰め込む"押し屋"というのを見かける事があった。それがフランスになると、"締め屋"というのがいるらしい。電車内の混雑を和らげるために、必要以上に人を電車に乗せないようにする。ホームに人を残して、次の電車に乗るように促すのが"締め屋"さんのお仕事なんだって。そういや、サンフランシスコの"相乗り車線"の話を聞いたことがある。車で通勤する人が大いサンフランシスコでは、渋滞をなくすために人が二人以上乗っている車だけが通れる車線というのを作ったんだって。しかし結局、ひとりでマイカー通勤する人が多すぎるためにそれ以外の車線でやたら渋滞が起こっているとのこと。朝の渋滞は精神衛生上よくないからなぁって、自分のその渋滞の一部なんだけれどさぁ。しかし国が変わっても、朝の通勤の苦労ってあるものなんだなぁ。

 11/11, keskiviikko

椅子に座って仕事をしている状態の私に何かを話しかける人。多くの人は、全く姿勢をかえずに立ったままそのままの格好で話し始める。人によっては目線の高さを合わせようと屈みこんだり、話が長くなりそうな人は近くにある椅子を持ってきて座って話し出したりする。身長二メートル、体重120キロの超大型新人鉄人28号は、何故か片膝をついて話し掛けてくる。まるでホスト座り、もしくは王子様座りかって感じで笑ってしまった。しかしそれにはちゃんとした理由というか、原因があったのだ。聞くところによると、彼は関西の某大学では有名なアメリカンフットボールの選手だったとのこと。知らなかったぜ。ちなみに現在は事情によりラグビーをされているが。って、会社にアメフト部がないからなんだけれどさ。そんなわけで、その"片膝をついた座り方"は王子様でもホストでもない"アメフト座り"なのであった。
学生時代は有名な選手だったとはいってもなにしろアメフト。ラグビーやサッカーと違って、かなりハードな防具をつけている。あのヘルメットのようなものをかぶっているので、名前だけは有名でも案外と顔は知られていないらしいよ。しかし素顔を知っている職場の私達。それって、タイガーマスクの素顔を知っているようなものなのだろうか。いや、かなり違う様な気もするけど。でもまあ、なんかちょっと得したよう気分だ。しかし自慢は出来ないな。

 11/8, sunnuntai

コーヒーカップのお湯をこぼして火傷をしてしまった友人。思いのほか症状が重かったのは、パジャマの上からお湯をかけてしまったという事とその直後にパジャマを脱いでしまった事が原因のようだ。私も初めて知ったのだが、服の上からお湯などをかけて火傷をしてしまった時は、服を脱がずにそのまま服の上から一時間くらい水をかけるのだそうだ。そしてそのままの状態で医者に行く。服はその場で切るのだそうだ。ふむふむ。忘れないようにしようっと。ちなみに私は以前、使い捨てカイロで火傷をしたことがある。結構情けないものあり。でも痛かったなぁ。
先週初めて見て、すっかりそのバカさ加減に大笑いしてしまってタイマー予約までしてしまったギンガマン。夜、見てみようと思ったら、なんと肝心のビデオテープがセットしていなくてかすってしまった。あーあ、楽しみにしていたのに残念なり。来週こそはちゃんと見るぞ!って、そんな誓いをたててどうするって気もするけれど。

 11/7, lauantai

どっかの誰かに聞いたのだが、男性は大きくわけて二つのタイプがあるそうだ。ロリコンとマザコン。うーん、わかりやすいのう。で、ロリコン男とマザコン男とどっちが良いかと以前にいろんな人にリサーチしたところによると、圧倒的勝利をおさめたのがマザコン男だった。これもわかりやすい結果だったな。だって、多くの場合は母親に育てられているわけだから、そりゃあ仕方がないよねぇ。あまり極端だとまずいけれど。
ところですっかり秋である。秋っていうか、もう冬になるだろーって気もするんですけれど。秋と言えば、チョコレートの新製品が出まくる季節である。悪いけれど、チョコレートの新商品に関してはちょっとうるさいよ、私は。って、別に何も言わないけれどさぁ。なにしろスーパーやコンビニエンスで新商品を見る度に買う。そこに10種類の新製品が出ていたら、その10種類は全て買う。そして家に帰って、全てをちょびっとずつ食べるのだ。ひとりマーケティングしてどうするって感じもするけれど、毎年の恒例行事なんで仕方がない。なかなか美味しいなぁと思うものもあるけれど、「これは美味しい!また買ってこよう」とまで思うものはなかなかないのだよ。ここ数年でのヒットといえば、ポルテかなぁ。一昨年に不二家から出ていたチョコレートも美味しかったが、今年はまだお目にかかっていないぞ。ちなみに今年はまだ、それを超えるものはなし。ちなみに私の定番チョコは、デメルの猫の舌チョコレートの青箱。こりゃあ永遠の定番商品だ。

 11/6, perjantai

インフルエンザの予防注射ってあったよなぁ。なんか最近アメリカでは"注射"ではなく"鼻スプレー"を使っているのか使おうとしているのだそうだ。(めっちゃ曖昧)数字で見ると、予防注射をしてもインフルエンザになってしまう人13%と比べて鼻スプレーチームはたったの2%ということで、鼻スプレーチーム大勝利なのだ。そんなもの、とっとと日本でも使っておけばいいのに。大体、その年にやってくるインフルエンザのタイプって、夏にはわかっているって話じゃないか。薬事法とかがあるから、薬が追い付かないんだろうけれど、わかっているのにみんなでウイルスに侵されているのもなんだよな。あれって中国のブタさんからやって来るんだよ、確か。そういや、去年か一昨年には中国の鶏さんからもウイルスがやってきたっけか。毎年毎年発祥地は同じ。わかっているのに大流行してしまう。ひょっとして習慣なのだろうか。毎年一度ははやり風邪をひく。今年は風邪をひかなかったから、どうも何か物足りないよ、なんて。なんか悪い事が起こるといやだからちょっとうつりに行ってくるかなんて、わざわざ人込みの中に出かけちゃったりしてね。私は嫌だけれどね、インフルエンザなんて。

 11/5, torstai

今日は風が強かったなり。おかげで髪は大爆発。なんか、あまりボリュームが出ない方がいいのかなぁなんて思っていたんだけれどさ。今日の風により膨らんでしまった髪を見て、この方がいいじゃんと思ってしまった。いやぁ、なんか良いわ、この髪型。すっかり気に入ったわい。なにしろ楽だし(って、そればっかり)。ところで私は髪を染めていないのだ。もともと真っ黒ってわけでもないし。しかしこの髪型にした時、ちょっと黒じゃあ重いんじゃあなかろうかと思い、一瞬チャパツキーにする事を考えた。しかし実際、黒い方が良い。なんか黒い方がパンクだよ。ってさぁ、社会人になってパンクもないけれどさ。この髪型で茶髪は普通すぎるでしょう。つまらん。そんなわけで、染めるのはやめたのだ。

 11/4, keskiviikko

フィンランド語には12の月のそれぞれに独自の名前がある。なかなかそれが面白いのだ。1月がtammikuu、2月がhelmikuu、3月がmaaliskuu・・・と続けば"kuu"の部分が"月"であるのはわかる。それ以外の言葉はどうなのかと言うと、1月のtammiは樫の木、2月のhelmiは真珠。と、この"真珠"というのは貝の真珠ではないのだ。木の枝に積もった雪が溶けて出来る水滴の事なんだって。綺麗だよな、さすが2月。私の生まれ月だけあるよ。ちょっと恐いのは11月のmarraskuu.このmarrasというのは"死人"という意味なのだ。フィンランドって冬が長いからなぁ。12月のjoulukuuのjouluは" クリスマス"という意味。そのまんまじゃんって気もするけれど、クリスマスの月と言いきってしまうあたりがなんとなく好きなんだよな。

 11/3, tiistai

日々の泡と井戸端の話(ウラニッキ)の表紙に書かれている各月を表す文字はフィンランド語なのだ。フィンランドの言葉なんて聞く気にならなければ一生聞かないでいるんだろうなぁと思っていたけれど、最近、テレビのコマーシャルなんかで聞く事が出来てしまった。キシリトールかなんかのガムのコマーシャルだったと思うけれど、フィンランドの小学校の授業風景がそう。正真正銘のフィンランド語である。授業が終わって生徒が帰ろうとしている時の先生の言葉、「ヘイヘイ」はまさしくフィンランドのお言葉。それではまた、とか、そんな感じで私は使っていた。ちなみにフィンランドの方々は相づちをうつときに「ニーン」と言う。伊藤四郎テイストでなんか笑えるが、これは本当のことである。フィンランド語はなにしろ言葉が長い。しかも格が15もあったりする。日本語では「目」とか「手」とかで済まされる単語も、いちいち変化してしまう。数字まで格変化してしまうのだ。冠詞がないのは有り難いが、否定語が動詞だったりとややこしいこのうえない。語彙も他の国とは全く違っているからいちいち覚えなくてはならないし。しかし、そんな最初のややこしささえ消えてしまえば、比較的覚えやすい言葉なのではないかと思う。思うんだけれどね、その最初のややこしさでつっかかったままの私には、断言は出来ないけれど。

 11/2, maanantai

自分じゃ見えていないからよくわからないのだけれど、パーマをかけたことにより随分と印象が変わってしまったようだ。そんなもんかなぁ。現在、どんな髪型になっているかというとなかなか説明しづらいのだが、 なんか小泉今日子が同じような髪型にしているとか誰かか言っていた。ってさぁ、小泉さんってCMではストレートだよね。ショートボブにツイストのパーマがかかっている状態だよ。ロットを使わずにくるくるくるとねじってピンでとめたままパーマをかけるとこんな具合になるんだ。思ったよりずっと時間がかからずに手軽にかかってしまった。セットをするのは水で濡らしてムースをつけて手で整えるだけと、これまた超簡単で私に向いている。
そんなわけで、今日はいちいち会う人ごとにコメントをいただいたり同じ質問をされたりしてしまった。笑顔で答えつつもけっこう鬱陶しかったなり。女性はダイレクトに感想から言ってくれる。「可愛いじゃん」と言われれば「いつもじゃないですかぁ」と答える。これは楽。面白い事に男性は「髪型かえたの?」というところから入ってくるので面倒臭い。心の中では「見りゃあわかるじゃん」と思いつつも「いやぁ、そんなに女っぽくなったとか言われると照れますよー」と答える。相手が返答に戸惑っている隙にとっととその場を去ってしまうという極悪非道の手段をとってしまいましたわ、今日一日は。
女性の感想もいろいろで面白かった。「強そうな感じがする」と言うのは、比較的年輩の方。この辺りの方々から見ると、今までより少年っぽい印象になったらしい。しかし隣の席のIさんなどは「少年っぽい印象が、全くなくなったよ」と、正反対の事を言っていた。なんだい。するってえと、今まで少年っぽかったのかい、私は。知らなかったよ。それにしても私は、他人から見た自分というものにあまり執着しないようだ。なんっつってもひろみ様だからな。そんなもんだろ。

 11/1, sunnuntai

今朝は7時からこたつに入ってテレビを見ていた。平日の朝などにテレビを見る習慣がないので、これはかなり珍しいことなのだ。チャンネルをばしばし変えているとノルウェーの風景が。「世界の結婚式」という番組らしい。ノルウェーを旅行したときは、フィヨルドからフィヨルドを渡り歩き自然をうんざりする程満喫した。「もう、一生来なくてもいい」と思うくらいだったのに、その番組を見ているとまた行ってみたいような気がしてしまった。単純やのう。そんな事を考えつつチャンネルを変えていた。おお、こんな時間にはお子さま向け番組もやっているのか。つい見てしまったのが「ギンガマン」。
今だからこんなに冷静になっていられるけれど、この番組を見ている間中、私はずっと笑いっぱなしであった。ガンガンギギン、ギンガマン!こんなテーマソングからしておかしすぎるんだけれど。なにしろ悪役の顔が間抜けすぎ。恐くないんだよ、全然。笑わせてどうするんだよ、悪役!詳しくはわからないんだけれど(っつか、詳しく知っていたら自分なりに嫌だけれど)、ゴレンジャーとかからの流れらしくギンガマンは5人いる。で、レッドだのブルーだのグリーンだのって5色に分けられていて、ピンクが女の子なのもお約束通り。技をかける前に、いちいち自己紹介するのもお約束通り。悪役もさぁ、自己紹介されているなよって感じだよな。いいやつなんだもん、悪役のくせに。やけに芝居がかった演技の役者たちにも笑えたし、役の上での彼等の私服にも爆笑。デビュー当時の光ゲンジじゃないんだからさぁ、サテンはやめてよ、サテンは。なんでこのテの番組って、進化しないんだろう。謎だよ。で、思いっっっっきりわらったのが、番組の終わりにかかる曲の時の映像。ギンガマン達が馬にのって走っている。なーにもそんな格好をして馬に乗らなくってもさぁぁぁと思いつつ気が着いた。その馬までもがギンガマンカラーのマスクをしていたんだよ!レッドが乗っている馬は赤のマスク、ブルーが乗っている馬は青のマスク・・・といった感じで、馬までもがギンガマンだったのだ。マスクだけではない。なーんか足にまで各色のレッグウォーマー(としか言葉が思い当たらない)みたいなものを巻き付けているし。おいおいおい。朝っぱらからこんなに笑わせていいのかよ。もう、涙まで出てきたよ。どうするんだよ、ギンガマン。銀河をつらめく伝説の刃、ギンガマン!やんなっちゃうなぁ、もう。しょーがないから、次回も見ようとタイマー予約までしちゃって、どうするんだよ、私。
話は思いきり変わるけれど、今日は秋の天皇賞の日であった。サイレンススズカは武豊が騎乗するようになってから、本当に上手に走れるようになった。不利なのは承知だけれどサイレンススズカなら勝てると思っていたのに、あんな結果になるとは。骨折してしまったのなら安楽死は仕方がない。というか、殺すしかない。最初の頃は本当に間抜けな馬だと思っていた。武豊が騎乗するのなら天皇賞は絶対にサイレンススズカの物だと思っていたのに。レース中に骨折をしてしまう。賢い馬は、その場に倒れるような事はしない。サイレンススズカも、画面で見る限りではかなりの勢いで骨折しているのにも関わらず、しずかにその場から離れていた。どこから見ても骨折。それを見た瞬間に涙が出た。三年程前に、ライスシャワーが骨折してすぐに薬殺された時の事を思い出してしまう。仕方の無い事とはわかっていても、実際泣ける。今後もこうゆう場面を見ることがあるのだろう。その度にまたきっと泣くんだろうな。どうしようもない、もう。

text top/ HOME/ MAIL